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「県政への提言に寄せられたご意見・ご提言(令和6年5月分)

印刷ページ表示 ページ番号:0921464 2024年6月10日更新公聴広報課

ご意見・ご提言の件数

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

累計

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お寄せいただいたご意見・ご提言に県から回答したもののうち、主として県の施策や取り組みに関するもので、広く県民のみなさんに知っていただきたいものを掲載しています。
 注)回答は受付時点のものであり、その後に状況が変わっている場合があります。

 

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岡山県版教員特別手当の新設等について

〇岡山の教育の再生のため、提案させていただく。教育県岡山の復活のためには、人材の確保が大切と考えます。そのための具体策として、
 1.岡山県版教員特別手当の新設
 2.教職についた年限に応じた、奨学金の返還免除制度の新設(奨学金返還支援事業の拡充)
 確か田中角栄さんが首相の時代に、教員の人材確保のための法律ができ、教員特別手当ができたと思う。これにより、教員の社会的地位が向上したのではないかと思う。給与の面で優遇されていないと、魅力がない職業となってしまう。なぜ、教員だけを優遇するかと言えば、教育は国家百年の大計であり、「教育は未来への投資」だからである。
 藤原文部科学事務次官が教育時報の令和6年1月号に、「教師へのリスペクト」と題して、次のことを書かれている。『今、教師へのリスペクトが失われつつあり、その社会的な地位が大きく揺らいでいるのである。(中略)教師という職の最大の価値は、どれだけ子供たちに影響を与えられたか、すなわち「あの先生に出会ったから今の自分がある」という教え子をどれだけ送り出すことができたか、ということであろう。(中略)どんな時代にあっても、そうした人間的魅力を備えた教師こそが、リスペクトされる教師である、ということは不変であろう。リスペクトがなければ「学習」は成り立っても「教育」は成り立たない。』
 「人としての魅力」をもった人材を確保するためには、上の具体策を実施することが必要と考える。この施策に当たり、問題となるのは財源だが、限られた教育予算の中で捻出するためには、大胆な考え方の変更が必要である。人材が確保されれば、必然的に教育の質は向上されるものと思う。したがって、今までやってきて目的がある程度達成した施策は廃止し、その予算を人材確保の予算に大胆にシフトする必要がある。今後は「人」にお金をかける。「教育は人なり」である。子どもとふれあっている最前線の現場の教員の声を直接聞いて、施策に生かしてもらいたい。
 文部科学事務次官も文部科学副大臣も岡山の関係者である今が、教育県岡山として先進的な取り組みを発信する絶好のチャンスである。岡山から日本の教育を変えていくというぐらいの気概を持って取り組んでもらいたい。人材を確保して、教育の質を上げれば、長い目で見て少子化対策にもつながっていくのではないか。岡山に住みたい、岡山で子育てしたい、教育するなら岡山で、となるようになったらと思う。
 次の岡山県教育振興基本計画に向けて、リーダーシップを発揮されることを切に期待している。岡山を愛する県民の一人として、提案させていただいた。
⇒岡山県版教員特別手当の新設についてですが、先日、中央教育審議会の特別部会においても、教員の人材確保や働き方、処遇改善等について審議のまとめが出されたところであり、今後の動向を引き続き注視しながら取組を検討してまいりたいと存じます。
 奨学金の返還免除制度の新設(奨学金返還支援事業の拡充)については、本県の奨学金返還支援制度もスタートしたばかりであるため、成果の確認を行い、今後の取組を検討してまいります。また、国が正規教員になった大学院修了者について、院在籍中に日本学生支援機構から貸与された奨学金の返済を免除する制度を来年度の新卒採用から適用する方針であることから、動向を注視してまいりたいと存じます。