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地中に埋もれた文化財
地中に埋もれた文化財
埋蔵文化財とは
埋蔵文化財とは、簡単に言えば地中に埋もれたまま使われなくなった文化財のことです。
これを大きく分けると、土器や石器などの「遺物」と住居跡や溝などの「遺構」があります。
このような埋蔵文化財は、一つとして同じものはなく、それぞれが貴重な文化財です。
特に古文書などが残っていない時代の歴史を考える上では、これらが唯一の資料となります。
また、それらが埋まっている状態そのものに多くの情報が残されていることも重要なことです。
このような性質から埋蔵文化財はすべてが同等に重要で一度地中を掘りかえせば、たくさんの情報がたちまち消滅し、二度と元へは戻らないことがわかると思います。
文化財保護法は他の文化財とともに埋蔵文化財についてもよりよい状態で保護し、その価値を後世に伝えることを目的にして定められています。
皆さんもその保護・保存にご協力くださるようお願いします。
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