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「県政への提言」に寄せられた御意見・御提言(平成25年10月分)
御意見・御提言の件数
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 累計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
32 | 40 | 32 | 19 | 29 | 22 | 38 | 212 |
主な御意見・御提言の内容(10月分)
お寄せいただいた御意見・御提言に県から回答したもののうち、主として県の施策や取り組みに関するもので、広く県民のみなさんに知っていただきたいものを掲載しています。
○ 県道の路線経路変更について |
○ メガソーラーの普及について |
○ 子育て家族支援について |
○ 水島での企業活動について |
○ 委員の公募について |
○ 県のPRについて |
○ 笠岡ふれあい空港でのオスプレイ訓練について |
○ 成田空港への空路開設について |
○ 県道の路線経路変更について
(問)
笠岡市の県道433号青島新開神島外港線は、路線の北側に国道2号笠岡バイパスが通り、両路線との間は僅かで500メートルにも満たない距離で2キロ以上にわたり並行しているが、現行の路線経路を笠岡バイパス経由に変更することは検討しないのか。
笠岡バイパスの開通により、並行する区間は地元民が主に利用するのみの状態になっている。他県では代替路線が確保され、地元民が主に利用するのみとなった路線は、市道への移管がなされているが,岡山県は行わないのか。
青島新開神島外港線を笠岡バイパス経由の経路とした場合,起点は変更せず、県道195号神島外港線の神島大橋南詰交差点から笠岡バイパスに入り、笠岡湾干拓地の調整池東側を通って、現行の路線に出るという経路が考えられる。その場合、起点は変更とならないため、路線名の変更は生じない。また、神島大橋南詰交差点から笠岡バイパスまでの間は、市道となっていることから、県道より格下の路線が非掲載の地図では、笠岡バイパスが他の路線と繋がっていないかのように記されることが解消され、交通量が予想より低迷している笠岡バイパスの利用促進につながる。それに笠岡バイパスと現在の青島新開神島外港線を結ぶ笠岡湾干拓地の市道が、青島新開神島外港線となることで、福山方面及び新笠岡港と神島外港を直接繋ぐ国県道網が形成されることになる。
均衡ある県土形成の観点からも笠岡バイパス並行区間の経路変更は望ましいと思うがどうなのか。経路変更には、笠岡市との協議や地元住民の同意が必要で、解決しなければならない諸問題があれば容易でないというのはわかるが、ほぼ改良されている路線であり、かつ国道と並行している状態は、不必要な支出を抑えなければならない県の厳しい財政状況から考えても好ましいことではない。
(答)
道路法において、一般国道は、「全国的な幹線道路網を構成」するものとして、都道府県道は、「地方的な幹線道路網を構成」するものとして位置づけられているところであり、倉敷市と広島県福山市を結ぶ地域高規格道路の一部を構成する道路として整備が進んでいる一般国道2号笠岡バイパスと県道青島新開神島外港線とは、その役割が異なるものと考えておりますので、御提言いただいた路線変更については考えておりません。
(道路整備課)
○ メガソーラーの普及について
(問)
9月29日の山陽新聞に岡山県は岡山空港の滑走路南側の斜面で、メガソーラーの建設を進めている。とあるが、価格面でメガソーラーが普及するのは、いつ頃になるのか。
(答)
お寄せいただいた「価格面でメガソーラーが普及するのはいつ頃でしょうか」とのお尋ねについてですが、火力や原子力、水力に係る発電コストに比べて、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーは高コストであることから、国では、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付ける(「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」といいます。)ことにより再生可能エネルギーの普及をすすめることとしています。
これにより、県内で稼働中のメガソーラーは、9月末で17箇所となっており、今後も整備が進むものと考えます。
(※県内のメガソーラーの稼働状況については、県新エネルギー推進室のホームページ(http://www.pref.okayama.jp/page/342487.html)で公開しておりますので、御覧ください。)
再生可能エネルギーの発電コストは、今後、技術の向上や普及による設備価格の低下等により、徐々に低下していくものと思われますが、既存の発電方法と価格面で同程度になる時期については、技術革新のスピードや規制改革に左右されますので予想することは困難です。
なお、国のロードマップでは、太陽光発電の発電コストは、2030年以降には7円/kWh未満を目指すことととしていますので、参考までにお知らせします。
(新エネルギー推進室)
○ 子育て家族支援について
(問)
子育て支援は、就労者ばかりなのか?
