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ノロウイルスに気をつけましょう!

印刷ページ表示 ページ番号:0003336 2014年11月20日更新生活衛生課

ノロウイルスに気をつけましょう

 最近、ノロウイルスによる食中毒が全国的に多発しています。
 また、食中毒だけでなく、感染症も多発していますので、注意が必要です。
 ノロウイルスについて知識を蓄え、ノロウイルスによる食中毒や感染症を防ぎましょう!

ノロウイルスって何?

 ノロウイルスは、感染性胃腸炎の原因となるウイルスのひとつで、食品を介して食中毒を起こすこともあります。
 ノロウイルスによる食中毒は、初冬から春先を中心に多く発生しており、毎年、食中毒の病因物質の上位に入っています。
 以前は、小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていました。

ノロウイルス画像

特徴は?

  • 大きさは、直径30nm(ナノメートル)ほどで、電子顕微鏡でなければ観察できないほど非常に小さな粒子です。(1nmは、1mmの百万分の1の長さです。)
  • 食品中では増殖せず、ヒトの体内のみで増殖します。
  • 非常に少量(100個以下)の摂取でも発症します。
  • 加熱(85~90℃で90秒以上)や塩素系漂白剤で死滅します。

どうやって感染するの?

  1. 食品からの感染
     二枚貝を加熱不十分のまま食べること等により感染することがあります。
     これは、ヒトのふん便などに含まれたノロウイルスが、河川、海に流れ出て、二枚貝の体内に蓄積するためです。

     二枚貝に限らず、加熱調理する際は中心までしっかり加熱しましょう。

  2. 感染者からの感染
     ノロウイルス感染者の便や吐物には、多量のウイルスが排泄されています。
     感染者がよく手を洗わずに料理をすると、手や調理器具から食品にウイルスがうつり、この食品を食べたヒトが感染することがあります。

     感染の可能性がある際は調理を控え、それ以外の場合もできるだけ、マスクや手袋を着用しましょう。

  3. 感染者の吐物や便からの感染
      ノロウイルス感染者の便や吐物を処理する際に感染することがあります。
        また、汚染箇所などをよく消毒しないと、乾燥後にノロウイルスが空気中に飛散し、この粒子から感染することがあります。

        吐物や便を処理する際は適切に処理し、処理後は手洗い、消毒をしっかりしましょう。


症状は?

  ノロウイルスに感染して(原因となる食事を食べて)から、1日から2日くらいして次のような症状が出ますが、一般的に他の食中毒と比べて症状は軽く、ほとんどの場合、2日から3日で治ります。

  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱

※症状が治まっても、2週間から3週間は便中にウイルスを排出するので、感染者は手洗いや入浴の際には注意が必要です。
※また、自覚症状がなくてもウイルスを保有し、排出している場合もあります。

食中毒予防のポイントは?

  • 二枚貝の生食を控えましょう。
        中心部までしっかり加熱すれば安心です。
        加熱の目安は、85~90℃で90秒以上です。
  • 調理器具は、きれいに洗浄し、適切な濃度の塩素系漂白剤で殺菌しましょう。
  • 調理する前や、トイレの後などは、しっかり手を洗いましょう。
    調理するときは、できるだけ、マスクや手袋を着用しましょう。

参考リンク