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いろいろデータ(きっずぺーじ)
いろいろデータ
たまご
岡山県(おかやまけん)で有名(ゆうめい)な農作物(のうさくぶつ)といえば、ブドウやモモといったくだものがあげられますよね。
実(じつ)は、岡山県のたまごの出荷量(しゅっかりょう)が多いことは知っていますか?
農林水産省(のうりんすいさんしょう)が行っている統計(とうけい)から、たまごの出荷(しゅっか)量について紹介(しょうかい)します。
鶏卵流通(けいらんりゅうつう)統計によると、令和(れいわ)2年の1年間に岡山県から出荷されたたまごは12万7,841トンで、全国(ぜんこく)で5番目の多さでした。
たまごは、私(わたし)たちの体を作るのに必要(ひつよう)な栄養(えいよう)がたくさん含(ふく)まれている食べものです。
元気な体を作るために、好(す)ききらいをせずに、いろいろなものをたくさん食べるようにしましょうね。
瀬戸大橋(せとおおはし)
岡山県(おかやまけん)には四国と本州(ほんしゅう)をつなぐ瀬戸大橋があることはみなさんも知っていますよね。 みなさんは瀬戸大橋をわたったことがありますか?
瀬戸大橋は平成30年4月に、開通(かいつう)30周年(しゅうねん)を迎えました。
瀬戸大橋がどのくらい利用(りよう)されているかを、本州四国連絡高速道路株式会社 岡山管理(ほんしゅうしこくれんらくこうそくどうろかぶしきがいしゃ おかやまかんり)センターにきいてみました。
上のグラフは瀬戸大橋通行台数の推移(すいい)(瀬戸大橋をわたった車の数の10年間のうつりかわり)を調(しら)べたものです。
グラフを見ると、瀬戸大橋をわたる車の数が令和(れいわ)2年度(ねんど)に大きく減っていることが分かります。
コロナウイルス感染症対策(かんせんしょうたいさく)のため、県をまたいだ移動をひかえたことが、大きな理由として考えられます。
令和2年度は約659万台でしたが、約20年前の平成10年度に瀬戸大橋をわたった車は1年間で約576万台だったので、今では、生活に必要な橋として利用している人がたくさんいるのかもしれません。
下のグラフは、令和元年度の月別(つきべつ)の瀬戸大橋通行台数です。ゴールデンウィークのある5月も、大きく減っていたことがわかります。
また連休(れんきゅう)を利用して四国へ遊(あそ)びに行ける日が楽しみですね。
晴(は)れの国
みなさんは、岡山県(おかやまけん)が「晴れの国」と呼(よ)ばれているのは知っていますよね。
晴れの日が多いだけでなく、災害(さいがい)が少ないこと、自然(しぜん)が多いこと、おいしい食べものが多いことなどのイメージを表(あらわ)すために、平成元年(へいせいがんねん)から「晴れの国」と呼ばれるようになりました。
気象庁(きしょうちょう)が10年ごとに発表(はっぴょう)している統計(とうけい)データを見てみましょう。最新(さいしん)は、平成(へいせい)3年から令和(れいわ)2年の30年間の平年値(へいねんち)です。
○岡山県は1年間のうち、雨の降(ふ)った量(りょう)が1ミリより少ない日がおよそ277日あり、全国(ぜんこく)1位(い)でした。
○雨が降った量は1,143ミリで全国で2番目の少なさでした。
○太陽(たいよう)が地上をてらした時間は、2,034時間で全国で15番目の多さでした。2,034時間とはおよそ85日のあいだ、太陽が地上をてらし続(つづ)けたことになります。
これらの数値(すうち)から、岡山県はダントツではないけれども晴れの日が多いということを表しているので、「晴れの国」と呼ばれるようになったようですよ。
カレーライスの値段(ねだん)は?
