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各種下水道事業の取り組み
合流式下水道の改善
また、平成15年に下水道法施行令が改正され、平成25年度までに、合流式下水道における雨天時の放流水量を減少させることや、放流水質を所定の基準に適合させること等が規定されました。
県内では岡山市、倉敷市が合流式下水道を有していることから、それぞれ合流式下水道緊急改善計画を策定し、これまでに以下の事業を実施しています。
市町村名 | 計画名 | 計画期間 | 対象処理区 | 概要 |
岡山市 | 岡山市合流式下水道緊急改善計画 | (旧)平成17年度から平成21年度 (新)平成22年度から平成25年度 | 旭西処理区 | ・旭西浄化センター水処理施設を雨水滞水池に改造 ・高速雨水処理施設の設置(旭西浄化センター) ・笹ヶ瀬雨水渠を雨水滞水池に改造 ・高速雨水処理施設の設置(笹ヶ瀬ポンプ場) |
倉敷市 | 倉敷市合流式下水道緊急改善計画 | (旧)平成17年度から平成21年度 (新)平成21年度から平成25年度 | 流域関連倉敷地区 水島処理区 児島処理区 | ・倉敷下水処理場を流関編入後廃止(H21)し、不用となった水処理施設を雨水滞水池・沈殿池に改造 ・遮集増強管・貯留管を設置 ・水島下水処理場内に雨水滞水池を設置 ・児島下水処理場内の老朽化した水処理施設を雨水滞水池に改造 ・下の町ポンプ場に雨水滞水池を設置 |
地震対策
市町村名 |
計画名 |
計画期間 |
概要 |
倉敷市 |
倉敷市下水道総合地震対策計画 |
平成26年度から令和5年度 (平成26年度変更) |
・管きょの耐震化(管更生、可とう管化、マンホール浮上防止) ・処理場・ポンプ場の耐震化、耐津波対策 ・マンホールトイレシステム整備 |
玉野市 |
玉野市下水道総合地震対策計画 |
平成24年度から令和9年度 (令和4年度第1回変更) |
・管きょの耐震化(管更正、可とう管化、マンホール浮上防止) ・マンホールトイレシステム整備 |
笠岡市 | 笠岡市下水道総合地震対策計画 |
平成29年度から令和8年度 (令和3年度に延伸) |
・管きょの耐震化(管更生、可とう管化、マンホール浮上防止) ・マンホールトイレシステム整備 |
瀬戸内市 | 瀬戸内市下水道総合地震対策計画 | 令和3年度から令和6年度 |
・「重要な幹線等」の管渠の耐震調査・診断 ・マンホールの浮上防止 ・マンホールトイレシステム整備 ・可搬式ポンプ ・管口カメラ |
長寿命化対策
日常生活や社会活動に重大な影響を及ぼす事故発生や機能停止を未然に防止するため、限られた財源の中で、ライフサイクルコスト最小化の観点を踏まえ、耐震化等の機能向上も考慮した、長寿命化対策を含めた計画的な改築を推進しています。
下水道と農業集落排水施設の接続
岡山県ではこれまでに以下の箇所で接続を行いました。
市町村名 |
接続年度 |
接続箇所 |
鏡野町 |
平成18年度 |
下水道:鏡野処理区 農業集落排水:大野・小座地区 |
瀬戸内市 |
平成21年度 |
下水道:牛窓処理区 農業集落排水:尻海地区 |
新見市 |
平成27年度 |
下水道:哲多処理区 農業集落排水:萬歳処理区 |
矢掛町 |
令和元年度 |
下水道:矢掛処理区 農業集落排水:西三成処理区 |
下水道新世代下水道支援事業(下水道モデル事業)
岡山県ではこれまでに以下の事業が採択されました。
市町村名 | 採択年度 | 事業名 | 概要 |
笠岡市 | S57 | アピール下水道 | カブトガニを守る下水道 |
総社市 | S58 | アピール下水道 | 農村下水リクラメーション作戦 |
岡山市 | S59 | アクアトピア | 西川緑道公園周辺の下水道整備 |
