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津島遺跡 岡山市北区いずみ町
更新日:2020年11月30日更新
その1(令和2年11月30日更新)
津島遺跡は、岡山県総合グラウンドとその周辺に広がる、弥生時代を中心とする集落遺跡で、一部は国の史跡に指定されています。今回の調査は、岡山武道館練習道場の建替工事に伴って、9月から11月まで実施しました。
調査地はグラウンドの北西隅に位置し、以前から遺跡の縁辺部に相当すると考えられていた場所です。今回の調査でも、見つかった遺構は古墳時代前期の溝1条にとどまりました。堆積した土の様子からみて、今回の調査地周辺は弥生時代後期まで低湿地のような環境にあり、古墳時代になって地形が安定したものの、竪穴住居などは営まれなかったようです。
古墳時代前期の溝
調査地の土層断面