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令和6年11月 県議会定例会 知事提案説明要旨
令和6年11月 県議会定例会 知事提案説明要旨
本日は、皆様御多用のところ御参集いただきまして、誠にありがとうございました。
はじめに
・4期目にあたって
私は、この度の知事選挙におきまして、県民の皆様の御信任をいただき、引き続き県政を担当させていただくことになりました。誠に光栄なことと存じます。我が国は、最大の危機である人口減少問題に直面しており、本県においても、これまでの対策を上回る勢いで少子化が進む中で、4期目の県政を担うこととなり、あらためてその責務の重大さを肝に銘じているところであります。
この上は、県民の皆様から寄せられた信頼と御期待にお応えするため、決意を新たにし、県議会並びに県民の皆様の御意見に真摯に耳を傾けながら、すべての県民が明るい笑顔で暮らす「生き活き岡山」の実現に全身全霊で取り組んでまいる所存でありますので、引き続き格別の御理解と御協力をお願いする次第であります。
・所信
今議会は、私の再選後、初の定例会でありますので、御提案申し上げる諸議案の説明に先立ちまして、所信の一端を申し述べさせていただきたいと存じます。
この度の選挙を通じまして、加速化する人口減少が顕在化させた子育てや教育、商工業、農林水産業、雇用、医療、福祉、防災などの地域の課題をあらためて認識すると同時に、県政が果たさなければならない責任の大きさを強く感じたところであります。
喫緊の課題である少子化対策は、これからの数年間が、そのトレンドを反転させるラストチャンスであり、取組の正念場と考えており、特に結婚支援の重要性に着目するなど、より効果的な施策を検討し、積極的な展開を図ってまいります。
また、本県発展の好循環の起点である教育の推進と産業の振興をはじめ、高い確率で発生が予想される南海トラフ地震や、新たな感染症への備えなど、県民の健康と命に関わる課題のほか、豊かで持続可能な社会生活の実現に向け、様々な課題に取り組んでまいります。
新たな時代の要請に対しては、我々の世代が責任を持って解決につなげていくとの決意の下、市町村との連携を一層深め、企業やNPOなど多様な主体とスクラムを組みながら、オール岡山で取り組んでまいります。
・第4次プラン策定
現在策定を進めております「第4次晴れの国おかやま生き活きプラン」につきましては、これまで県議会や市町村などから御意見をいただくとともに、県内各地において、県民の皆様の声を直接お伺いし、内容の具体化を進め、先般、素案を公表したところであります。
素案では、少子化になんとしても歯止めをかけなければならないとの強い決意の下、「結婚・子育ての希望がかなう社会の実現」を新たな柱として明確に位置付け、「夢を育む教育県岡山の推進」、「地域を支える産業の振興」、「安心で豊かさが実感できる地域の創造」と合わせて4つの重点戦略を掲げ、その下には、多様な教育ニーズへの支援や脱炭素化の推進など新たなプログラムを含む22の戦略プログラムを配置しております。
現在、素案に対するパブリック・コメントを行っており、今議会での議論の内容も含め、プラン案に反映させた上で、来年の2月定例会に議案として提案させていただき、3月の策定を目指してまいりたいと存じます。
・少子化対策の推進
少子化対策の推進につきましては、結婚・子育てを社会全体で応援する気運醸成の一環として、今月から「こどもまんなかマナーアップ県民運動」を展開しており、先般、私みずから「一日岡山駅長」となって、電車内等での子ども連れの方への優しい配慮などを呼びかけたところであります。
今後、様々な場面で、こうした一人ひとりのささやかな心遣いにより、社会全体に温かい空気感が浸透するよう、県民運動の趣旨や取組の具体例など広報・周知してまいりたいと考えております。
また、出会い・結婚支援策として、先日、結婚予定のカップルや新婚夫婦を応援する「結婚応援パスポート」の運用を、200店を超える協賛店の御協力の下で開始したほか、おかやまマラソンとのタイアップによりランナー同士の出会いイベントを開催し、5組のカップルが成立いたしました。