病の親を持つ者や家族介護者には、相談窓口も手立てもない。
また地域との関わりも子育てには、必要だ。家族があり、代々受け継がれて行くものだと思う。命の大切さも子供に親が介護等をする姿を見せる事で教えているが、法律制度等を整備する必要がある。
現在我が家では、発達障害の2児を抱え高齢者介護に入るが、家族支援があれば親がホッとする時間調整が出来ると思う。
少しそのあたりを考えてほしい。
(答)
お子様のこと、また、御家族の介護のことなど、○○様におかれましては、現在取りまかれている状況が大変なこととお察しいたします。
○○様につきましては、複数のお悩みを抱えられていることから、まずは、子育てや介護などの総合窓口となっている、岡山市中区の福祉事務所に御相談いただくことを、お勧めいたします。
なお、発達障害のある方々への総合的な支援窓口として岡山市発達障害者支援センター(ひか☆りんく)が設置されているほか、県でも、発達障害のあるお子さんを育ててこられた保護者の方々同士で経験談を話すことなどにより子育てを支援する「ペアレントメンターおかやま活用事業」を実施しておりますので、御利用ください。
(障害福祉課、子ども未来課)
○ 水島での企業活動について
(問)
このところ三菱自動車水島製作所の縮小が続いている。海外生産移管だけでなく愛知県の岡崎工場へ生産のウエイトが移っているように思う。企業ですからやむを得ないところがあるが、さらに縮小、或いは撤退にでもなったら自動車生産はすそ野が広いので倉敷、総社が衰退する。
岡山県(水島)が他県より企業活動に有利であるような優遇策、支援策、特区、等、何かできることは無いものか。
(答)
お話のとおり、自動車産業の裾野は広く、H24年度の工業統計調査速報では、岡山県内の従業者数の13.9%(19,649人)が輸送用器械器具製造業に従事されており、この比率は第一位です。
特に水島工業地帯は、岡山県の製造品出荷額の半分以上を生み出しており、水島工業地帯を代表する企業の一つである三菱自動車工業水島製作所に対しては、県としても、その操業状況には、常に関心を払っているところです。
最近の水島製作所の状況は、日産自動車と共同開発した新型自動車「DAYZ」と「eKワゴン」の全車両を生産し、更に来年には新車種の生産も開始する予定となっているなど工場内も活況を呈し、リコール問題等で揺れた一時期よりも業績は大きく改善している模様です。
愛知県岡崎工場でもアウトランダーPHEV増産に備え生産能力の増強が行われるようですが、岡崎工場と水島製作所とを併せ、三菱自動車工業が経営力を高めていくことを期待しています。
岡山県としては、平成23年12月に水島コンビナート全体を総合特区として国から指定を受けることができ、例えば、完成車を工場から埠頭までの一般道路上を回送する場合、国の規制では車の前後に仮のナンバープレートを付けなくてはなりませんが、特区内では後面プレートを付けなくても回送運行を可能とし、取付の手間や塗装面への傷の発生を無くすることができました。また、環境に配慮した新規設備投資を行い易くするための企業の設備投資に対し、資金調達の優遇制度などを活用することができるようになっています。
今後とも、安全や環境にも配慮しながら規制緩和を進めることで、立地企業の操業環境向上に取り組み、水島コンビナートがアジア有数の競争力を持ったコンビナートとなるよう、支援してまいりたいと考えています。
(産業振興課)
○ 委員の公募について
(問)
教育委員やその他の審議会等の委員に公募をしてはどうか。
少子高齢化等世の中がめまぐるしく変わっている中、多様な意見や提案をいただくこと、多様な人材を求めることが必要だ。
(答)
