倉敷地方施設いちご研究会では、10月27日に、総社市の会員ほ場でハダニ類の天敵実証ほの見学会を開催し、13名が出席しました。ハダニ類は発生状況によって、化学農薬だけではすぐに抑えきることができない場合も多く、農薬散布を何度も行って防除する必要があるため、生産者にとって大きな負担となっています。そこで、天敵製剤を活用してハダニ類を低密度に維持することで、農薬散布回数の減少による省力効果を確認するため、実証ほを設置しました。
見学会では、いちごほ場で天敵を定着させるための環境条件や導入方法等について学び、併せて、実際に天敵バンカーシートの設置を体験しました。また、生産者同士の積極的な意見交換も行われ、天敵活用への理解が深まりました。
【天敵バンカーシートを作成する生産者たち】
【天敵バンカーシートを設置後のほ場】