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開所40周年記念シンポジウム「古代吉備の謎に迫る!―吉備を育てた風土と交流―」を開催しました!

更新日:2024年12月6日更新

 11月23日(土曜日)に岡山県立美術館で、北條芳隆先生(東海大学教授)、大久保徹也先生(徳島文理大学教授)をお招きし、開所40周年記念シンポジウム『古代吉備の謎に迫る!-吉備を育てた風土と交流-』を開催しました。

 第1部では、北條芳隆先生に「古墳の祭りと吉備-景観史の観点から考える―」と題して基調講演をいただきました。水田開発、土器づくり、塩づくりなどの経済的な側面や景観的側面を組み合わせて、古墳時代の祭りの成立に吉備地域が果たした役割について明快にお話いただきました。
 第2部の討論では、近年の発掘調査成果を踏まえた弥生時代から古墳時代の吉備地域の状況について、大久保徹也先生から備讃瀬戸地域の状況を御報告いただきながら比較し、北條芳隆先生、当センター職員を交えて議論し、「古代吉備の謎」に迫りました。

 長時間にわたるシンポジウムでしたが、参加者の皆さんは基調講演・討論ともに真剣な表情で聞いておられました。

 また、当センターの40年間の発掘調査成果について解説を交えながら紹介するパネル展「岡山県古代吉備文化財センター40年の歩み」にもたくさんの方に御覧いただきました。

 このシンポジウムをもって開所40周年記念関連イベントは終了いたしますが、岡山県古代吉備文化財センターはこれからも講演会やイベントを開催し、皆さまに岡山県の埋蔵文化財について知っていただけるように取り組んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします。


シンポジウムの様子
写真1 シンポジウムの様子

北條先生の様子
写真2 基調講演の様子

大久保先生
写真3 討論の様子

パネル展の様子
写真4 パネル展の解説