美作広域農業普及指導センターは7月5日、鏡野町内の標高150mの低標高地栽培ほ場で美作県民局管内のりんどう産地を対象にした合同研修会を開催し、生産者、JA職員など10人が参加しました。
冷涼な気候を好むりんどうは、夏の高温で生理障害が出やすく、標高が下がるほど栽培が難しいとされています。美作市では200m付近で栽培されていますが、それより低い標高での県内栽培事例はほとんどありません。
研修ほ場は、去年定植し今年初出荷を迎えており、高温による生育障害等はなく順調に生育していました。
ベテラン生産者は「草丈が高く、花段数も多く良いものが育っている」「花色が濃くてきれい」と話していました。また、同じく低標高地ほ場での栽培を去年から始めた美作市の生産者は、「真夏の遮光はどうするのか」などと積極的に質問し、活発に情報交換していました。
【りんどうの生育を確認し感想を述べ合う参加者】