今年度は、「おかやま縁むすびネット」のお引合せ件数等が例年にないペースで伸びており、このうち成婚数は、先月までの累計で300組に達したところであり、引き続き、一人でも多くの方の希望がかなうよう、結婚支援の取組等を重点的に進めてまいります。
・妊娠・出産等の体制強化
妊娠・出産等の体制強化につきましては、今年度新たに設置した、おかやま妊娠・出産・子育て安心サポート連絡協議会において課題の整理を行い、健診と分娩機能の分化・連携や、身近に分娩施設がない妊産婦への支援策について、実務者によるワーキンググループを設置し、具体的に議論を深めているところであります。
・保育人材の確保
保育人材の確保につきましては、県主催による広域での就職相談会を、県北と県南の二つの会場で開催し、多くの学生に来場いただきました。各保育施設のブースでは、園の紹介や保育士の魅力のPR、相談対応等がなされ、保育士を目指す学生の後押しの場となりました。会場では、保育職場の負担軽減に役立つ各種システムを体験できるICT見本市を併せて開催したところであり、引き続き、様々な切り口により、人材確保につながる取組を進めてまいります。
・森の芸術祭 晴れの国・岡山
9月末から実施いたしました「森の芸術祭 晴れの国・岡山」につきましては、今月24日に無事閉幕いたしました。50万人を超える多くの方にお越しいただいており、県議会をはじめ、多くの皆様の多大なる御支援、御協力に対し、心から感謝申し上げます。
会期中、国内外の皆様に、様々なアート作品とともに県北部の歴史や文化、雄大な自然などにも触れていただくことにより、その素晴らしさを満喫していただけたものと存じます。
今後とも、岡山の魅力を国内外へ向け積極的に発信し、本県への誘客拡大と周遊の促進を図ってまいります。
・経済の情勢
経済の情勢につきましては、雇用・所得環境が改善する中で緩やかに回復しているものの、引き続く物価高により県内経済や県民生活はいまだ厳しい状況にあります。
このような中、国においては、物価高の克服などを柱とする経済対策について議論が進められているところであり、本県におきましても、情報収集に努めながら、国の対策に呼応し、迅速に対応することで、引き続き、県内経済や県民生活をしっかりと支えてまいります。
教育県岡山の復活
続きまして、第3次晴れの国おかやま生き活きプランに掲げる3つの重点戦略に沿って、御説明申し上げます。
まず、「教育県岡山の復活」についてであります。
・学ぶ力育成
(学校におけるDX)
学校におけるDXにつきましては、全県立学校において、生徒の欠席連絡や保護者への配付文書をデジタル化するとともに、県立高校等の入試では、インターネット出願システムを利用した手続きを拡充し、中学校から高校へ提出する調査書をデジタル化するなど、業務の効率化を図る取組を進め、教員が教員にしかできない業務に注力できる環境づくりを一層推進してまいります。
・徳育・体育推進
(不登校対策)
不登校対策につきましては、先月公表された国の調査結果では、不登校の出現割合は全国平均を下回っているものの、不登校児童生徒数は増加傾向にあることから、学校を「誰もが通いたくなる魅力ある場所」とするとともに、児童生徒一人ひとりの状況に応じた学びの場の確保に努めるなど、誰一人取り残されない学びの実現に向け、不登校対策を総合的に進めてまいります。
・グローバル人材育成
(グローバル人材の育成)
グローバル人材の育成につきましては、先日開催した留学促進フェアでは、多くの高校生や大学生の参加の下、経験者の講演や海外大学等と直接相談する場を通じて、留学の意義や価値を認識してもらい、関心と意欲の喚起を図ったところであります。
引き続き、県内学生の留学者数の増加を図り、産学官が連携しながら、グローバルに活躍できる人材の育成に努めてまいります。
地域を支える産業の振興
続きまして、「地域を支える産業の振興」についてであります。
・企業誘致・投資促進
(企業誘致と投資の促進)
企業誘致と投資の促進につきましては、先般、瀬戸内市の産業団地に立地する企業と市との立地協定式が県庁で行われ、私も同席したところであります。今後とも、市町村と連携しながら、企業の投資動向の把握に努め、さらなる誘致と投資の促進に取り組んでまいります。
