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第33回 森林研究所の散歩道(ミズメ、キツネノマゴ編)

印刷ページ表示 ページ番号:0810626 2022年10月3日更新森林研究所

第33回 森林研究所の散歩道(ミズメ、キツネノマゴ編)

 

 第33回の今回は、ミズメとキツネノマゴについて紹介します。

 ミズメは落葉小高木で、本州(新潟県・岩手県以南)・四国・九州の丘陵地帯から山地帯に自生し、本県でも北部に分布しています。

 本種の特徴として、枝を折って匂いを嗅ぐと、サロンパスのような独特の香り(成分:サロメチール)がすることです。このような特徴を持った樹種は非常に少ないことからも、もし、機会があれば、是非、その匂いを嗅いでみてください。 

 材は家具材のほか、敷居、盆、指物等に用いられます。

 

(出典)馬場(2000)「葉でわかる樹木」. 信濃毎日新聞社. P142

     岡山県農林部林政課(1986)「岡山県樹木目録」. P7.

     財団法人 林業科学技術振興所(1985)「有用広葉樹の知識-育てかたと使いかた-」.大平社. P84-85.

       ミズメ全体      ミズメ葉

           写真-1  ミズメ              写真-2  ミズメの葉

 

 キツネノマゴは本州・四国・九州と、広範囲に分布し、野はらや道ばたにみられる多年草です。

 8月~10月、枝の先に穂状の花序とともに、淡紅紫色の唇形の小さな花をつけます。

 

(出典)川崎(1995)「山渓カラー名鑑 日本の野草」.山と渓谷社. P161.

 

                   キツネノマゴ

                         写真-3 キツネノマゴ

 

 所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがでしょうか。また、植物の位置がわからない場合は当研究所1階の事務室へ気軽にお尋ねください。