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コイヘルペスウイルス病とは
コイヘルペスウイルス
1.原因(病原体) | KHV(koi herpesvirus)と呼ばれるウイルス | ||
2.感受性魚種 | コイ(マゴイ及びニシキゴイ) | ||
3.症状 | 遊泳緩慢、摂餌不良になるが、目立った外部症状はなく、鰓の退色やびらん等が見られ死亡率が高い。 | ||
4.発生水温 | 20~25℃ | ||
5.感染経路 | コイヘルペスウイルス病に感染したコイ(マゴイ及びニシキゴイ)との接触により感染する。 | ||
6.潜伏期間 | 2~3週間とされている。 | ||
7.発生地域 | イスラエル、ヨーロッパ諸国、米国、インドネシア、タイ、フィリピン、台湾、日本 | ||
日本国内では平成15年11月に初めてKHV病の発生が確認され、現在全国47都道府県全てで確認されている。 | |||
8.診断方法 | 細胞培養によるウイルス検査及びPCR検査 | ||
※PCR検査:病原体の特異的遺伝子を検出する遺伝子診断法 | |||
9.治療法 | 現在のところ治療法はない。 | ||
10.その他 | コイ特有の病気であり、コイ以外の魚や人への感染はない。 | ||