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<飼養管理の紹介>放牧牛の衛生対策を実施中!

印刷ページ表示 ページ番号:0861390 2023年6月22日更新畜産研究所
  • 畜産研究所では、5月24日から和牛繫殖雌牛の放牧を開始しました。
  • 放牧期間中は、草だけでも十分に飼育は可能ですが、1日に1回は、少量の濃厚飼料を与え、牛の健康状態を観察するようにしています。

  • 放牧牛は、ダニが媒介する「小型ピロプラズマ病」や様々な寄生虫に感染する危険があります。当研究所では、1か月に1度内部及び外部寄生虫に有効なイベルメクチン製剤を背線に沿って掛けて、駆虫を行っています。(写真1)

  • また当研究所では、広大な放牧場から牛を呼び集めるために、写真2のように軽トラックにスピーカーを取り付けて、音楽を流しています。牛たちは、音楽が聞こえると大好物の濃厚飼料がもらえるため、ダッシュで集まってきます。

  • この方法は、集団に慣れた牛が1頭でもいれば馴致の必要はありませんが、慣れた牛がいなくても、音楽を流して濃厚飼料を与えることを3日程度繰り返せば、集まってくるようになります。とっても便利なので試してみてください!

牛の背中に薬を掛けている様子です。屋根にスピーカーが付いた軽トラックの写真です。     
       写真1                写真2