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みなさんの好(す)きな食べ物(たべもの)は何ですか?「カレーライス」と答える人はきっと多いと思います。家で作るカレーライス、いったいどれくらいの金額(きんがく)でできるのでしょうね。
「小売物価統計調査(こうりぶっかとうけいちょうさ)」の統計(とうけい)データを使(つか)って計算してみました。
今回、肉には牛肉を使(つか)いましたが、豚肉(ぶたにく)、鶏肉(とりにく)を使うとさらに安(やす)くできるみたいですよ。さっそく今日の晩ご飯(ばんごはん)に、おねがいしてみてくださいね。
スポーツ
スポーツ少年団(しょうねんだん)に入ってがんばっている人はたくさんいます。
岡山県内(おかやまけんない)には令和2年度(れいわにねんど)で599団のスポーツ少年団があり、1万2,240人の団員(だんいん)がいます。
いったい、どんなスポーツが人気なのでしょう?
下の絵グラフは、団員数が多いベスト3のスポーツを男子と女子にわけてあらわしたものです。男子ではサッカーが一番人気で、次(つぎ)に軟式野球(なんしきやきゅう)と剣道(けんどう)が続(つづ)きます。女子はバレーボールが一番人気で、次に剣道(けんどう)やソフトボールが続(つづ)きます。
団員数の多いスポーツベスト3(男女別(べつ)・令和元年度)(円ひとつ:500人)
資料(しりょう):日本スポーツ協会(にほんスポーツきょうかい)
円グラフは競技別(きょうぎべつ)の団数をあらわしたもので、剣道が110団で1位となっています。2位以下はバレーボールが87団、軟式野球が84団、ソフトボールが64団、サッカーが62団と球技(きゅうぎ)が続(つづ)いています。
スポーツ少年団は1962年(昭和(しょうわ)37年)に日本スポーツ協会(にほんスポーツきょうかい)によって作られたものです。もしかすると、みなさんのお父さんやお母さんも子どものころに入っていたかもしれませんよ!?
そのころの話を聞いてみるとおもしろいかもしれませんね。
ウシ
みなさんは牛乳(ぎゅうにゅう)をのんでいますか?
学校の給食(きゅうしょく)で毎日牛乳をのむ、という人もたくさんいると思います。
牛乳を出すためのウシは、日本に何頭ぐらいいるのでしょうか?
牛乳を出すために飼(か)われているウシは「乳用牛(にゅうようぎゅう)」とよばれ、令和(れいわ)3年の畜産統計(ちくさんとうけい)によると、日本全国(ぜんこく)で135万6,000頭も飼育(しいく)されています。そのうち岡山県(おかやまけん)では1万6,800頭(全国10位(い))が飼育されています。
上のグラフは、中国・四国(ちゅうごくしこく)の9県で飼育されている乳用牛の数をグラフにしたものです。
グラフを見ると、岡山県はまわりの県とくらべて多くの乳用牛が飼育されていることがわかります。
日本で飼育されている「乳用牛」のほとんどは、「ホルスタイン」という白黒模様(もよう)のウシです。
とれる牛乳の量(りょう)がおおく、あっさりめの味(あじ)です。みなさんがふだんのんでいる牛乳はこのウシからとれたものではないでしょうか。
岡山県には「ホルスタイン」のほかに、日本ではめずらしい「乳用牛」も飼育されています。
「ジャージー牛」というウシです。
令和3年11月末にはメスのジャージー牛が2,049頭飼育されており、飼育頭数では、全国2位となっています。((独)家畜改良センター「牛の個体種別情報サービス」)
「ジャージー牛」は体が小型(こがた)で「ホルスタイン」よりもとれる牛乳の量はすくなめです。
しかし、味はコクがある濃厚(のうこう)なもので、バターを作るのにも適(てき)しているそうです。
岡山県真庭市(まにわし)の蒜山高原(ひるぜんこうげん)ではたくさんのジャージー牛が飼育されています。みなさんも機会(きかい)があれば一度(いちど)、ジャージー牛乳をのんで、ふだんのむ牛乳との違(ちが)いを確(たし)かめてみてはどうですか?
視力(しりょく)
みなさん目を大切にしていますか?
