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令和2年度第3回 備中県民局協働事業審査委員会
概要
開催場所:備中県民局会議棟1階
出席委員:柏委員、黒宮委員、古賀委員、住野委員長、西村委員、余村委員(五十音順)
令和2年度提案型協働事業 実績報告
事業名 | 団体名 | 事業概要 |
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水害は「逃げるが勝ち!」 |
川辺復興プロジェクトあるく |
「逃げ遅れゼロの町」、「安全・安心なまちづくり」を目指す取組として、防災カフェ(顔の見える小規模な勉強会)、川辺みらいミーティング(関係団体と協力して行う防災研修会)、キッズ防災事業(子どもの防災意識を高めるイベント等)を実施するとともに、被災経験やアンケート結果等を基にした「防災おやこ手帳」を作成し、防災減災に向けた啓発活動を行った。 |
地元企業からの受注機会の拡大と工賃向上に向けた「共同受注窓口倉敷」の開設 |
特定非営利活動法人まこと |
就労継続支援事業所の業務発注を一括して受ける「共同受注窓口倉敷」を開設し、作業能力等に応じて無理なく分担することで、大量発注にも応じられる体制を構築した。また、「パワーアップ研修会」により事業所間連携等の強化を図るとともに、「備中たまてBox(複数事業所の詰合せ商品)」等の商品開発・販売促進等を行った。 |
古代吉備「秦の郷」ミステリー解明プロジェクト |
秦歴史遺産保存協議会 |
地域にある歴史遺産を活用した地域モデルの構築を目指し、参加者が秦地域の寺院や古墳等を自由に散策してスタンプを集める形の「秦歴史遺産謎解きスタンプラリー」を開催した。 |
モモペーストを利用した6次産業化による地域づくり推進事業 |
一般社団法人 |
モモの生産振興と農業者の所得向上を目指し、モモの6次産業化に取り組んだ。具体的には、備中地域で栽培されたモモを使用し、周年利用が可能な一次加工品「モモペースト」を試作するとともに、そのペーストを使用した二次製品として、羊羹やドレッシング等の試作開発を行い、評価・検討会等を通じてブラッシュアップを図った。 |
「ええとこ穂井田」農都交流ネットワーク推進事業 |
玉島陶・服部地域まちづくり協議会 |
持続可能な地域づくりを目指す取組として、農地の活用方法など、「人・農地プランの実質化」に向けた検討を進めるとともに、農都連携による農村地域活性化の仕組みを構築するため、「試験的市民農園」の設置、農業体験のワークショップや研修会等の実施、穂井田の魅力を発信する広報媒体の制作などを行った。 |
にいみ木にかかわりビトプロジェクト |
一般社団法人 |
木材の良さ、森林の大切さ、生活に身近なところへ木材を使用することの意義等を理解してもらうため、保育園や学校、地域の施設等で、県産材を利活用した遊びやものづくりワークショップなどを実施し、各年代に応じた「木育」活動を展開した。また、他の木育関連団体との意見交換会や「木育研修会」等を通して、同様の活動・事業を行う団体や個人とのネットワークづくりを行った。 |
発表順
【全体講評】
○各団体とも、補助金を有効活用し、県民局との協働事業として素晴らしい成果をあげている。
○県民局との協働により、他団体や関係機関等と新たな繋がりを持ち、その繋がりにより、各団体とも活動の幅を広げている。また、県民局の持つノウハウも有効に活用されていた。
○事業の透明性を確保し、説明責任を果たすには、取組成果を可視化・数値化し、エビデンスを取るということは非常に重要である。その点では、各団体とも、成果の見せ方に工夫の余地があった。事業の到達点が決まっていないと評価はできないので、目標の明確化、評価指標についても意識してほしい。
○今年度で事業終了となる団体は、この1年で得たノウハウや繋がり等を活かし、事業の継承発展を図ってほしい。また、継続して事業を実施する団体は、自立に向けたビジョンを持って事業に取り組んでいただきたい。