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鹿児島全共に向けた交配種雄牛を紹介します。
鹿児島全共に向けた候補種雄牛を紹介します。
第12回全国和牛能力共進会に向けて、岡山県から出品する候補牛は
次の3頭の種雄牛を中心に交配を行っています。
●「新岡光81(しんおかみつ81)」号
体格が大きい母牛と肉質が良い父牛の良いトコどりができた種雄牛です。
母牛「たかみず81」号は、前から見た時の体の幅や横から見た時の体の深さが
特に優れる、いわゆる「増体系」でした。性格も大人しく、とても飼いやすい牛でした。
その息子、「新岡光81」号はその優れた体型を受け継ぎ、抜群のボリューム感!
畜産研究所で飼われている牛の中で一番大きい種雄牛です。
このため、生まれてくる子牛も大型の傾向がありますが、繁殖牛として体型バランスが良く、
そして、肉質も同時に期待できることから、県内外の多くの方に交配していただいています。
●「美恵茂(みえしげ)」号
なんといっても、『岡山県の検定史上最高!抜群の肉質!!』のキャッチコピーどおり、
ロースに入るサシ、つまり霜降りのキメが細かく、美味しいお肉の目安となるオレイン酸
の含量が高い、スーパー美味しい種雄牛です!!
母牛「45たま8の11」号は、県内の阿新・津山地域で脈々と受け継がれてきた「たま系」
とよばれる歴史ある、そして繁殖雌牛としても優秀な系統です。
この「美恵茂」号も横から見た時の体の深さや胴伸びの良さ、腿の筋肉が充実しており、
肉質だけでなく肉量も期待できます。ここ最近、交配の要望が高い種雄牛です。
●「藤沢茂(ふじさわしげ)」号
前回の全共でも交配された、体型バランスが特に優れた種雄牛です。
肉質成績こそ上の2頭に及ばないものの、「種牛性」と呼ばれる体つきが抜群に素晴らしく、
その産子は理想的な牛の体型であるスクエア型をしています。
母牛「まさみ5」号も大型の増体系で、前から見た時の体の幅が特に優れる牛でした。
本牛の産子は、宮城全共の種牛の部、肉牛の部ともに優等賞を取り、枝肉の格付けは
『A-5規格』、霜降り度合い(ビーエムエス・ナンバー)は12段階中、『11』と最高クラスでした!
さて、全共まであと2年と少し。
今年の秋にはこの3頭の子牛がぞくぞくと生まれてきます!
岡山県の詳しい種雄牛情報は岡山県農林水産総合センター畜産研究所HPをご覧ください。
今こそ、「おかやま和牛肉」など、岡山県産の畜産物を食べて体力をつけ元気を出しましょう!