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海の恵み 岡山かき

印刷ページ表示 ページ番号:0766056 2022年2月25日更新水産課

おいしい岡山かき

 カキ(マガキ)は、日本の冬を代表する海の幸。岡山県でカキの養殖が始まったのは1810年(文化年間)といわれています。
 本県海域は、吉井川、旭川、高梁川の3大河川から流入する豊富な栄養分に支えられて、カキの餌となる植物プランクトンが多いことから、カキ養殖に適した環境にあります。風波から筏を守る島かげが多いことなどカキ養殖に適した立地条件にあり、高品質のカキが育つことから、広島県、宮城県に次いで、全国で第3位の生産量があります。
 朝獲れの新鮮な岡山かきは、潮どおしの良い、清浄な海域ですべて養殖されています。また、適切な漁場利用と衛生面に配慮した品質管理の徹底に努めるとともに、生産終了後は海底清掃を行うなど漁場環境の保全にも配慮しています。

カキ漁場の写真 カキの水揚げ 美味しい焼きガキ

カキ漁場

カキの水揚げ

美味しい焼きガキ

カキは栄養価の高い食品です

 カキは貝類の中でも特に滋養あふれた健康食として、ヒトが農耕生活を始めた縄文時代から食べられてきました。
 カキは海のミルクといわれ、タンパク質、脂質や糖質をバランス良く含み、また、ビタミン、ミネラルを豊富に含む食材です。焼きカキ、カキフライ、カキ鍋、カキ飯など、様々なおいしい食べ方がありますが、カキの豊かな風味を味わうため、また、安心しておいしく食べていただくためにも、加熱調理をお勧めします。
カキ丼のレシピ

安全安心岡山かき

 岡山かきの鮮度と安全性に対する信頼感を高め、消費者に安心してカキを食べていただくために、邑久町漁業協同組合と岡山県漁業協同組合連合会は、カキのトレーサビリティシステムを導入しています。
 それぞれのホームページでは、スーパー等で販売されているカキについて、その生産者や漁場名、加工日、衛生検査結果などの生産情報をご覧になることができます。

カキのトレーサビリティシステムはこちらから(邑久町漁業協同組合岡山県漁業協同組合連合会

「生食用」と「加熱調理用」の違い

 カキは食品衛生法に基づいて「生食用」と「加熱調理用」を区別して表示しなければなりません。
 「加熱調理用」は鮮度が落ちているのでは?と思われがちですが、「生食用」と「加熱調理用」の鮮度に違いはありません。岡山カキは「生食用」、「加熱調理用」ともに朝獲れたばかりの新鮮なカキです。このうち、「生食用」として販売するには、食中毒を防止するために定められた規格基準(* 以下のリンクを参考)に合格する必要があり、消費者のみなさんに安心してカキを食べていただけるように、県下のカキ生産者等は適宜検査を実施しております。

 生食用カキの衛生基準

カキのノロウイルスモニタリング検査

 過去、全国でノロウイルス感染症が多発しましたが、これはヒトからヒトへの感染で、カキが原因ではありませんでした。しかし、ノロウイルスは、ヒトからヒトへの感染を通じて、海に流れ込み、これを取り込んだ二枚貝を生で食べると食中毒を起こすことがあります。
 本県では、新鮮なカキを安心して食べていただくために、カキ養殖漁場毎にカキのノロウイルス モニタリング検査を実施しています。カキのサンプルからノロウイルス遺伝子が検出された場合には、安全性が確認されるまで、生産者は漁場からのカキの水揚げ自粛やその漁場のカキの生 食出荷自粛を行っています。また、生産者はこの他にも自主的に検査を行い、生食用カキの安全性確保に努めています。
ノロウイルスについて(岡山県生活衛生課)
ノロウイルスに関するQ&Aについて(厚生労働省)

カキを安全によりおいしく食べていただくために

 このようにカキ漁場のモニタリング検査を行い、安全性の確保に努めておりますが、栄養豊富なカキを安全に食べていただくために、生食が不安な方や幼児、お年寄り、体調が優れない場合などは、カキの生食を避け、十分に加熱調理して食べるようにしてください。
 ノロウイルスは食品の中心温度85℃以上で1分間以上の加熱を行うことにより、感染性は失活するとされています