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薬物依存症に関すること
薬物依存症について
薬物依存症とは?
薬物依存症は精神疾患のひとつです。覚せい剤・シンナー・大麻などの依存性のある薬物を使いつづけているうちに心身に異変が生じ、現実にいろいろと不都合が生じているにもかかわらず、薬物を使いたいという気持ち(渇望)を自分ではコントロールできなくなり、使いつづけてしまいます。
市販の鎮痛薬や咳止め薬、病院で処方される睡眠薬や精神安定薬なども、使い方を誤ると依存症になる可能性があります。
市販の鎮痛薬や咳止め薬、病院で処方される睡眠薬や精神安定薬なども、使い方を誤ると依存症になる可能性があります。
薬物依存症による様々な問題
薬物依存症は、その人の心身に異変を起こし、薬物を使いつづけさせるだけでなく、他にも様々な深刻な問題をもたらします(下図)。
これらは薬物依存症という障害がもたらす二次的な問題ですが、肝心の『依存症』という障害は目に見えず、度重なる借金や暴力、犯罪行為といった問題行動ばかりが目立つため、周囲の人はこういった問題の対応に日々追われるようになります。
これらは薬物依存症という障害がもたらす二次的な問題ですが、肝心の『依存症』という障害は目に見えず、度重なる借金や暴力、犯罪行為といった問題行動ばかりが目立つため、周囲の人はこういった問題の対応に日々追われるようになります。
薬物依存症からの回復
残念ながら、依存症になった脳は元の状態には戻らないと考えられています。その意味で、依存症が完全に治るということはありませんが、きちんと治療を受けて薬物を止めつづければ、多くの人は通常の社会生活を営み、薬物依存症によって失ったものを少しずつ取り戻すことができます。これを回復と言います。
回復には、大まかにいって 4 つの段階があります。(下図)
何年もかけて少しずつその人をむしばみ、進行した薬物依存からの回復には、薬物使用を止めてさらに長い年月を要します。長い時間はかかりますが、薬物を止めつづければ、いつの日か失った自分らしさを回復することができるのです。
回復には、大まかにいって 4 つの段階があります。(下図)
何年もかけて少しずつその人をむしばみ、進行した薬物依存からの回復には、薬物使用を止めてさらに長い年月を要します。長い時間はかかりますが、薬物を止めつづければ、いつの日か失った自分らしさを回復することができるのです。
ご本人ができること
あなたが薬を使いたくなるのはどのような時ですか?
安心して話せる人や場所はありますか?
中には孤独感を紛らわせたり、薬を使うことであらゆる問題を乗り越えてきた方もいらっしゃるかもしれません。
「薬をやめたいのにやめられない」「これからどうしたら良いのか分からない」など、少しでも薬物依存でお困りの方はご相談下さい。秘密は守ります。
安心して話せる人や場所はありますか?
中には孤独感を紛らわせたり、薬を使うことであらゆる問題を乗り越えてきた方もいらっしゃるかもしれません。
「薬をやめたいのにやめられない」「これからどうしたら良いのか分からない」など、少しでも薬物依存でお困りの方はご相談下さい。秘密は守ります。
ご家族ができること
回復のためにご家族にできることは三つあるといわれています。
まずひとつは、薬物依存症という障害について学ぶこと
二つ目は、薬物依存症者ご本人に対する適切な対応方法を身につけること
三つ目は、ご家族の方がまず元気を取り戻すことです。
本人の問題に振り回されてしまうと、家族は気持ちの余裕がなくなり、自分のことを後回しにして疲れ果ててしまいます。
本人への望ましい行動や依存症について理解し、家族が元気を取り戻す方法を一緒に考えてみませんか?
まずひとつは、薬物依存症という障害について学ぶこと
二つ目は、薬物依存症者ご本人に対する適切な対応方法を身につけること
三つ目は、ご家族の方がまず元気を取り戻すことです。
本人の問題に振り回されてしまうと、家族は気持ちの余裕がなくなり、自分のことを後回しにして疲れ果ててしまいます。
本人への望ましい行動や依存症について理解し、家族が元気を取り戻す方法を一緒に考えてみませんか?
薬物依存症でお困りの方へ
誰にも相談出来ずに悩んでいませんか?
「(家族や知人が)依存症かもしれない」そう思ったら、1人で抱え込まず、また1人で解決しようとせずに、まずはお近くの保健所や精神保健福祉センターに御相談ください。
「(家族や知人が)依存症かもしれない」そう思ったら、1人で抱え込まず、また1人で解決しようとせずに、まずはお近くの保健所や精神保健福祉センターに御相談ください。