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中間育成について

印刷ページ表示 ページ番号:0032934 2020年7月15日更新水産研究所

中間育成について

岡山県の放流用種苗中間育成

瀬戸内海は高い生産性を有し、国内有数の好漁場であるにもかかわらず、近年、過剰な漁獲努力や、漁場環境の悪化等により、水産資源の減少傾向が続き、資源水準の低下が危惧されています。
このため、岡山県においても、漁業の生産基盤である水産資源の安定化と増大に資することを目的に栽培漁業を推進してきました。その一環として、県下の東部(尻海中間育成施設)、中部(大畠中間育成施設)、西部(寄島中間育成施設)の3カ所に築堤式大規模中間育成施設を造成し、昭和62年から県下各地先海面へ生産した種苗の放流を行ってきました。

中間育成を行っている魚種

岡山県ではガザミ、クルマエビ,オニオコゼ、ヨシエビの中間育成、放流を行っています。

 

  ガザミ クルマエビ オニオコゼ ヨシエビ
  ガザミ クルマエビ オニオコゼ ヨシエビ

種苗生産計画及び中間育成計画

岡山県で種苗放流を行っている魚種の種苗生産計画尾数及び中間育成計画尾数です。
魚種 種苗受入計画 育成後種苗配布計画 備考
生産尾数 サイズ 生残率 生産尾数 サイズ
ガザミ 350万尾 C1 40% 140万尾 C3
クルマエビ 120万尾 15mm 50% 60万尾 40mm
オニオコゼ 5万尾 15mm 50% 2.5万尾 40mm
ヨシエビ 400万尾 15mm 50% 200万尾 25,40mm

中間育成場の概要及び所在地

尻海中間育成施設 地図(Map Fan)
尻海増殖場 所在地;岡山県瀬戸内市邑久町尻海地先
稼働年度;昭和62年
育成池面積;11,000平方メートル
飼育管理棟 1棟、樋門 2基、排水ポンプ 2基
大畠中間育成施設 地図(Map Fan)
大畠増殖場 所在地;岡山県倉敷市児島大畠人工島内
稼働年度;平成4年
育成池面積;3,300平方メートル
飼育管理棟 1棟、樋門 1基、排水ポンプ 2基、取水ポンプ 1基
寄島中間育成施設 地図(Map Fan)
寄島増殖場 所在地;岡山県浅口市寄島町東安倉地先
稼働年度;平成4年
育成池面積;7,900平方メートル
飼育管理棟 1棟、樋門 1基、排水ポンプ 2基、取水ポンプ 1基