・企業の「稼ぐ力」強化
(中小企業等への支援)
中小企業等への支援につきましては、人手不足や物価高騰などにより厳しい状況が続いていることから、新事業展開やデジタル技術の活用など、生産性向上に意欲的に取り組む事業者への支援を実施しているところであります。
また、先般、今年度で10回目となる「おかやまテクノロジー展2024」を開催したところ、高校生を含め、過去最多の12,580人に御来場いただき、200社を超える企業が、最先端の技術や製品をアピールしたところであり、今後とも、県内企業の新たなビジネスチャンスの創出に取り組んでまいります。
・観光振興
(岡山桃太郎空港)
岡山桃太郎空港につきましては、高雄線の新規就航や、台北線の増便により、台湾との便数は中四国地方で最も多くなり、先月までの利用者数も、過去最多であった昨年度の同時期を上回る状況となるなど、インバウンドをはじめ、多くの方に御利用いただいております。引き続き、路線のPRや集客支援など、国際線の利用促進にしっかりと取り組んでまいります。
・儲かる農林水産業加速化
(晴苺)
来月から本格的な出荷シーズンを迎える晴苺につきましては、市場からのさらなる出荷量増大のニーズに応えるため、ハウス整備や環境制御機器の導入などの支援により、栽培面積の拡大や生産性の向上を進めているところであります。今後、首都圏でのスイーツ店と連携したフェアの開催など、PR活動を展開することにより、年間を通じて多彩で高品質なくだものが提供できる「くだもの王国おかやま」のブランド確立につなげてまいります。
(高病原性鳥インフルエンザ)
高病原性鳥インフルエンザにつきましては、先月来、近隣県の養鶏場でも発生が確認されており、引き続き、農場への飼養衛生管理基準の遵守徹底や関係機関との連携強化を図るとともに、発生に備え、防疫作業の外部委託の準備を進めるなど、防疫体制に万全を期してまいります。
・働く人応援
(本県への就職促進)
本県への就職促進につきましては、来年度に就職活動を行う大学3年生等を対象に、8月から9月にかけて、オンラインによる県内企業の見学ツアーや若手社員との交流会を実施したほか、先般、冬のインターンシップへの参加を後押しするイベントも開催したところであり、引き続き、若者の県内就職の促進及び県内企業の人材確保の支援に取り組んでまいります。
安心で豊かさが実感できる地域の創造
続きまして、「安心で豊かさが実感できる地域の創造」についてであります。
・保健・医療・福祉充実
(受動喫煙防止対策等)
禁煙・受動喫煙防止対策につきましては、新たな喫煙者等の増加を抑制するため、大学生等を対象にした出前講座のほか、医師等からの禁煙指導の促進を目指し、今年度から新たに医療従事者を対象としてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に関する研修を行ったところであります。また、受動喫煙防止に向け、SNS広告による危険性の周知等を行っており、引き続き、喫煙率の減少、受動喫煙のない環境づくりに取り組んでまいります。
(高齢者を支える社会づくり)
高齢者を支える社会づくりにつきましては、先般、住民主体で進める「通いの場」の普及に向けたフォーラムを開催したところであり、引き続き、こうした介護予防の取組の推進とともに、介護が必要な状態になっても、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、地域全体で支える包括的な支援体制の整備・深化を図ってまいります。
(感染症対策)
感染症対策につきましては、先般、インフルエンザ注意報を発令したところであり、昨年同様、例年より早い時期に流行が本格化しつつあります。人の移動が活発になる年末年始に向け、新型コロナをはじめ、様々な感染症の流行拡大が懸念されるため、手洗い、場面に応じたマスク着用等、基本的な感染防止策について、県民への啓発を行ってまいります。
(がん支援体制の強化)
がん支援体制の強化につきましては、がん患者のアピアランスケアの充実に向け、4月からウィッグや乳房補整具の購入費助成を実施している市町村への支援を開始しております。開始時点で5市町村であったものが、先月末時点で18市町村と大幅に拡大しており、引き続き、制度の周知に努め、がん患者の生活の質の向上を図ってまいります。
