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向山<むこうやま>遺跡 瀬戸内市長船町飯井

更新日:2024年7月17日更新

その2(令和6年7月17日更新)

 広域河川改修事業(干田川)に伴う向山遺跡の発掘調査は6月に終了しました。今回の調査では、弥生時代後期と古墳時代前期の竪穴住居2軒、弥生時代後期の袋状土坑1基などが見つかり、丘陵上に同時期の集落があることが明らかになりました。
 遺物では弥生土器や土師器、サヌカイト片のほか、管玉が出土しました。管玉は、古墳時代前期の竪穴住居内から1点発見されました。
 6月6日には現地説明会を行い、地元の方など22名に参加いただきました。また、翌日の7日には地元の瀬戸内市立美和小学校の5・6年生9名が見学に訪れました。

現地説明会資料はデジタル図書室「現地説明会資料」のページでご覧いただけます。

現地説明会の様子(北西から)  管玉出土状況
(左)現地説明会の様子(北西から) (右)管玉出土状況(南から)
袋状土坑の遺物出土状況調査区全景
(左)袋状土坑の遺物出土状況(南から) (右)調査区全景(東から)

その1(令和6年5月22日更新)

 広域河川改修事業(干田川)に伴う向山遺跡の発掘調査が4月中旬から始まりました!
 4月にしては気温が高いため、体調管理に気を付けながら作業をしています。
 調査地は干田川へ向かって南へつき出した尾根の先端部に位置しています。
 昨年度も発掘調査を行い、その時には弥生時代前期の土器や平安末~室町時代の陶磁器などが見つかっています。今回も様々な遺構・遺物の出土に期待です!

干田川 作業風景
発掘調査の状況(北から)