テレビやパソコンの画面(がめん)を長い時間、近い距離(きょり)で見つめたりして、目をつかれさせていませんか?
文部科学省(もんぶかがくしょう)がおこなっている学校保健統計調査(がっこうほけんとうけいちょうさ)によると、
裸眼(らがん=メガネやコンタクトをつけていない目)の視力(しりょく)が
1.0未満(みまん=よりすくない)の小学生の割合(わりあい)が、年々ふえてきているのが分かります。
約40年前の親の時代(じだい)(昭和(しょうわ)60年度(ねんど))には、視力1.0未満の小学生は全国(ぜんこく)で18.7%でしたが、令和4年度には37.9%にふえています。
令和4年度の調査結果(けっか)を年れい別(べつ)でくらべると、
9、10、11、12、15歳は、岡山県(おかやまけん)のほうが全国平均(へいきん)より視力1.0未満の人が少なくなっています。
そして、視力1.0未満の人の割合は、年れいが大きくなるにつれてふえています。
つまり、年が大きくなるにつれて、視力が低下(ていか)した人が多くなっているということです。
中学生になると全国の半分以上の人が視力1.0未満になっています。
視力の低下の原因(げんいん)には、テレビやパソコンなどを近くで長時間、見つづけることがふえたということがあげられています。そういえば、小学生の「しゅみ」にいちばん多いのはテレビゲームやビデオ・DVDによる映画(えいが)かんしょうでしたね。
テレビを見たりゲームをする時は、はなれた場所(ばしょ)で、時間を短めにするなどして、視力低下をふせぎ、目を大切にしていきましょう。
虫歯
みなさんは、虫歯(むしば)になったことがありますか?
文部科学省(もんぶかがくしょう)がおこなっている、令和4年度(ねんど)学校保健統計調査(がっこうほけんとうけいちょうさ)によると、岡山県(おかやまけん)の小学生の63.6%がむし歯ゼロの人でした。
また、全国(ぜんこく)の小学生では、63.0%がむし歯ゼロです。
この結果(けっか)から、岡山県の小学生のみなさんは、全国平均(へいきん)よりも、むし歯ゼロの人が少ないということです。
では、むし歯ゼロの人は、昔とくらべると、ふえているでしょうか?へっているでしょうか?
答えは、「ふえている」です。
全国の小学生のむし歯ゼロの人の割合(わりあい)は、約40年前の昭和(しょうわ)60年度は8.6%ですから、むし歯ゼロの人はだんだんふえていますね。
今の小学生のみなさんは、昔の小学生よりも歯(は)みがきが上手なのかもしれませんね!
タンチョウ
みなさんはタンチョウを知っていますか?
タンチョウは、ツルの一種(いっしゅ)で、頭のてっぺん(頂(ちょう))が赤い(丹(たん))ことからタンチョウ(丹頂(たんちょう))と名付(なづ)けられました。
明治時代(めいじじだい)にたくさん捕(つか)まえられ、数がへってしまったため、現在(げんざい)は特別天然記念物(とくべつてんねんきねんぶつ)に指定(してい)され、保護(ほご)されている鳥です。
岡山県(おかやまけん)では江戸(えど)時代に後楽園(こうらくえん)でタンチョウを飼(か)っていたこともあり、タンチョウを保護し、増やすために飼っています。
現在、岡山県内(ない)では後楽園だけでなく、岡山県自然(しぜん)保護センター、きびじつるの里、蒜山(ひるぜん)タンチョウの里でもタンチョウが飼われています。県内のタンチョウの数は、戦後は中国から寄贈された2羽(わ)でしたが、令和(れいわ)2年3月31日時点で58羽にまで増(ふ)えています。(岡山県自然環境課(しぜんかんきょうか)調(しら)べ)
岡山県自然保護センターは日本一タンチョウを飼育していている施設なんですよ!