倉敷市 | S59 | アクアトピア | 倉敷美観地区周辺の下水道整備 |
総社市 | S61 | 再生水利用下水道事業 | 公共施設への中水道 |
美作市 | H3 | アピール下水道 | 白鷺を守る下水道 |
岡山市 | H7 | アイディア下水道 | 真空式下水道 |
岡山市 | H9 | 雨水流出抑制施設整備事業 | 廃止合併浄化槽の有効利用 |
笠岡市 | H9 | アクアパークモデル事業 | 十一番緑道公園の再生水利用 |
倉敷市 | H10 | 雨水流出抑制施設整備事業 |
雨水流出抑制施設として貯留槽を新設、廃止合併浄化槽の有効利用 |
和気町 (旧佐伯町) |
H10 | 下水道渇水対策施設整備事業 | 処理水を農業用水として利用 |
浅口市 (旧金光町) |
H10 | 下水道渇水対策施設整備事業 | 処理水を農業用水として利用 |
新見市 | H11 | 水循環再生下水道事業 | 処理場 |
岡山市 | H12 | 下水道管理情報基盤事業 | 光ファイバーケーブル布設 |
新見市 | H12 | 下水道管理情報基盤事業 | 光ファイバーケーブル布設 |
久米南町 | H14 |
リサイクル推進事業 |
処理場に汚泥タイルを使用 |
浅口市 (旧寄島町) |
H14 |
水環境創造事業 |
処理水を公園の修景用水として利用 |
倉敷市 | H29 |
リサイクル推進事業 未利用エネルギー活用型 |
下水熱を温水プールの熱源に利用 |
下水道のMICS事業(Ministry Intelligence Comprehensive System)
MICS事業とは・・・
Ministry(ミニストリー) :省庁
Intelligence(インテリジェンス) :情報収集
Comprehensive(コンプリヘンシブ) :包括的な
System(システム) :制度
岡山県ではこれまでに以下の事業が採択されました。
事業主体 |
関係 市町村名 |
採択年度 | 対象施設 | 概 要 |
和気・赤磐共同コンポスト |
備前市 |
H8年度 (H23年度廃止) |
和気・赤磐共同 コンポストセンター |
3市1町(旧2市3町)の下水道処理場・農業集落排水処理施設ならびにし尿処理場から発生する汚泥を集約し、コンポスト(肥料化)する。 |
赤磐市 | ||||
和気町 (旧佐伯町) |
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和気町 | ||||
岡山市 (旧瀬戸町) |
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真庭市 |
真庭市 | H9年度 |
移動式汚泥脱水車 |
市内の公共下水道および農排から発生する汚泥を、移動式汚泥脱水車で脱水し減量化する。 |
総社市 |
総社市 | H10年度 |
山手浄化センター脱水施設 |
市内の農排から発生する汚泥を山手浄化センター(公共下水道)において共同で処理する。 |
和気町 (旧佐伯町) |
和気町 (旧佐伯町) |
H11年度 |
移動式汚泥脱水車 |
町内の公共下水・農排から発生する汚泥を移動式汚泥脱水車により共同処理する。 |
赤磐市 |
赤磐市 | H17年度 |
共同汚泥処理処分施設 |
市内の公共下水,農耕,浄化槽から発生する汚泥を共同汚泥処理処分施設により共同処理する。 |
矢掛町 |
矢掛町 | H21年度 |
流量調整槽 |
市内のし尿,浄化槽汚泥を流量調整槽で水質・水量調整を行い、流入ポンプ室に流入させて、矢掛浄化センターで処理する。 |
真庭市に導入された移動式汚泥脱水車
下水道光ファイバー
下水道管渠と光ファイバーケーブルイメージ図
↓ 光ファイバー
↑ 下水道管渠