警察の取組・お知らせ

　「犯罪被害者週間」（１１月２５日から１２月１日まで）に合わせ、犯罪被害者等が置かれている状況や支援の必要性について、広く県民の皆様に理解していただくため、令和５年１１月２６日（日曜日）「ピュアリティまきび」において、「犯罪被害者支援フォーラム２０２３ in おかやま」を開催しました。
　本フォーラムでは、
　　　精神科医による講演
　　　県警音楽隊によるコンサート
　　　「あした彩」によるホンデリング
等を行いました。

　県警察では、犯罪被害者等が相談窓口の情報を入手しやすい環境を作るため、令和３年１１月１２日に岡山県美容生活衛生同業組合と犯罪被害者等早期援助団体である公益社団法人被害者サポートセンターおかやま（ｖｓｃｏ）とで「犯罪被害者等支援に関する三者協定」を締結しました。
　被害者等の精神的、経済的被害の軽減につながるよう、相互で連携をとり、効果的で漏れのない支援活動に取り組んでいきます。

　「おかやま被害者支援ネットワーク」は、県警が事務局となり、被害者支援に関連する機関・団体が加盟する県レベルの組織で、各機関と連携して被害者支援を推進しています。

　あした彩は平成２９年１１月２１日に岡山県内10大学が集まり結成された「犯罪被害者支援大学生ボランティア連絡会」です。犯罪被害者遺族講演を開催するなど、各大学それぞれが活動を行うだけでなく、全大学が集結し、意見を出し合い、様々なボランティア活動を行っています。
　令和５年１０月末現在、１０大学１専門学校（岡山商科大学、岡山大学、岡山理科大学、川崎医療福祉大学、川崎医療短期大学、環太平洋大学、吉備国際大学、倉敷芸術科学大学、山陽学園大学、ノートルダム清心女子大学、倉敷中央看護専門学校）の学生が「あした彩」に加盟し、活動しています。
　「あした彩」という名は、「暖かい心の絵の具で、闇に包まれた方の心に、明日へと続く光の道を描くお手伝いをして欲しい」という遺族の言葉から生まれました。

　岡山県警察では、岡山県産婦人科医会との協力態勢を保持し、性犯罪捜査活動及び性犯罪被害者等への支援に対する協定を締結し、精神的・経済的負担を強いられている性犯罪被害者等の二次的被害の防止に取り組んでいます。

　岡山県警察では、岡山県、おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ、教育庁との協働により、犯罪被害者や少年補導員が、将来を担う小学生・中学生・高校生等の若い世代に対して、直接、命の大切さや社会規範意識の向上を訴え、その浸透を図っていくことを目的とする『心と命の教育活動』を行っています。