御意見をいただいた、審議会等の委員につきましては、専門的な知識や経験が豊富な方、関係団体を代表される方などに就任をお願いしている場合が多く、公募の事例が少ない傾向にあります。今後は、幅広い御意見を県政に反映させることができるよう、審議会等の設置目的又は審議等の内容を勘案しながら、公募委員の登用に努めてまいりたいと存じます。
併せて御意見をいただいた、教育委員の公募につきましては、今後の委員会運営の参考とさせていただきます。
(行政改革推進室、教育委員会)
○ 県のPRについて
(問)
今、全国の自治体でAKB48の恋するフォーチュンクッキーを踊って街をPRする動きが流行っている。
Youtubeで恋するフォーチュンクッキーで検索すれば神奈川県、佐賀県など自治体のものが検索できる。
神奈川県はアクセス数約170万回、佐賀県は約150万回あり、地元岡山を全国にPRするために、ぜひ岡山県でもこれをやってほしい。
岡山県庁をはじめとして、観光の名所、地元アイドルサクラブなどPRできる場所の人々の協力で可能だと思う。
ちなみに神奈川県、佐賀県とも知事によるトップダウンで制作された。
ダンスはすぐに覚えられるわりと簡単なものなので、知事ご自身も踊っていただき、岡山を全国にPRして欲しい。
(答)
佐賀県、神奈川県をはじめ、民間企業、地域の有志など数多くの「恋するフォーチュンクッキー」動画がアップされ、楽しく踊る姿や地域の風景などが大きな話題となりました。
これらの動画が多くの人に観られることが地域(団体)の良いPRになっており、わが岡山県でも、という御提言は大変ありがたいと存じます。
ただ、既に多くの動画がアップされ大きく話題となった後で、全く同じ手法を繰り返すことについては、もたらす効果や予想される反応について慎重に考察する必要があるとも考えております。
私どもも岡山を全国に強くPRしていきたいという思いを持っており、「恋するフォーチュンクッキー」の動画制作の適否も含めて効果的なPR手法、タイミングを検討し、随時実施してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
(公聴広報課)
○ 笠岡ふれあい空港でのオスプレイ訓練について
(問)
オスプレイ訓練への協力について
岡山空港,岡南飛行場より影響の少ない「笠岡ふれあい空港」へ導入すべきだ。(ほとんど利用されてない)
そして,国からの補助金を得るようにするほうがいいのでは。
(答)
笠岡ふれあい空港については、現在、笠岡市が管理しているところですが、県や岡山市の消防防災ヘリが訓練場所として活用しているほか、災害時の応急復旧活動などの防災拠点施設として活用することとされています。
お話のオスプレイの訓練については、通常の飛行訓練のほか、日米共同演習や日米共同防災訓練のため自衛隊の演習場等を利用することとされており、現在のところ、一般の飛行場を利用することは想定されていません。また、オスプレイの訓練の受入に伴う国の補助金制度もありません。
県としても、安全保障の重要性は認識しており、併せて沖縄県の負担軽減を実現させていかなければならないことは承知していますが、一方で、住民生活の安全・安心を確保することも国や地方自治体の重要な使命であると考えています。
このため、オスプレイについて、未だ国民の多くが抱いている不安を払拭できるよう、国が責任をもって国民に対し、オスプレイの安全性を説明するよう、全国知事会等を通じて求めているところですので、御理解をいただきたいと存じます。
(危機管理課)
○ 成田空港への空路開設について
(問)
他県(香川等)でも対応してきた,成田空港への空路を開設してほしい。
羽田、成田両方へアクセスすることにより、海外への利便性が飛躍的に向上する。
現在岡山空港から仁川、上海等で乗り換えるパターンがあるが、どちらも反日国家で政情も不安なことや、岡山県としても日本国内のハブ空港へ協力していくのが、本来のあり方では?
