本文
児島湖流域下水道の老朽化対策について
はじめに
児島湖流域下水道は、岡山市、倉敷市、玉野市の各一部と早島町の全域を対象区域として、平成元年3月に供用を開始した県が管理している下水道です。
施設としては、処理場(児島湖流域下水道浄化センター)と管路(流域幹線)を管理し、区域内の生活環境を保全するとともに、児島湖の水質改善に寄与しています。
施設としては、処理場(児島湖流域下水道浄化センター)と管路(流域幹線)を管理し、区域内の生活環境を保全するとともに、児島湖の水質改善に寄与しています。
処理場施設
処理場施設としては、汚水処理やその過程で発生する汚泥処理のための機械設備やそれらを稼働・操作するための計測設備や電気設備など多種多様な設備があり、汚水をきれいにして児島湖へ放流するため24時間稼働しています。
管路施設
管路施設としては、管渠20.2kmやマンホール92基などがあり、24時間発生する汚水を処理場へ集めるとともに量や水質を監視しています。
現状
処理場や管路のさまざまな施設は、定期的な点検や補修により、その機能を維持していますが、供用開始から年数が経過し、一部の施設は耐用年数を超過するなど、老朽化が進んでいます。万一、流域下水道の機能が停止するような事態になると、日常生活や社会活動へ与える影響は計り知れません。
そういった事態にならないよう、安定的に機能を維持するため、下水道施設の長寿命化計画を策定し、計画的に老朽化対策を行っていきます。
そういった事態にならないよう、安定的に機能を維持するため、下水道施設の長寿命化計画を策定し、計画的に老朽化対策を行っていきます。
管路カメラ調査状況 処理場施設の老朽化状況(水中攪拌機)
下水道長寿命化計画の基本的な考え方
故障等の未然防止やライフサイクルコスト※の最小化を図るため、施設の点検・調査結果に基づき、施設の更新(取替え)だけでなく、耐用年数の延伸に寄与する長寿命化対策も考慮した計画としています。
※ライフサイクルコスト:施設における新規整備・維持修繕・更新・長寿命化対策などを含めた生涯費用。