JA晴れの国岡山ラークスパ―研究会では、今シーズンのラークスパーの出荷が11月5日から開始された。現在出荷中のものは、超促成栽培で8月に冷房育苗後、9月に定植し、1月ぐらいまで出荷を行う作型である。
今年は定植した9月の気温が例年よりも著しく高く、株枯れや早期発蕾が例年よりも多発生し、栽培に大変苦労したが、10月下旬から気温が低下してきたため、出荷可能な状態になった。
今回、(株)JF鶴見花きに出荷したものは、短い草丈ながら比較的高単価で取引され、切り花長50cmで55~60円、60cmで80円であった。
農業普及指導センターでは、近年の秋の高温傾向で栽培が難しくなってきている超促成栽培であるが、高単価が期待できるため、今年、セルトレー苗の導入や潅水管理の変更を指導し、良い成績を得たことから、次年度以降は生産者全体に反映していく予定である。
ラークスパーの開花状況