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腎症候性出血熱

印刷ページ表示 ページ番号:0349015 2013年8月30日更新感染症情報センター

ハンタウイルス(ブニヤウイルス科ハンタウイルス属)による熱性・腎性疾患である。

 主にネズミの排泄物に接触(エアロゾルの吸入を含む)することにより、ヒトにウイルスが伝播する。このウイルスはヒトに感染すると状況により重篤な全身感染、あるいは腎疾患を生じ、以下の型が知られている。

  1. 重症アジア型
     ドブネズミ、高麗セスジネズミが媒介する。潜伏期間は10~30日で、発熱で始まる有熱期、低血圧期(ショック)(4~10日)、乏尿期(8~13日)、利尿期(10~28日)、回復期に分けられる。全身皮膚に点状出血が出ることがある。発症から死亡までの時間は4~28日で、尿素窒素は50~300mg/dlに達する。常時高度の蛋白尿、血尿を伴う。
  2. 軽症スカンジナビア型
     ヤチネズミによる。ごく軽度の発熱、蛋白尿、血尿がみられるのみで、極めてまれに重症化する。

腎症候性出血熱とは (国立感染所研究所)

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。