(献血の推進)
献血の推進につきましては、少子化の進行や若年層の献血離れにより、10代から30代の献血者数はこの10年間で約25%も減少しております。加えて、冬場から春先にかけては献血者が減少傾向にあることから、県内の大学生等の協力の下、来年1月から2月にかけて「はたちの献血」キャンペーンを実施いたします。期間中は、若者をはじめ広く県民に、献血への協力とその重要性を呼びかけてまいります。
・防災対策強化
(防災対策の推進)
防災対策の推進につきましては、南海トラフ地震を想定し、先般、笠岡市において、離島からのヘリコプターを利用した人命救助や、住民参加の避難所運営等の実践的な訓練を盛り込んだ総合防災訓練を実施したところであり、引き続き、市町村と連携し、県全体の災害対応力の強化に努めてまいります。
(治水対策)
治水対策につきましては、激甚化・頻発化する水害から県民の生命や財産を守るため、計画的な河川改修に加え、即効的な対策である河道掘削等に重点的に取り組んでおります。また、中小河川における洪水浸水想定区域の指定・公表を進め、水害リスク情報の充実を図るなど、あらゆる関係者と連携して、ハード・ソフト一体となった流域治水を推進し、災害に強い岡山の実現を目指してまいります。
・暮らしの安全推進
(暮らしの安全対策)
暮らしの安全対策につきましては、無施錠による盗難被害が後を絶たないことから、新たに作成した施錠を呼びかけるキャラクターを用いて、自転車などの乗り物や、住宅への鍵かけの徹底を呼びかけ、防犯対策の浸透を図ってまいります。
また、還付金詐欺や架空料金請求詐欺をはじめとする特殊詐欺被害の未然防止に努めるとともに、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止に向けた広報啓発活動を推進してまいります。
(交通安全対策)
交通安全対策につきましては、年末にかけ、薄暮時や夜間において、歩行者が被害者となる交通死亡事故が増加する傾向にあることから、発生率の高い地区や時間帯を中心に、運転者に対しては早めのライト点灯やハイビームの使用を、また、歩行者に対しては夜光反射材等の着用を促す取組を推進してまいります。
・持続可能な中山間地域等形成
(地域公共交通)
地域公共交通につきましては、今回、県内各地の声をお聞きし、あらためて公共交通に対する県への期待を認識したところであります。今後、施策の方向性の共有を図りながら、市町村や交通事業者等との連携を一層強化し、地域公共交通ネットワークの活性化に取り組んでまいります。
(移住・定住の促進)
移住・定住の促進につきましては、先日、首都圏在住の女性や若者と女性先輩移住者との交流イベントを東京において初めて開催し、参加者から好評を得たところであります。当日は、私も参加し、本県の魅力や生活のしやすさなどをアピールしたところであり、引き続き、市町村等と連携し、ターゲットを絞った効果的な情報発信を行い、本県への移住・定住へとつなげてまいります。
・快適な環境保全
(食品ロスの削減)
食品ロスの削減につきましては、先月の強化月間に合わせ、規格外のフルーツ等を使った「岡山県庁スイーツビュッフェ」や、県内約170店舗の小売店と連携した「てまえどりキャンペーン」を実施したところ、多くの方に実践いただいたところであります。また、生産者の思いを取り入れて制作した啓発動画や、大学生がみずからフィールドワークで学んだことをわかりやすくまとめた教材を活用し、今後、小学校で出前授業等を行うこととしております。引き続き、こうした取組を通じて、食品ロスの削減を図ってまいります。
・生きがい・元気づくり支援
(国民スポーツ大会・「晴れて輝け!おかやま国スポ」)
先月閉会した第78回国民スポーツ大会につきましては、総合成績が15位となり、昨年を上回る好成績を上げることができました。県スポーツ協会及び競技団体と「チーム岡山」として、着実に競技力の向上に取り組んできた成果と考えております。
