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福祉用具総合展示(NPOあんしんネット)
展示・体験コーナーの説明
このコーナーでは、スタッフを配置して、福祉用具の展示・体験・相談を行っています。車いすや補聴器など、日常生活をより快適にする障害者・高齢者向けの福祉用具を多数展示しており、身体の状況に応じた用具を見つけるお手伝いをさせていただきます。
展示している用具は見ていただくだけでなく、体験利用することも可能です。用具の販売は行っていませんが、このコーナーを運営している特定非営利活動法人(NPO)あんしんネットのスタッフにご相談いただければ、購入までのアドバイス等をさせていただくことが可能です。
展示用具の概要(令和6年9月現在)
展示している用具に関するご相談は、このコーナーを運営しているNPOあんしんネットのスタッフまでお願いします。
- 障害者向けの用具 約354点
- 高齢者向けの用具 約495点
NPOあんしんネットに関する情報
NPOあんしんネットは、皆様の快適な生活を応援させていただくよう、様々な分野の会社や専門家が集まった組織です。皆様のご要望、お困りのことをお気軽にご相談ください。皆様のお役に立てる多くの安心サービスを提供し、ご支援をさせていただくよう努力しています。
NPOあんしんネット Youtube(動画で福祉用具を紹介しています。)
展示・体験用具の一例(紹介する用具は不定期で変わります。)
新展示品の紹介
【特設コーナー】
特設コーナーでは3~4か月の期間限定で生活のシーンに合わせた福祉用具・サービスの展示を行っております。
見てさわって!電動カート・電動アシスト付自転車(セリオ)
・電動カート「遊歩フジ」
免許返納後の移動手段として、行動範囲を狭めることなく生活できます。歩道走行、満充電で28kmの走行が可能。傾斜10度の坂道まで登れます。
・電動アシスト四輪自転車「リベルタ」(カタログ展示)
2輪自転車ではふらついて不安な方や、坂道での登坂力に自信のない方に最適です。前後のかごも大きく、買い物に便利です。
【新展示品】
・徘徊感知器 iTSUMO3(いつも3)(アーバンテック)
専用シューズに装着した発信機が、一定距離離れると、手元のブザーを鳴らして外出を知らせてくれます。また、GPS発信機を装着することにより、現在地を知らせてくれます。
・AI行動見守りセンサー「ITSUMOアイ(いつもアイ)」(アーバンテック)
AIセンサー内臓の見守りカメラにより、外出や転倒等の異常事態をスマートフォンで知らせてくれます。生映像ではなくピクトグラムで知らせてくれるので、トイレや浴室などのプライベート空間でも使用できます。
・男性用集尿器「ユリナーシリーズ」(朝日産業)
安心して外出できる、新発想の集尿器「Mr.ユリナー」と、身体の状態に合わせた使い方ができる手持ち型しびんタイプ「手持ちユリナー」を展示しています。
【特別展示】
・岡山県・岡山県障害者スポーツ関係PR写真
車椅子バスケットボール、ソフトボール、車いすロードレース、アーチェリーなど、岡山県の選手の活躍を写真で展示しています。
障害者向け用具
利用される障害者の方の障害の状況に応じて、利用可能なさまざまな車いすを展示しています。また、競技用の車いすも展示していますので、ご覧ください。
高齢者向け用具
Rt.Works(高齢者向け歩行車)
- 歩行を安全・快適に電動でアシストする。(上り坂でパワーアシスト、下り坂で自動減速など)
- 操作が簡単ハンドルに手を添えて歩くだけの簡単操作で、各種センサが歩行を安全に導く。
- ネットワーク機能GPSとインターネットを利用し、「みまもり機能」や「緊急通知機能」で安心を提供する。
防災グッズ
拡声器やラジオ、懐中電灯など災害時に役立つ防災グッズの展示もしていますので、ご覧いただけます。
義肢・装具展示コーナー
障害のある方が日常生活を行うための様々な補装具を展示しています。展示品について常駐アドバイザーが詳しい説明をいたします。
その他の情報
1.お知らせ
