備南広域農業普及指導センターは、12月16日に倉敷市のJA晴れの国岡山真備西支店会議室で、「法人化により見える経営の未来」をテーマに、法人と個人との違い、法人化を考える際に知っておくべき事や経営ビジョンの必要性、また法人代表者から設立経緯や実践内容を学ぶ研修会を開催し、認定農業者等20名の参加がありました。
まず、法人化とは何か、形態や手続き、経営ビジョンの必要性等の基本的事項を株式会社CAPコンサルティンググループ代表取締役(中小企業診断士)草野栄路氏から説明を受けました。続いて、株式会社コアラファーム代表取締役小原正義氏から法人設立までの検討内容や法人化のメリットと経営者マインドを、株式会社山雅ファブリカン代表取締役山下雅章氏から異業種の社長との交流、従業員や地域との信頼関係づくりなどの取組について話を聞きました。
参加者は3人の話を熱心に聞き、「農業は季節雇用が多いが継続して来てもらうための対策は」「就農時の設備投資の引き継ぎ方は」「社会保険への加入タイミングは」等個人から法人経営へ移行する際の質問など活発な意見交換が行われました。
今後は、令和8年1月21日に認定農業者等を対象に、雇用に際し働きたいと思える作業環境づくりの対策について研修会を開催する予定です。
【専門家から法人化の説明を受ける様子】
【法人化について意見交換】