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百日咳(ひゃくにちせき)について
百日咳の患者さんが増えています
4月に入り、岡山県内では5類全数把握感染症に規定されている”百日咳”の患者報告数が過去に例を見ないペースで急増しています。第19週(5月5日から5月11日まで)には、これまでの県内最多報告数であった令和元年(2019年)の428人を上回りました。さらに、第21週(5月19日から5月25日まで)では新たに83人の報告があり、令和7年の累計報告数は611人となりました。現時点で流行が終息する気配は見られず、今後もさらに患者数が増える懸念があるため注意が必要です。年齢別では5歳から14歳までに集中しており、全報告の約7割を占めています。
百日咳とは
百日咳は、百日咳菌(ひゃくにちせききん)の感染によって特有のけいれん性の激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。いずれの年齢でも罹患しますが、小児が中心の感染症です。乳児(特に新生児や乳児期早期)では重症化し、肺炎・脳症を合併し、まれに死に至ることもあるため注意が必要です。
感染経路は主に飛沫感染・接触感染であるため、感染予防と拡大防止には、手洗いや咳エチケットなど基本的な感染防止策が有効です。
また、予防には、定期接種の対象で生後2か月から接種可能な、百日咳ワクチンを含む5種混合ワクチン等の接種が有効です。
感染経路は主に飛沫感染・接触感染であるため、感染予防と拡大防止には、手洗いや咳エチケットなど基本的な感染防止策が有効です。
また、予防には、定期接種の対象で生後2か月から接種可能な、百日咳ワクチンを含む5種混合ワクチン等の接種が有効です。