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中東呼吸器症候群(MERS)

印刷ページ表示 ページ番号:0432919 2015年6月8日更新感染症情報センター

コロナウイルス科ベータコロナウイルス属のMERSコロナウイルスによる急性呼吸器症候群である。

 ヒトコブラクダがMERSコロナウイルスを保有しており、ヒトコブラクダとの濃厚接触が感染リスクであると考えられている。一方、家族間、感染対策が不十分な医療機関などにおける限定的なヒト-ヒト感染も報告されている。中東諸国を中心として発生がみられている。
 潜伏期間は2~14日(中央値は5日程度)。臨床像は、無症状例から急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を来す重症例まである。典型的な病像は、発熱、咳嗽等から始まり、急速に肺炎を発症し、しばしば呼吸管理が必要となる。下痢などの消化器症状のほか、多臓器不全(特に腎不全)や敗血性ショックを伴う場合もある。高齢者や糖尿病、腎不全などの基礎疾患を持つ者での重症化傾向がより高い。

中東呼吸器症候群(MERS)について(岡山県感染症情報センター)

中東呼吸器症候群(MERS)について(厚生労働省)

中東呼吸器症候群(MERS) (国立感染症研究所)

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。