○福祉用具総合カタログ等の配布について(令和3年7月12日)
希望者の方に、福祉用具総合カタログやパンフレット等を配布しております。(無料ですが、数に限りがございます。)
[配布カタログ]
- 介護用品総合カタログ「安寿」
- 製品カタログ「ロボットアシストウォーカーRt.2」
- 快適と健康を考える「Cubeads」 など
○福祉用具の日しんぶんの配布について(令和6年10月1日)
(株)シルバー産業新聞社(本社:大阪市)から「福祉用具の日しんぶん(2024)」が贈呈されたので配布しています。(数に限りがございます。)
【内容】全16面
主な記事
- 介護保険の福祉用具サービスを知ろう
- 特別対談「「遠距離介護」支える介護保険と福祉用具」
- 特殊寝台で生活の自立を!快適に座り自立を助ける車いす など
配布場所:福祉用具展示・体験コーナー
問い合わせ:NPOあんしんネット 電話086-221-3038(担当:椋代)
2.来場者数(令和6年4月から令和6年9月まで)
(1)総数 2,857人
(2)団体 (1)のうち393人(16団体)
3.来場者アンケートから
研修や授業の一環で来られた方が、展示品を実際に手に取り、体験された後にいただいたアンケートでの御意見の一部を紹介します。
- 福祉用具は療養者の状態(できること、できないこと)を把握し、できる力を活かしながら活用することでQOLが向上するのだと思います。福祉用具は利用者としっかり話をする中で、使用目的やメリットデメリットをお互い納得した上で選定することが大切だと感じました。(専門学校生)
- 被介護者の快適性向上や介護者の負担軽減の効果があるとはいえ、まだまだ重労働であると感じました。今後の福祉・介護の発展に向けて自分に何ができるかを考える良い機会になりました。(行政福祉担当者)
- その人の目的、使用方法に合わせてメリット、デメリットを考えたうえで使用していることがよくわかりました。実際に体験することでその人がどのような気持ちになるかを実感することができたので、看護師として働くうえで声掛けや接し方の参考になったのでとてもよかったです。(大学看護学部生)
4.来場者からの相談など
来場された方から、様々なご相談があります。対応する専門相談員が、その方に合ったアドバイスを行っています。
(例) ・家族が高齢になり歩行困難で困っている。
・介護保険の制度がよくわからないので教えてもらいたい。(申請方法、用具の貸与・購入・保険サービス
全般など)
・高齢の方の一人暮らしでの困りごと など
展示・体験コーナーへの来場者の方からの相談の一部を御紹介しますので、御参考にしてみてください。
Q:病弱な母なのですが、ベッドから立ち上がる補助用具はありませんか。
A:ベッド手すりをしっかりベッドに固定して使ってください。サイドレールはふらふらして危険です。ベッド横に据置式の手すりを持ってきてもよいです。重い反面安定しています。持つ高さや角度を調節してください。形状もいろいろありますので試してください。天井と床で突っ張るタイプもありますが、床や天井の強度を確認してください。使い方によっては便利ですよ。
Q:母が退院して帰ってきます。まず何を用意したらよいでしょうか。
A:まず介護ベッドをレンタルしましょう。保険が使えるようにケアプランをしっかり書いてもらいましょう。要支援でも対象になる場合があります。食事や排泄はできるだけ食堂やトイレに移動して行ってください。ベッドで何もかも済ませることは介護する側にとっては便利かもしれませんが本人の自立度はどんどん悪くなります。手すり等の動線を確保して時間がかかっても自分で移動するようにしましょう。
Q:歩行困難者が杖から手押し車に変えたのですが、スピードが出すぎて怖がります。
A:アシスト歩行器RT2があります。平坦地、上り坂では押す力に応じてわずかに引っ張ってくれます。下り坂ではブレーキをかけてくれるので進みすぎることもなく安全ですよ。要支援からレンタルできるので、ケアマネさんに相談してみてください。
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