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皮膚糸状菌症

印刷ページ表示 ページ番号:0003411 2007年5月1日更新生活衛生課

皮膚糸状菌症

皆さんは、水虫、シラクモ、インキンタムシといった名前を聞いたことがあると思います。それらを起こす真菌(カビ)を動物も持っています。
 これが人間の皮膚に付着して、皮膚のかゆみ、フケ、脱毛といった事を起こす感染症の総称を皮膚糸状菌症といいます。
 動物を不潔なままにしておいたり、過度なふれあいをすることで、動物の皮膚から人の皮膚に感染する可能性があるので、適度な距離でのふれあいに努めましょう。

皮膚糸状菌症ってどんな病気ですか?

前述のとおり、動物との過度なふれあいにより、人の皮膚に真菌(カビ)が移り、皮膚のかゆみ、フケ、脱毛の他、水疱の形成や水疱が破れたことによりかさぶたが出来たり、皮膚が厚くなったりといった症状が起きます。多くは、このように皮膚の表面で症状が起こる表在性のものです。
 しかし、時々、毛が生えてくるところ(毛嚢)に真菌が入り込み、何かの衝撃で毛嚢が破れると、皮膚の奥(真皮)に菌が入り、腫瘤を形成することがあります。このように、皮膚の奥で症状が起こることを深在性と言います。しかし、死亡することはほとんどありません。
 基本的には、動物にも症状が出ます。特に子供の動物は、全身にわたって症状が出る傾向があります。ただ、一方で、目立った皮膚症状を示さないまま菌を持っている動物も少なくないので、気をつけてください。

皮膚糸状菌症は治療できるの?

液剤、クリーム剤、軟膏といった外用薬と内服薬により治療は可能です。
 皮膚に異常を感じたら、まずは皮膚科を受診してください。その際に飼っている動物についてもお医者さんに伝えましょう。

皮膚糸状菌症はどんな動物から感染するの?

たいていのほ乳類に感染する可能性があります。犬、猫、牛、馬だけでなく、ウサギ、モルモット、ハムスターからも感染したという報告があります。
 そもそも、皮膚糸状菌症を起こす真菌は、現在、分かっているだけで約40種類あると言われており、感染源となる動物も幅広いのです。

私たちはどう気をつけたらいいの?

まずは、動物との過度な接触は避けることです。怖がる必要はありませんが、あまりにも濃厚な接触は考えものです。適度な距離で触れあいましょう。
 また、動物を不潔にしておくのも困りものです。動物を清潔に保つのはもちろんのこと、真菌に汚染された道具を使って動物の世話をしないように心がけてください。