(答)
岡山県では、岡山空港の路線拡充に向け、LCCも含め様々な航空会社と接触し、意見交換や働きかけを行っているところでありますが、現時点で新たな路線開設には至っておりません。
今後とも、既存の航空路線が定着し、着実に発展していくよう利用促進に努めるとともに、県民により多くの選択肢を提供し、空港の利便性を享受していただけるよう、成田線など新たな路線開拓にも取り組んでまいります。
引き続き岡山空港をご愛顧いただくよう、よろしくお願いいたします。
(航空企画推進課)
(問)
笠岡市の県道433号青島新開神島外港線は、路線の北側に国道2号笠岡バイパスが通り、両路線との間は僅かで500メートルにも満たない距離で2キロ以上にわたり並行しているが、現行の路線経路を笠岡バイパス経由に変更することは検討しないのか。
笠岡バイパスの開通により、並行する区間は地元民が主に利用するのみの状態になっている。他県では代替路線が確保され、地元民が主に利用するのみとなった路線は、市道への移管がなされているが,岡山県は行わないのか。
青島新開神島外港線を笠岡バイパス経由の経路とした場合,起点は変更せず、県道195号神島外港線の神島大橋南詰交差点から笠岡バイパスに入り、笠岡湾干拓地の調整池東側を通って、現行の路線に出るという経路が考えられる。その場合、起点は変更とならないため、路線名の変更は生じない。また、神島大橋南詰交差点から笠岡バイパスまでの間は、市道となっていることから、県道より格下の路線が非掲載の地図では、笠岡バイパスが他の路線と繋がっていないかのように記されることが解消され、交通量が予想より低迷している笠岡バイパスの利用促進につながる。それに笠岡バイパスと現在の青島新開神島外港線を結ぶ笠岡湾干拓地の市道が、青島新開神島外港線となることで、福山方面及び新笠岡港と神島外港を直接繋ぐ国県道網が形成されることになる。
均衡ある県土形成の観点からも笠岡バイパス並行区間の経路変更は望ましいと思うがどうなのか。経路変更には、笠岡市との協議や地元住民の同意が必要で、解決しなければならない諸問題があれば容易でないというのはわかるが、ほぼ改良されている路線であり、かつ国道と並行している状態は、不必要な支出を抑えなければならない県の厳しい財政状況から考えても好ましいことではない。
(答)
道路法において、一般国道は、「全国的な幹線道路網を構成」するものとして、都道府県道は、「地方的な幹線道路網を構成」するものとして位置づけられているところであり、倉敷市と広島県福山市を結ぶ地域高規格道路の一部を構成する道路として整備が進んでいる一般国道2号笠岡バイパスと県道青島新開神島外港線とは、その役割が異なるものと考えておりますので、御提言いただいた路線変更については考えておりません。
(道路整備課)
○ メガソーラーの普及について
(問)
9月29日の山陽新聞に岡山県は岡山空港の滑走路南側の斜面で、メガソーラーの建設を進めている。とあるが、価格面でメガソーラーが普及するのは、いつ頃になるのか。
(答)
お寄せいただいた「価格面でメガソーラーが普及するのはいつ頃でしょうか」とのお尋ねについてですが、火力や原子力、水力に係る発電コストに比べて、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーは高コストであることから、国では、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付ける(「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」といいます。)ことにより再生可能エネルギーの普及をすすめることとしています。
これにより、県内で稼働中のメガソーラーは、9月末で17箇所となっており、今後も整備が進むものと考えます。
(※県内のメガソーラーの稼働状況については、県新エネルギー推進室のホームページ(http://www.pref.okayama.jp/page/342487.html)で公開しておりますので、御覧ください。)
再生可能エネルギーの発電コストは、今後、技術の向上や普及による設備価格の低下等により、徐々に低下していくものと思われますが、既存の発電方法と価格面で同程度になる時期については、技術革新のスピードや規制改革に左右されますので予想することは困難です。
なお、国のロードマップでは、太陽光発電の発電コストは、2030年以降には7円/kWh未満を目指すことととしていますので、参考までにお知らせします。
(新エネルギー推進室)
○ 子育て家族支援について
(問)
子育て支援は、就労者ばかりなのか?
