晴れの国おかやま6月号 (令和6年6月発行・テキスト版) 目次 特集:災害に備える岡山に  知事あいさつ   記事1 確認しよう(2件)  記事2 準備しよう(2件)    記事3 地震が発生したら?(自宅の場合)     記事4 岡山県庁舎の耐震改修が終了  県政フラッシュ(1件) おかやまかわら版(6件) プレゼントアンケート(1件) 特集:災害に備える岡山に 知事のあいさつ  甚大な浸水被害などにより尊い命が失われた平成30年7月豪雨から間もなく6年が経ちます。再度の災害防止を図る「真備緊急治水対策プロジェクト」として実施した小田川合流点付替え工事などが完成し、真備地区の復興は大きな節目を迎えました。  しかしながら、近年、さらに洪水や土砂災害が激甚化・頻発化しています。また、今年の元日に起こった能登半島地震の復旧・復興に向け全国が支援に取り組んでいる中、4月にも愛媛県・高知県で最大震度6弱を記録する地震が起きるなど、大規模地震災害の発生リスクも高まっています。  今後も、いつ起こるか分からないあらゆる災害から人命を守ることを最優先に、計画的な県域の強靭化や、県民が安心して住み続けることのできる地域づくりに取り組んでまいります。  県民の皆さん一人ひとりも、身近な災害リスクを正しく認識し、災害への備えをするなど、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。 岡山県知事 伊原木 隆太(いばらぎ りゅうた) 記事1 確認しよう (1)避難指示が出たら必ず避難  市町村から発令される避難情報や、気象庁が発表する防災気象情報を見て、的確な避難行動がとれるようにチェックしておきましょう。 (a)警戒レベル5 「緊急安全確保」(市町村が発令)  大雨特別警報、氾濫発生情報(気象庁等の情報)  命の危険 直ちに安全確保  ・すでに災害が発生している可能性が極めて高い状況。 (b)警戒レベル4 「避難指示」(市町村が発令)  土砂災害警戒情報、高潮警報、高潮特別警報、氾濫危険情報  危険な場所から全員避難  ・自治体からの避難指示に留意。  ・台風などにより暴風が予想される場合は、暴風が吹き始める前に避難を完了しておく。 (c)警戒レベル3 「高齢者等避難」(市町村が発令)  大雨警報、洪水警報、高潮警報に切り替える可能性が高い注意報、氾濫警戒情報  危険な場所から高齢者等は避難  ・高齢者等以外の人も必要に応じ、普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をしたり、自主的に非難する。 (d)警戒レベル2 大雨・洪水・高潮注意報(気象庁が発表)  大雨警報に切り替える可能性が高い注意報、大雨注意報、洪水注意報、高潮注意報、氾濫注意情報  自らの避難行動を確認   ・ハザードマップなどにより、自宅などの災害リスクを再認識するとともに、避難情報の把握手段を再認識する。 (e)警戒レベル1 早期注意情報(気象庁が発表)  早期注意情報(警報級の可能性)  災害への心構えを高める    (2)ハザードマップを確認しよう  ハザードマップとは、災害の危険度を地図上に表示したもの。浸水や土砂災害が発生する恐れの高い区域に着色しています。着色されていない場所でも災害が起きる可能性があるので、日頃から地域の災害の危険性を認識し、災害発生時には迅速な避難行動や災害応急対応を行えるよう、お住まいの地域のハザードマップをチェックしておきましょう。 (a)自分が住む市町村で探す  「岡山県防災マップ」を検索。自分が住んでいる市町村のマップをクリック (b)自宅エリアのリスクを確認  災害リスク(高潮、津波、浸水、洪水・土砂災害)や周辺地域の地形をチェック (c)避難ルートをチェック  浸水や土砂災害の恐れのある道を避け、避難できるルートをチェック。避難にかかる 時間、身を寄せられる親戚や知人がいるかなどの情報を家族で共有しておく 記事2 準備しよう (1)家族みんなで決めておこう (a)連絡方法  「災害用伝言ダイヤル171」のほか、家族の携帯電話、知人・友人・親戚の連絡先などを共有しておこう (b)避難場所へのルート  行き違いなどを避けるためにも、どの道を通って避難場所へ向かうのかを具体的に決めておこう (c)家族の役割分担  外に避難する際、ガスを閉める、ブレーカーを落とす、非常持出品を持つ、戸締まりするなどの作業の役割を決めておこう (d)非常持出品チェックリスト(一例)  ・水  ・食品(ビスケット、チョコ、乾パンなど)  ・防災用ヘルメット・防災ずきん  ・衣類・下着  ・レインウェア  ・ひもなしのズック靴  ・懐中電灯  ・携帯ラジオ  ・予備電池・携帯充電器  ・マッチ・ろうそく  ・救急用品  ・使い捨てカイロ  ・ブランケット  ・軍手  ・洗面用具  ・歯磨きセット  ・タオル  ・ペン・ノート  ・マスク  ・手指消毒用アルコール  ・石けん・ハンドソープ  ・ウェットティッシュ  ・体温計  通帳、現金、パスポート、運転免許証、診察券、マイナンバーカードなどの貴重品を一緒に持ち出そう!  