Jica海外協力隊・おかやま国際協力大使

青年海外協力隊は、開発途上国の経済開発や福祉の向上を支援することを目的として、独立行政法人国際協力機構（Jica）が実施する事業です。　20歳から45歳までの方が、原則として2年間、派遣国の人々と生活を共にしながら、その国の国づくりに力を尽くしています。青年海外協力隊の協力分野は、農林水産、加工、保守操作、土木建築、保健衛生、教育文化、スポーツ等多岐に及んでいます。
　青年海外協力隊の他にも、幅広い技術・豊かな経験を有する方を対象にしたシニア海外協力隊の制度があります。詳しくは、Jicaのホームページをご覧ください。

岡山県では、平成14年度から、Jica海外協力隊事業（青年海外協力隊、シニア海外協力隊、日系社会青年海外協力隊、日系社会シニア海外協力隊）に参加している岡山県出身者の皆さんを、「おかやま国際協力大使（以下「協力大使」）」に委嘱し、赴任国の国民と岡山県民との国際協力の架け橋として活動していただいています。
　令和6年11月現在の協力大使の人数は、22カ国で24名となっています。

●協力大使の役割

・赴任国の国民に対して
　協力大使には、青年海外協力隊員等としての活動や日常生活において、赴任国の国民に岡山県を紹介していただきます。
　また、県民の皆さんからの支援物資を活用し、赴任国の発展のための協力や赴任国の国民との交流を行っていただきます。
・県民の皆さんに対して
　協力大使から県民の皆さんに対して、赴任国の様子や協力大使御自身の活動の報告をしていただきます。報告に対する質問に対応していただける協力大使もおられます。
　また、青年海外協力隊員等としての活動や赴任国の国民との交流に必要な物資の支援要請がなされる場合もございます。

●協力大使から物資の支援要請があった場合には・・・
　県民の皆さんに対して、ホームページ等でお知らせします。なお、物資は原則としてきれいに手入れを行った中古品とさせていただきます。また、お金の寄付は受け付けることができませんので、御了承ください。
　県民の皆さんから提供された物資については、どのように活用されているか、協力大使から活用報告を行っていただきます。

●県民の皆さんへのお願い
　物資の支援をお願いいたします。
　協力大使から寄せられた物資の支援要請を読んでいただき、その趣旨に賛同いただける場合で、かつ相手方に失礼のない程度の中古品がお手元にございましたら、きれいに手入れを行った上で、岡山県国際課まで提供をお願いいたします。失礼のない程度とは、自分が他人からいただいて嬉しいと思う程度とお考えください。

●岡山県の役割
　岡山県は、県民の皆さんと協力大使を結ぶ役割を担います。
・物資の要望・提供に関する役割
　協力大使から物資の支援要請があった場合、岡山県では、県民の皆さんに対して、ホームページ等で必要な物資に関する情報を提供し、支援をお願いするとともに、その物資のとりまとめ、チェック、協力大使への送付を行います。

・情報提供等に関する役割
　　協力大使から送られてきた、赴任国の現地情報や活動報告、物資の活用報告をとりまとめ、ホームページ等で県民の皆さんに紹介いたします。協力大使が、県民の皆さんからの質問を受け付けていただける場合には、皆さんからの質問内容をチェックのうえ、適切なものを協力大使にお伝えします。
　　また、協力大使からの様々な質問・情報提供依頼等に対して、対応することで、協力大使の現地での活動等を支援します。

現在、支援物資の要請はありません。