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サルモネラ症

印刷ページ表示 ページ番号:0003425 2007年5月1日更新生活衛生課

サルモネラ症

サルモネラと聞くと、皆さんは食中毒を思い出すかも知れませんね。
 実際に、食品を通じて感染し、下痢や腹痛を起こして保健所に食中毒として届け出られることはよくあります。
 しかし、最近は動物、特に、は虫類とのふれあいによりサルモネラ症に感染した事例が報告されています。その内容紹介するとともに、正しいふれあい方や、その予防方法についてお知らせしたいと思います。

サルモネラ症ってどんな病気ですか?

動物を触った手や指を洗わずにそのまま口に運んだり、菌を持っている動物とキスをしたりすることで感染します。食中毒として有名なサルモネラ菌と同じ病原体ですので、当然、同じ症状が出ます。
 12~74時間の潜伏期間の後、食欲不振、発熱、頭痛、下痢、腹痛、嘔吐といった症状から始まり、そのまま放っておくと、敗血症、腸出血、髄膜炎となり、ひどい場合は死に至ることもありますが、逆に、軽い発熱や腹痛で終わったり、時には症状が出ない人もいます。
 なお、動物ではサルモネラに感染していても、症状を出さないまま菌を持っている場合がありますので、注意してください。

サルモネラ症は治療できるの?

おかしいなと思ったら、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。
 また、診てもらう際に、どのような動物を飼っているかをお医者さんに伝えてください。

サルモネラ症はどんな動物から感染する可能性があるの?

ペットからのサルモネラ感染について、最近、感染源として注目されているのがミドリガメです。国内外の文献では、ミドリガメのサルモネラ保菌率は50~90%という報告があります。
 その他にも、スッポンが約10%、ウナギが数%、犬、猫にもサルモネラの保菌が見られます。

私たちはどう気をつければいいの?

まずは、動物を飼っている環境を清潔に保ち、動物にふれあったら、必ず手洗いとうがいをすることを心がけましょう。また、動物とキスをしたり、口移しでエサをやるといった、過度な接触も避けるようにしましょう。
 全ての動物由来感染症の予防に言えることですが、動物とふれあうのは重要なことですし、逆に、飼っている動物を捨てたりするのは法律で厳しく罰せられます。
 動物とは適度な距離で関係を保つことを心がけてください。