病の親を持つ者や家族介護者には、相談窓口も手立てもない。
また地域との関わりも子育てには、必要だ。家族があり、代々受け継がれて行くものだと思う。命の大切さも子供に親が介護等をする姿を見せる事で教えているが、法律制度等を整備する必要がある。
現在我が家では、発達障害の2児を抱え高齢者介護に入るが、家族支援があれば親がホッとする時間調整が出来ると思う。
少しそのあたりを考えてほしい。
(答)
お子様のこと、また、御家族の介護のことなど、○○様におかれましては、現在取りまかれている状況が大変なこととお察しいたします。
○○様につきましては、複数のお悩みを抱えられていることから、まずは、子育てや介護などの総合窓口となっている、岡山市中区の福祉事務所に御相談いただくことを、お勧めいたします。
なお、発達障害のある方々への総合的な支援窓口として岡山市発達障害者支援センター(ひか☆りんく)が設置されているほか、県でも、発達障害のあるお子さんを育ててこられた保護者の方々同士で経験談を話すことなどにより子育てを支援する「ペアレントメンターおかやま活用事業」を実施しておりますので、御利用ください。
(障害福祉課、子ども未来課)
○ 水島での企業活動について
(問)
このところ三菱自動車水島製作所の縮小が続いている。海外生産移管だけでなく愛知県の岡崎工場へ生産のウエイトが移っているように思う。企業ですからやむを得ないところがあるが、さらに縮小、或いは撤退にでもなったら自動車生産はすそ野が広いので倉敷、総社が衰退する。
岡山県(水島)が他県より企業活動に有利であるような優遇策、支援策、特区、等、何かできることは無いものか。
(答)
お話のとおり、自動車産業の裾野は広く、H24年度の工業統計調査速報では、岡山県内の従業者数の13.9%(19,649人)が輸送用器械器具製造業に従事されており、この比率は第一位です。
特に水島工業地帯は、岡山県の製造品出荷額の半分以上を生み出しており、水島工業地帯を代表する企業の一つである三菱自動車工業水島製作所に対しては、県としても、その操業状況には、常に関心を払っているところです。
最近の水島製作所の状況は、日産自動車と共同開発した新型自動車「DAYZ」と「eKワゴン」の全車両を生産し、更に来年には新車種の生産も開始する予定となっているなど工場内も活況を呈し、リコール問題等で揺れた一時期よりも業績は大きく改善している模様です。
愛知県岡崎工場でもアウトランダーPHEV増産に備え生産能力の増強が行われるようですが、岡崎工場と水島製作所とを併せ、三菱自動車工業が経営力を高めていくことを期待しています。
岡山県としては、平成23年12月に水島コンビナート全体を総合特区として国から指定を受けることができ、例えば、完成車を工場から埠頭までの一般道路上を回送する場合、国の規制では車の前後に仮のナンバープレートを付けなくてはなりませんが、特区内では後面プレートを付けなくても回送運行を可能とし、取付の手間や塗装面への傷の発生を無くすることができました。また、環境に配慮した新規設備投資を行い易くするための企業の設備投資に対し、資金調達の優遇制度などを活用することができるようになっています。
今後とも、安全や環境にも配慮しながら規制緩和を進めることで、立地企業の操業環境向上に取り組み、水島コンビナートがアジア有数の競争力を持ったコンビナートとなるよう、支援してまいりたいと考えています。
(産業振興課)
○ 委員の公募について
(問)
教育委員やその他の審議会等の委員に公募をしてはどうか。
少子高齢化等世の中がめまぐるしく変わっている中、多様な意見や提案をいただくこと、多様な人材を求めることが必要だ。
(答)
御意見をいただいた、審議会等の委員につきましては、専門的な知識や経験が豊富な方、関係団体を代表される方などに就任をお願いしている場合が多く、公募の事例が少ない傾向にあります。今後は、幅広い御意見を県政に反映させることができるよう、審議会等の設置目的又は審議等の内容を勘案しながら、公募委員の登用に努めてまいりたいと存じます。
