本文
岡山県が実施している土木・建築事業(岡南海岸 高潮事業)
岡南海岸 高潮事業
〇事業概要
高潮、波浪、津波等により被害が発生すおそれがある地域について、堤防・護岸・離岸堤、突堤等の海岸保全施設の新築又は改良を実施する事業であり、岡山県においては、平成16年の台風第16号の異常潮位と波浪により、県下において1万棟を超える床上・床下浸水被害等が発生した。この災害の発生を受け、台風第16号による既往最高潮位を設計高潮位として、海岸保全施設の整備を進めている。
岡南海岸は、児島湾の南側に位置し、背後には集落や農業用地、道路等が控えている。当該堤防は、昭和26年のルース台風の被害を受けて施工された護岸であるが、老朽化が著しく、天端高が不足していることから、台風時には背後の家屋・農地・道路等が越波による被害を受けている。このため、昭和56年から堤防補強護岸を整備することにより、背後地の安全性を確保するものであるが、平成16年の台風16号による既往最高の高潮においても被害を受けており、早急な整備が必要である。
事業箇所
現況写真
標準断面図
〇期待される整備効果
岡南海岸において、背後地(浸水想定)は、面積217ha、人口1,079人である。
岡南海岸は宮浦西原海岸、宮浦海岸、飽浦海岸、北浦海岸の4つを合わせた総称である。
〇事業箇所を地図で表示します(リンク)
事業を実施している箇所を地図(おかやま全県統合型GIS)で表示します。
土砂災害危険箇所なども重ねて表示できますので、ご活用ください。