おかやま子育てカレッジとは

　現在、県内各地に広がっている「おかやま子育てカレッジ」の取組は、備中県民局の提唱で始まった事業です。
　ここでは、備中県民局が当初に提唱した内容と、子育てカレッジ第１号である「にいみ子育てカレッジ」についてご紹介します。
　

　備中県民局では、地域の子育て支援能力向上・家庭での子育ての安心感向上・企業の子育て支援への参加促進・次代の子育て人材育成などの子育てを取り巻く課題解決に市町村が取り組む有効な手法として、地域ぐるみの大学内子育て支援拠点（子育てカレッジ）を提唱・推進しています。

　この度、提唱等に呼応し実現した第１号として、全国的にも先進的な取組である「にいみ子育てカレッジ」が、新見公立短期大学キャンパス内に平成２０年４月６日にオープンしました。　
　にいみ子育てカレッジは新見市次世代育成支援行動計画に資するものです。
　備中県民局ではモデルケースとして、新見市における子育てカレッジ実現を協働ミーティング（※）という手法でサポートしています。

　※協働ミーティング・・・新おかやま夢づくりプランの考え方に基づき、地域の多様な主体や市町村と協働し、議論を進めながら新しい形の公共の創造などを目指すもの。
　　
備中県民局は、今後も管内他地域等への新見モデル発信や地域の子育てカレッジ実現への議論・取組サポートなどで、子育てカレッジの推進を行っていきます。

　
～子育てカレッジ関係者の声～

大学教授
　子育てカレッジによって地域とのネットワークが築けるとともに、地域貢献を行える。学生の有意義な実践の場にもなり、非常に有意義な取組だ。
学生
　日常的に親子が学内に出入りすることにより、普段から子どもと接したり親子を手伝ったりする機会ができるのはとても嬉しい。
子育て中の親
　大学キャンパス内に設けられた交流広場はとても新鮮。私たちも利用者としてだけではなくさまざまな形で関わっていきたい。
支援者
　キャンパス内での地域とのつながりを大切にした子育て支援拠点設置は素晴らしい発想。力を合わせてより良いものに育てたい。
行政
　子育てカレッジを通してさまざまな関係者が集うことにより、大学を中心とした子育て支援のネットワークが形作られるようにしていきたい。

・大学内の子育て支援拠点を大学・地域・行政の協働で設置・運営・利用する取り組みです。
・市町村が地域全体での子育て支援への取組など子育てを取り巻く課題解決のため取り組む有効な手法として、備中県民局が提唱・推進しています。
・地域の重要な社会資源である大学内に子育て支援拠点（子育てカレッジ）を設置し、資源（大学の専門・最新知識、ネットワーク、教員・学生、施設等）を有効活用し、大学の専門知識等を活かした地域のモデル事業等を実施するとともに、地域の幅広い子育て支援関係者や子育て中の親などが事業実施や運営などに関わる仕組とします。

・今まで、子育て支援の実施場所とは考えにくかった大学内を中心とし、新たに、専門・最新知識などに基づき地域ニーズに即した質が高く幅広い地域参加型子育て支援事業を実施することができ、効果的に市町村での子育て支援サービスの質的・量的向上を図ることができます。
・大学側にとっては、大学の地域貢献・学生の実践の場確保などを図ることが可能となります。

・大学内子育て支援事業については、近年、大学単独等での実施により徐々に広がりをみせていますが、備中県民局が提唱・推進する子育てカレッジは、地域ぐるみで運営等を行うことから、地域ニーズに即した質が高く幅広い地域参加型子育て支援事業を実施できるという面で、さらに先進的かつ有効な取組です。

　備中県民局では、それぞれの地域に子育てカレッジが設置されることを目指し、「子育てカレッジの考え方」、「仕組み」、「実施例」紹介などを分かりやすく行いながら、地域の議論・取組を協働ミーティングなどでサポートを進めていくこととしています。　　

　備中県民局健康福祉部
　福祉振興課子育て支援班　Tel 086-434-7023