併せて御意見をいただいた、教育委員の公募につきましては、今後の委員会運営の参考とさせていただきます。
(行政改革推進室、教育委員会)
○ 県のPRについて
(問)
今、全国の自治体でAKB48の恋するフォーチュンクッキーを踊って街をPRする動きが流行っている。
Youtubeで恋するフォーチュンクッキーで検索すれば神奈川県、佐賀県など自治体のものが検索できる。
神奈川県はアクセス数約170万回、佐賀県は約150万回あり、地元岡山を全国にPRするために、ぜひ岡山県でもこれをやってほしい。
岡山県庁をはじめとして、観光の名所、地元アイドルサクラブなどPRできる場所の人々の協力で可能だと思う。
ちなみに神奈川県、佐賀県とも知事によるトップダウンで制作された。
ダンスはすぐに覚えられるわりと簡単なものなので、知事ご自身も踊っていただき、岡山を全国にPRして欲しい。
(答)
佐賀県、神奈川県をはじめ、民間企業、地域の有志など数多くの「恋するフォーチュンクッキー」動画がアップされ、楽しく踊る姿や地域の風景などが大きな話題となりました。
これらの動画が多くの人に観られることが地域(団体)の良いPRになっており、わが岡山県でも、という御提言は大変ありがたいと存じます。
ただ、既に多くの動画がアップされ大きく話題となった後で、全く同じ手法を繰り返すことについては、もたらす効果や予想される反応について慎重に考察する必要があるとも考えております。
私どもも岡山を全国に強くPRしていきたいという思いを持っており、「恋するフォーチュンクッキー」の動画制作の適否も含めて効果的なPR手法、タイミングを検討し、随時実施してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
(公聴広報課)
○ 笠岡ふれあい空港でのオスプレイ訓練について
(問)
オスプレイ訓練への協力について
岡山空港,岡南飛行場より影響の少ない「笠岡ふれあい空港」へ導入すべきだ。(ほとんど利用されてない)
そして,国からの補助金を得るようにするほうがいいのでは。
(答)
笠岡ふれあい空港については、現在、笠岡市が管理しているところですが、県や岡山市の消防防災ヘリが訓練場所として活用しているほか、災害時の応急復旧活動などの防災拠点施設として活用することとされています。
お話のオスプレイの訓練については、通常の飛行訓練のほか、日米共同演習や日米共同防災訓練のため自衛隊の演習場等を利用することとされており、現在のところ、一般の飛行場を利用することは想定されていません。また、オスプレイの訓練の受入に伴う国の補助金制度もありません。
県としても、安全保障の重要性は認識しており、併せて沖縄県の負担軽減を実現させていかなければならないことは承知していますが、一方で、住民生活の安全・安心を確保することも国や地方自治体の重要な使命であると考えています。
このため、オスプレイについて、未だ国民の多くが抱いている不安を払拭できるよう、国が責任をもって国民に対し、オスプレイの安全性を説明するよう、全国知事会等を通じて求めているところですので、御理解をいただきたいと存じます。
(危機管理課)
○ 成田空港への空路開設について
(問)
他県(香川等)でも対応してきた,成田空港への空路を開設してほしい。
羽田、成田両方へアクセスすることにより、海外への利便性が飛躍的に向上する。
現在岡山空港から仁川、上海等で乗り換えるパターンがあるが、どちらも反日国家で政情も不安なことや、岡山県としても日本国内のハブ空港へ協力していくのが、本来のあり方では?
(答)
岡山県では、岡山空港の路線拡充に向け、LCCも含め様々な航空会社と接触し、意見交換や働きかけを行っているところでありますが、現時点で新たな路線開設には至っておりません。
今後とも、既存の航空路線が定着し、着実に発展していくよう利用促進に努めるとともに、県民により多くの選択肢を提供し、空港の利便性を享受していただけるよう、成田線など新たな路線開拓にも取り組んでまいります。
引き続き岡山空港をご愛顧いただくよう、よろしくお願いいたします。
(航空企画推進課)