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岡山の美術展 特別展示「没後八十年 波多野華涯 筆と生きた女性」開幕!

印刷ページ表示 ページ番号:0925095 2024年7月5日更新県立美術館
 大正から昭和初期、岡山でひとりの女性が絵筆をとって暮らしていました。彼女は、漢籍の知識に基づいて花鳥や山水を描く「南画」と呼ばれる分野で活躍し、アトリエには老若男女の門人が集いました。
本年はその南画家・波多野華涯(はたのかがい)の没後八十年にあたります。
 華涯の作品は確固たる筆の力や鮮麗なる色遣いに魅力があります。諸地域の師や文人たちとの交流を通じて、迫力ある画面から繊細な描写までさまざまに挑みました。
 また華涯は、幼い頃から多くの下絵や手紙などを残しています。それらは子孫宅で大切に守り継がれ、華涯という画家の人生を現代に伝えています。
 本展は、華涯の作品、師の書画や関連する中国絵画、そして華涯旧蔵資料を通じて、岡山ゆかりの近代南画家の一面に迫ります。