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野生鳥獣の捕獲

印刷ページ表示 ページ番号:0010408 2018年11月14日更新自然環境課

 山野に生息している野生鳥獣は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(以下「鳥獣保護管理法」といいます。)により原則すべて捕獲(殺傷を含む。)が禁止されています。また、鳥類の卵の採取(損傷を含む。)も禁止されています。違法に捕獲等した場合は、法律により罰せられることがありますので、注意して下さい。
 ただし、次の場合は、捕獲することができます。

 狩猟制度による捕獲

 鳥獣保護管理法では、(1)狩猟の対象となる鳥獣(狩猟鳥獣)、(2)狩猟できる期間(狩猟期間)、(3)狩猟のための猟具と狩猟免許が設けられており、これに従って鳥獣の捕獲(狩猟)をすることができます。

 狩猟を行う場合は、狩猟免許を取得して、毎年度、狩猟者登録の申請をする必要があります。また、捕獲禁止制限場所の指定(鳥獣保護区、休猟区等)等を行い、狩猟の適正化を通じて、狩猟鳥獣の保護を図っています。

(1)狩猟の対象となる鳥獣(狩猟鳥獣)
  鳥類(26種) 獣類(20種)
  エゾライチョウ タヌキ
  ヤマドリ(オス)(亜種コシジロヤマドリを除く) キツネ
  キジ(オス) ノイヌ
  コジュケイ ノネコ
  ヨシガモ テン(亜種ツシマテンを除く)
  ヒドリガモ イタチ(オス)
  マガモ シベリアイタチ
  カルガモ ミンク
  ハシビロガモ アナグマ
  オナガガモ アライグマ
  コガモ ヒグマ
  ホシハジロ ツキノワグマ
  キンクロハジロ ハクビシン
  スズガモ イノシシ
  クロガモ ニホンジカ
  キジバト タイワンリス
  カワウ シマリス
  ヤマシギ ヌートリア
  タシギ ユキウサギ
  ミヤマガラス ノウサギ
  ハシボソガラス  
  ハシブトガラス  
  ヒヨドリ  
  ムクドリ  
  ニュウナイスズメ  
  スズメ

    ※ゴイサギ及びバンは狩猟鳥獣から除外されました。

(2)狩猟できる期間(狩猟期間)

 狩猟期間とは、狩猟鳥獣を捕獲してもよい期間です。岡山県における狩猟期間は、毎年11月15日から翌年2月15日までとなっています。

 ただし、ツキノワグマについては11月15日から12月14日まで、イノシシ及びニホンジカについては11月15日から翌年3月15日までとなっています。)

(3)狩猟のための猟具と狩猟免許

 下記の方法で鳥獣を捕獲する場合は、右欄の狩猟免許が必要となります。

使用できる猟具(法定猟具)

免許種類

を用いる場合 網猟免許
(むそう網、はり網、つき網、なげ網)
わなを用いる場合 わな猟免許
(くくりわな、はこわな、はこおとし、囲いわな)
銃器を用いる場合 第一種銃猟免許
装薬銃(ライフル銃、散弾銃)、空気銃(圧縮ガス銃含む))
銃器を用いる場合 第二種銃猟免許
空気銃(圧縮ガス銃含む))
また、次の方法は、危険な方法として使用が禁じられています。
爆発物、劇薬、毒薬、据銃、落とし穴、吊り上げ式のくくりわな、かすみ網(乱獲を防止するため、所持も禁止されている)

    ※捕獲禁止場所・・・・鳥獣保護区及び休猟区、公道、区域が明示された都市公園等自然公園の特別保護地区・自然環境保全地域、社寺境内及び墓地

 農林水産業被害を与える有害鳥獣などの捕獲

 農林水産業等に被害を及ぼす鳥獣については、県知事の許可が必要ですが、迅速かつ的確に駆除するため、次の26種の鳥獣については捕獲許可権限を市町村長に移譲しています。これらの鳥獣の捕獲等を行う場合は、市町村役場にご相談ください。(これら以外の鳥獣の捕獲等を行う場合は、県民局森林企画課にご相談ください。)

鳥類17種(キジバト、ニュウナイスズメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カワラバト(ドバト)、ヒヨドリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、トビ)

獣類9種(ニホンザル、タヌキ、アナグマ、アライグマ、ハクビシン、イノシシ、ニホンジカ、ヌートリア、ノウサギ)

 その他の事由による捕獲

(1)次の場合は、環境大臣又は県知事の許可を受けることにより、鳥獣を捕獲することが可能となります。
 ・学術研究を目的とする場合

    ※環境大臣の許可が必要な場合:
     (1)希少鳥獣(オオタカ、コアジサシなど)を捕獲する場合。
     (2)かすみ網を使用して鳥獣を捕獲する場合。
     (3)環境大臣が指定する鳥獣保護区内で鳥獣を捕獲する場合。

(2)その他
 ・ドブネズミ、クマネズミ及びハツカネズミは、鳥獣保護法が適用されませんので、いつでも捕獲することができます。
 ・農業又は林業に係る被害を防止する目的に限り、ネズミ科全種又はモグラ科全種を随時捕獲することができます。(学術研究やゴルフ場での有害鳥獣捕獲については許可が必要です)。