開催まで2か月を切った「晴れて輝け!おかやま国スポ」につきましては、明日、オリンピアンを招いたイベントを開催し、機運の醸成を図ることとしております。また、県産材を使用した表彰状の作成や県内公共施設等に観覧環境を整備するなど、本県ならではの取組を進めているところであり、大会成功に向けて準備に万全を期してまいります。
(おかやまマラソン2024)
先般開催した、おかやまマラソンにつきましては、1万6千人のランナーをはじめ、ボランティアや絶え間ない声援を送っていただいた県民の皆様、御支援をいただいた企業、団体など、多くの方々に御協力いただき、大盛況のうちに終えることができました。
また、今回の大会で海外枠を増員したことにより、多くの外国人ランナーに岡山の魅力を体感いただいたところであります。
今後も、参加者からいただいた御意見をもとに改善を重ね、「走る」「みる」「支える」全ての皆様にとって魅力的な大会となるよう努めてまいります。
・情報発信力強化
(首都圏アンテナショップ)
首都圏アンテナショップにつきましては、9月に開設10周年の節目を迎え、先般、鳥取県とともに記念のイベントを開催いたしました。これまで、430万人を超えるお客様に御来館いただき、多くのメディアにも取り上げられるなど、県産品や観光、移住等の総合的な情報受発信拠点としての機能を果たしてきたところであります。引き続き、首都圏から全国に向けて、本県の多様な魅力を効果的に発信し、認知度とさらなるイメージの向上を図ってまいります。
・県庁舎の魅力発信
県庁舎の魅力発信につきましては、建築家の前川國男氏が手がけた最初の庁舎建築である、岡山県庁舎本館等の歴史的・文化的な価値が認められ、国の登録有形文化財としての手続きを進めているところであります。引き続き、県民の財産である岡山県庁舎の魅力を解説する見学ツアーなどにより、全国にその魅力を発信してまいります。
諸議案
次に、今回提案しております諸議案の概要につきまして、御説明申し上げます。
まず、予算案件につきましては、当初予算編成後の情勢の変化に伴い、早急な対応を必要とするものについて、補正措置を講じることとし、所要額を計上しております。
その結果、今回の補正予算額は、
一般会計において 19億3,700余万円の減額
特別会計において 200余万円の減額
合わせて 19億4,000余万円の減額
であります。
補正後の一般会計予算額は、歳入歳出それぞれ7,543億9,300余万円であります。
一般会計歳入予算の主な内容につきましては、繰入金4億3,500余万円などを増額する一方、国庫支出金12億2,900余万円などを減額する所要の補正措置を講じるものであります。
一般会計歳出予算の主な内容につきましては、地方道路整備事業費9億7,700余万円などを増額する一方、農業生産基盤整備事業費20億7,600余万円などを減額する所要の補正措置を講じるものであります。
繰越明許費につきましては、砂防関係事業など25件37億4,900余万円を繰り越ししようとするものであります。
債務負担行為につきましては、指定管理施設の管理運営委託事業など新たに債務を負担しようとするもの16件であります。
地方債につきましては、今回の補正予算に関連し、所要の補正措置を講じるものであります。
特別会計につきましては、「岡山県港湾整備事業特別会計」において、所要の補正措置を講じるものであります。
次に、事件案件につきましては、当せん金付証票の令和7年度の発売についてのもの1件、公立大学法人岡山県立大学に係る第4期中期目標を定めようとするもの1件、訴えの提起についてのもの1件、公の施設の指定管理者の指定についてのもの4件及び令和5年度歳入歳出決算の認定についてのものであります。
次に、条例案件につきましては、「岡山県警察関係手数料徴収条例の一部を改正する条例」など9件であります。
最後に、報告案件につきましては、衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の執行経費についてのもの1件で、事情やむを得ず専決させていただきましたので、御報告申し上げ、御承認賜りたいと存じます。
以上、今回提案いたしました諸議案につきまして、その概要を申し上げた次第であります。
なにとぞ、慎重御審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。