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HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)について

印刷ページ表示 ページ番号:0357279 2013年11月21日更新健康推進課

HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)について

【HTLV-1とは】

 ヒトT細胞白血病ウイルス1型(Human T-cell Leukemia Virus Type 1)の略称で、このウイルスは、血液中の白血球の1つであるTリンパ球に感染し、白血病を起こすウイルスとして発見されたことから、このような名前で呼ばれています。

【HTLV-1キャリアとは】

 HTLV-1ウイルスに感染すると、このウイルスが体内に残る持続感染状態になりますが、何も病気を起こしていない人のことを「HTLV-1キャリア」と呼んでいます。
 平成20年度の厚生労働省の調査によると、HTLV-1キャリアは全国で約108万人(推定)いることが明らかになりました。

【HTLV-1感染関連疾患について】

 HTLV-1感染が原因となって発症する疾患で、主に成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)、HTLV-1関連脊髄症(HAM)、HTLV-1ぶどう膜炎(HU)などが知られています。
 しかしキャリアの方でもこれらの疾患を実際に発症するのはごく一部であり、約95%の方は症状なく過ごされます。

【HTLV-1の感染経路について】

 主な感染経路としては、母子感染と性交渉による感染ですが、HTLV-1は感染力が極めて弱いウイルスであるため、HTLV-1に感染したTリンパ球が生きたままの状態で大量に体内に入らなければ感染は起こりません。
 HTLV-1に感染したTリンパ球は、乾燥、熱、洗剤で簡単に死滅するため、水、衣服、食器、寝具などから感染することはありません。また、くしゃみや咳などの飛沫感染もありませんので、職場や学校等での社会生活の中で感染することはありません。
◆詳しくは、厚生労働省の「HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス)に関する情報」をご覧ください。