後楽園では、毎年お正月になると、数羽(すうわ)のタンチョウを放す(はな)すイベントを行うほか、9月から2月の間も、タンチョウを放すイベントを行っています。
おめでたい鳥と言われているタンチョウは、お正月にぴったりですよね。みなさんも来年は家族(かぞく)の人と、後楽園に行ってみてください。
冬の味覚(みかく)カキ
冬はお鍋(なべ)の季節(きせつ)ですね。
みなさんのお家では、お鍋にはどんな食べものが入っていますか?
岡山でたくさんとれ、お鍋の具(ぐ)としても使(つか)われる「カキ」について紹介(しょうかい)します。
農林水産省(のうりんすいさんしょう)が行っている漁業・養殖業生産統計年報(ぎょぎょう・ようしょくぎょうせいさんとうけいねんぽう)によると、
令和(れいわ)2年の岡山県のカキの収獲量(しゅうかくりょう)は全国(ぜんこく)で3位(い)の1万5,289トンでした。
また、総務省(そうむうしょう)が行っている家計調査(かけいちょうさ)では、都道府県(とどうふけん)の県庁所在地(けんちょうしょざいち)で比(くら)べると、岡山市は3番目に多くカキをたくさん買っています。
このことから、岡山県の人はカキが好(す)きなんだろうと考(かんが)えられますね。
みなさんはカキは好きですか?少しにがい味(あじ)がするのでカキは苦手(にがて)という人もいるかもしれません。
しかし、カキは「海のミルク」とも言われ、いろいろな栄養(えいよう)がバランス良(よ)くふくまれている体によい食べ物(たべもの)です。
お鍋だけでなく、フライや炊(た)き込(こ)みごはん、ご当地グルメとしても有名なカキの入ったおこのみやきなどもあるので、いろいろな食べ方で食べてみると良いですよ。
コンピュータ
みなさんはコンピュータを使(つか)ったことがありますか?
コンピュータはインターネットをしたり、表(ひょう)を作(つく)ったり、いろいろなことができて、とても便利(べんり)なものですよね。
現在(げんざい)、家の中だけでなく、図書館(としょかん)や学校といったさまざまな場所(ばしょ)にコンピュータが置(お)かれていますね。みなさんの学校ではどうでしょうか?
文部科学省(もんぶかがくしょう)がおこなっている「学校における教育(きょういく)の情報化(じょうほうか)の実態等(じったいとう)に関(かん)する調査(ちょうさ)」によると、令和(れいわ)2年度で、全国(ぜんこく)の公立学校の教育用(きょういくよう)コンピュータ1台当たりの児童生徒数(じどうせいとすう)は1.4人でした。
そして、岡山県(おかやまけん)の中だけでみると、公立学校の教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数は1.0人で、岡山県は全国に比(くら)べてコンピュータを使(つか)いやすい環境(かんきょう)であることが分かります。
どの学校にもコンピュータがより多(おお)く整備(せいび)され、みんなが便利に利用(りよう)できるようになると良(よ)いですね。
岡山県の飼い犬(かいいぬ)は何びき?
最近(さいきん)はペットを飼(か)う家庭(かてい)も多いと言われています。みなさんはペットを飼っていますか?
今回は、ペットとして多く飼われている「犬」についての統計(とうけい)を紹介(しょうかい)したいと思います。
みなさんは、「狂犬病予防法(きょうけんびょうよぼうほう)」という法律(ほうりつ)があることを知っていますか?