他にも家族にとってなくてはならないものをチェックして入れておきましょう (2)防災情報を入手しよう (a)おかやま防災ポータル  リアルタイムで確認できる!  ・県内の気象情報  (注意報、警報、気象レーダーなど)  ・雨量情報  ・土砂災害情報  ・河川水位情報  ・河川カメラ情報 など (b)Yahoo!防災速報アプリ  さまざまな防災情報を敏速にプッシュ通知  ・緊急地震速報・地震情報  ・豪雨予報  ・大雨危険度  ・熱中症情報  ・自治体からの緊急情報 など  設定したエリアの緊急地震速報や豪雨予報、避難情報などをお知らせ (c)岡山県防災ガイドブック「ももたろうの防災」  岡山県での地震、風水害・土砂災害のリスクや、いざという時にとるべき行動、日頃からの備えなど、災害から身を守るために知っておきたい防災の基礎知識をイラストで分かりやすく紹介。子ども用、要配慮者用の別冊もあります。 (d)岡山県危機管理課公式X岡山県防災  防災情報や注意報・警報をいち早くお届けするのはもちろん、危機管理課の日々の活 動などを発信しています。ぜひフォローしてください。  【アカウント】@ okayama_bousai 記事3 地震が発生したら?(自宅の場合) 緊急地震速報の発表 1 頭を守り、安全確保  クッションやバッグなどで頭を守る。または、机の下にもぐり、机の足を持つ 2 逃げ道を確保する  揺れが収まったら、ドアや窓を開けて逃げ道を確保。ガラスの破片などに注意 3 火を止める  (無理せず、揺れが収まってから)火を消し、ガスの元栓を閉める 4 電気のブレーカーを切る  漏電などによる火災を防ぐ 5 避難する  非常持出品を持って指定の避難場所へ移動。戸締まりを行い、車は使用しない  問い合わせ:危機管理課 電話 086−226−7562 記事4 岡山県庁舎の耐震改修が終了 文化的な建築物をリニューアル  日本近代建築の巨匠といわれる建築家・前川國男の設計により昭和32(1957)年に建築された岡山県庁舎。築後60年を超え、耐震改修工事を施し全面リニューアル。建築当時の意匠を生かしながら、より魅力的な空間に生まれ変わりました。問い合わせ:財産活用課 電話 086−226−7236 ポイント1 近代建築の巨匠・前川國男がデザイン  近代建築の三大巨匠の一人、ル・コルビュジエ に師事した前川國男。県庁舎は平成28(2016)年、DOCOMOMOJapan(日本におけるモダン・ムーブメントの建築)に選定。周辺にある林原美術館(登録有形文化財)、天神山文化プラザも前川國男による設計です。 ポイント2 震度6強の揺れを想定し耐震補強  南海トラフ巨大地震にも耐えられるよう金属製の筋交いやパネルによる補強を100カ所以上に施工。また、72時間にわたって電力供給できる非常用発電設備も新設し、災害対策拠点としての機能を強化しました。さらに、複層ガラスや外壁・屋上・床下断熱材などにより、省エネにも大きく貢献しています。 ポイント3 新旧が調和した空間に  1階県民室の一角にギャラリーを設け、写真パネルをはじめ、建築当初と現在の模型などの展示で文化的価値を紹介。中庭も再整備し、県産石のベンチを設置。憩いの場として開放しています。また、食堂(7月中にオープン予定)はシンプルモダンな空間。建築当初からある金庫室の一部や、らせん階段も見ることができます。 見学ツアーも実施しています! 県庁舎の見学ツアーに関すること 問い合わせ:建築指導課 電話 086−226−7499 県政フラッシュ 今知っておきたい県政の情報 首都圏アンテナショップリニューアルオープン  平成26(2014)年9月のオープン以来、400万人を超える方々にご来館いただいている、東京・新橋の首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」が4月25日にリニューアルオープンしました。ご期待ください!  4月25日に実施されたオープニングセレモニーには、岡山県・鳥取県ゆかりのゲストとして、高橋大輔さん、ガンバレルーヤさんにもご参加いただきました。 リニューアルポイント! (1)1F 物販店舗  売場を充実させ、岡山の県産品をさらにアピールしていきます! (2)2F 飲食店舗  新しく大型モニターを設置!県内の美しい季節を映し出します。同窓会にご利用の際は、写真を投影して思い出話に花を咲かせてはいかがでしょうか? (3)多目的スペース  新たに Wi-Fiを完備した多目的スペースとしてリニューアル!移住・しごとのご相談や、事業者の皆さまの商談にもご利用いただけます(要予約) プロモーションゾーン・催事スペースでイベントをしませんか?  1階プロモーションゾーン(店舗入口付近)、2階催事スペースは、試食・実演販売や、PRイベントなど、さまざまな催しにご利用いただけます。首都圏での販路開拓などの情報発信にぜひご活用ください。利用条件など、詳しくはとっとり・おかやま新橋館HPをご覧ください。  場所 東京メトロ銀座線新橋駅(3番出口 ビル直結)徒歩すぐ JR新橋駅(銀座口)徒歩約1分  問い合わせ:マーケティング推進室 電話 086−226−7365 おかやまかわら版(6件) 1 木造住宅の耐震診断・耐震改修の費用を補助  近年、全国で地震が頻発し、古い耐震基準で建てられた住宅が多く倒壊・損傷しています。  県では、今後発生が予想される大地震から県民の生命や財産を守るために、昭和56(1981)年5月以前に建てられた木造住宅の耐震診断や耐震改修費用、安価で対策できる耐震シェルターや防災ベッドの設置費用を補助する制度を設けています。ご相談は各市町村窓口まで。  申込締切 12月27日(金曜日)  問い合わせ:建築指導課 電話 086−226−7504 2 HPVワクチン「キャッチアップ接種」来年3月まで  子宮けいがんは、ワクチン接種と検診で予防できるがんです。平成9〜19年度生まれの女性でHPVワクチンの接種機会を逃した方は、公費(無料)接種が可能です。キャッチアップ接種は、令和7(2025)年3月で終了となります。接種は3回必要です。夏までに1回目の接種をしましょう。    問い合わせ:疾病感染症対策課 電話 086−226−7331 3 自転車の傘さし運転はやめましょう  雨の多い時期ですが、自転車を運転すとき、傘をさしていませんか。傘を持ったまま、ぬれた路面を片手ハンドルで運転すると、自転車がふらつき安全な運転が困難になります。自転車の傘さし運転は違反です。歩行者などにぶつかる事故のリスクも高くなります。自転車の傘さし運転は絶対にやめましょう。    問い合わせ:警察本部交通企画課 電話 086−234−0110(代表) 4 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」サポートスタッフ  9月28日(土曜日)〜11月24日(日曜日)開催の「森の芸術祭 晴れの国・岡山」では、運営のサポートスタッフ(ボランティア)を募集します。約2カ月間の芸術祭の会期中、国内外からの観光客やアーティストとの交流を図りながら、森の芸術祭を一緒に盛り上げましょう。    申込締切 10月31日(木曜日)  活動期間 夏頃〜11月24日(日曜日)  問い合わせ:「森の芸術祭 晴れの国・岡山」運営スタッフ事務局 電話 050−1807−7050 5 「おかやまマラソン2024」ボランティア  11月10日(日曜日)開催の「おかやまマラソン2024」を支えるボランティアを募集します。    活動日・内容 11月8日(金曜日)…ランナー配布物封入作業            9日(土曜日)…ランナー受付、会場誘導など           10日(日曜日)…ランナー誘導・案内、      手荷物預かり・返却、ランナーサービスなど  申込締切 7月31日(水曜日) ※個人は6月3日(月曜日)から募集開始  人数・区分 団体(5人以上)…4000人程度        個人(1人または2〜4人のグループ)…500人程度  問い合わせ:おかやまマラソン実行委員会事務局 電話 086−226−7908 6 開所40周年記念展覧会「吉備から岡山へ」  岡山県古代吉備文化財センター開所40周年を記念して、「吉備から岡山へ〜最新の発掘調査成果から〜」と題した展覧会を開催します。近年に発掘調査した遺跡や見つかった出土品を取り上げ、そこから見える人々の暮らしやまつり、墓や城などについて紹介します。  場所 岡山県立博物館  期間 6月20日(木曜日)〜7月21日(日曜日)9:00〜18:00  定休日 月曜日 ※祝日の場合は翌日  料金 大人250円、65歳以上120円、高校生以下無料  問い合わせ:岡山県古代吉備文化財センター 電話 086−293−3211 6月号プレゼントアンケート  今月の紙面の分かりやすさについて、ご意見をお聞かせください。  @とても分かりやすい  A分かりやすい  Bどちらでもない  C分かりにくい  Dとても分かりにくい  回答者の中から抽選でしょうゆ屋さんのオススメ詰め合わせを6名にプレゼント  応募締め切り:7月12日(金曜日) 6月号プレゼントご応募はこちらから