それによると、狂犬病という恐(おそ)ろしい伝染病(でんせんびょう)を防(ふせ)ぐために、飼い犬は市町村に登録(とうろく)しなければならないことになっています。
飼い犬の登録数は、厚生労働省(こうせいろうどうしょう)が調査(ちょうさ)していますが、令和(れいわ)2年3月31日現在(げんざい)で岡山県内の犬の登録数は9万9,867頭(とう)でした。
岡山県の世帯(せたい)(世帯とは、一つの家に一緒(いっしょ)に住(す)んでいる人の集(あつ)まり、家族(かぞく)のことです)が約(やく)80万世帯なので、岡山県では、だいたい8世帯に1世帯の割合(わりあい)で犬を飼っているといえますね。
また、この調査では全国(ぜんこく)の犬の登録数は609万244頭でした。
全国の世帯が約587万世帯なので、全国で見ると9世帯に1世帯の割合で犬を飼っているといえます。
岡山県では犬を飼っている家が全国より少し多いのかもしれませんね。
図書館(としょかん)
今回は、岡山県(おかやまけん)の図書館について調(しら)べてみました。
岡山県内には、令和(れいわ)3年度(ねんど)の時点で公立図書館が70館、私立(しりつ)図書館が2館と、全部(ぜんぶ)で72館の公共図書館があります。
岡山県立(けんりつ)図書館には、たくさんの人が訪れています。
岡山県立図書館年報によると、令和2年度の入館者数は、約76万人でした。
また、岡山県立図書館で借(か)りられた本の数はおよそ115万冊(さつ)でした。
この数は、全国の都道府県立(とどうふけんりつ)図書館別(べつ)で比較(ひかく)すると、
どちらも全国1位です。
これらの結果(けっか)を見ると、岡山県には本が好(す)きな人が多いように思えますね。
図書館では、みなさんに新しい本を読んでもらうために毎年たくさんの本が買われています。しかし、その一方で返却(へんきゃく)されなかったり、落書(らくが)きや切(き)り取(と)られてしまった本などが見つかったりすることがあるそうです。
図書館の本はみんなのものです。大切に読んで、決(き)まった日までにきちんと返却し、たくさんの人に利用(りよう)してもらうようにしましょうね。
黒大豆(くろだいず)
お正月の食卓(しょくたく)にならぶものといえば・・・その1つが『おせち料理(りょうり)』ですよね。
おせち料理がかざられる重箱(じゅうばこ)という四角い箱(はこ)の中には色とりどりの食材(しょくざい)がつめられています。
重箱の中には、エビ・タイ・かずのこ・こんぶなどの海の幸(さち)から、ごぼう・さといも・れんこんといった山の幸まで、たくさんの料理が入っています。
重箱の一番上の箱は「一の重」といい、お正月を祝(いわ)うのにかかせない料理が入っています。その中に、黒くつやつやと光る、まるいものがあります。「黒豆(くろまめ)」です。
黒豆は黒大豆(くろだいず)ともよばれます。黒大豆のおもな品種(ひんしゅ)には丹波黒(たんばぐろ)というものがあります。丹波黒は大つぶで、煮豆(にまめ)にするとやわらかく、なめらかな舌ざわりや風味(ふうみ)のよさが特徴(とくちょう)の質(しつ)の高いものだそうです。
丹波黒は兵庫県(ひょうごけん)の丹波地方が原産(げんさん)と言われています。それでは丹波黒は今どこで作(つく)られているのでしょうか?
資料(しりょう):おかやまの農林水産業(のうりんすいさんぎょう)がわかるデータ
(県農政企画課(けんのうせいきかくか))
おかやまの農林水産業ががわかるデータ(2020年度版データ)によると、岡山県(おかやまけん)の丹波黒の作付面積(さくつけめんせき)は、兵庫県に次いで1,148ha(ヘクタール)で全国(ぜんこく)で2位(い)となっています。
ちなみに、おせち料理の中に入っている食材には、それぞれに意味(いみ)があります。たとえば、タイは「めでタイ」、こんぶは「よろコブ」、れんこんは「さきが見通せる一年に・・」などなど、どれも新しい一年や将来(しょうらい)をしあわせにすごせるように、と願(ねが)いがこめられているのです。
黒豆も、「マメ(豆)に元気に働(はたら)けるように」と「無病息災(むびょうそくさい)」を祈って食べられます。
みなさんが、新しい一年をマメ(=けんこう)にくらせますように☆
献血(けんけつ)
みなさんは献血(けんけつ)を知っていますか。
買い物(かいもの)などに出かけたとき、駅(えき)やお店などで献血をしている車を見かけたことがある人もいるかもしれませんね。
日本では、病気(びょうき)やケガで1日に約3,000人が輸血(ゆけつ)を受けていると言われています。
輸血(ゆけつ)に必要な血液(けつえき)は、人の手で作ることができず、長い間保存(ほぞん)することもできません。
そのため、健康な人から血を分けてもらう献血(けんけつ)が行われています。
献血はいろいろな国で行われているボランティアです。助(たす)け合(あ)いの心による献血が、いろいろな国で行われているのは、すてきですよね。
日本でみると、岡山県(おかやまけん)では、人口千人あたりに献血を行っている人が、42.3人で、全国(ぜんこく)では15番目になります。
資料(しりょう):日本赤十字社(にほんせきじゅうじしゃ)「血液事業年度報(けつえきじぎょうねんどほう)」
総(そう)人口は「国勢調査(国勢調査)」(令和2年10月1日現在)
(総務省(そうむしょう))
資料(しりょう):日本赤十字社「血液事業年度報」
岡山県の献血人数の移(うつ)り変(か)わりをみてみると、
令和(れいわ)2年度は4年連続で少しふえました。
もっと多くの人が献血に参加し、けがや病気の人ために血液を分けてあげられたらすばらしいですね。
16才にならないと献血は出来ないので、みなさんは今は元気で健康な体をつくり、16才になったら、ぜひ献血に参加して下さいね。
夢・仕事(ゆめ・しごと)
「大きくなったら何になりたい?」
「ぜったいコレになる!」「こんな仕事(しごと)がいいなあ」など、みなさんいろいろ将来(しょうらい)のゆめがあることと思います。
あるアンケート調査(ちょうさ)では、
「大人になったらなりたいもの」が男の子では、1.サッカー選手(せんしゅ)、2、野球(やきゅう)選手、3.警察官・刑事、
女の子では、1.食べ物屋(たべものや)さん、2.保育園・幼稚園(ほいくえん・ようちえん)の先生、3.看護師(かんごし)さんが上位(じょうい)だったそうです(第一生命(だいいちせいめい)2019年夏休みこどもミニ作文コンクールアンケートより)。
では約20年前の1998年ではどうだったでしょうか。
約20年前の同じアンケート調査では、男の子では、1.大工さん、2.学者・博士、3.食べ物屋さんで、
今とは少し違いますね。
女の子では、1.食べ物屋さん、2.看護師さん、3.獣医・飼育係が人気(にんき)でした。
女の子は、20年前も今もあこがれの仕事はそれほどかわっていないようです。
男子 | 女子 | ||||
1998年 | 2019年 | 1998年 | 2019年 | ||
1位 |
大工さん |
サッカー選手 |
1位 |
食べ物屋さん |
食べ物屋さん |
2位 |
学者・博士 |
野球選手 |
2位 |
看護師さん |
保育園・幼稚園の先生 |
3位 |
食べ物屋さん |
警察官・刑事 |
3位 |
獣医・飼育係 |
看護師さん |
さて、岡山県(おかやまけん)ではどのような種類(しゅるい)の仕事についている人が多いのでしょうか?
2015(平成(へいせい)27)年の国勢調査結果(こくせいちょうさけっか)(岡山県分)によると、
農業(のうぎょう)・林業(りんぎょう)・漁業(ぎょぎょう)などの第1次産業(だいいちじさんぎょう)についている人が4万1206人(全体(ぜんたい)の約(やく)5%)と少ないのに対(たい)して、商業(しょうぎょう)やサービス業などの第3次産業(だいさんじさんぎょう)が58万0527人(全体の約68%)で、とても多いことがわかります。
また、みなさんのお父さんやお母さんがこどもだったころの1985年の国勢調査結果とくらべて、第3次産業で働(はたら)いている人は大きく増(ふ)えていることがわかります。
資料:国勢調査報告(こくせいちょうさほうこく)(総務省(そうむしょう))
今から20年後、30年後に、それぞれの産業で働(はたら)いている人の数は、どんな風に変わっていくのでしょうか。
どの種類の仕事も、たくさんの人の生活をささえている大切な仕事です。
すてきな夢がかなうといいですね。