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ふぐの素人調理は絶対にしないでください!

印刷ページ表示 ページ番号:0640986 2023年7月3日更新生活衛生課

ふぐによる食中毒に気をつけましょう!

あとを絶たないふぐによる食中毒

 「ふぐは食いたし命は惜しし」ということわざがあるように、ふぐには毒があり、食中毒を起こし最悪の場合は死に至ることがあります。

 ふぐによる食中毒は、毎年全国で発生しています。その大半は、飲食店や魚介類販売業などの営業施設ではなく、釣ったふぐを家庭で調理した場合など自家調理によるものが多く、死亡者もあとを絶ちません。

      

ふぐの毒は青酸カリの1,000倍!?

 ふぐの毒は「テトロドトキシン」と呼ばれ、その毒の強さは青酸カリの1000倍という猛毒です。ふぐの毒は、主にふぐの肝臓(きも)や卵巣(まこ)にあることが知られていますが、皮や筋肉などに含まれる種類も多数あります。

テトロドトキシンの特徴は、

・無色、無味、無臭

・加熱しても、冷凍しても毒性は失われない 
 → 焼いても煮ても、冷凍処理しても毒性は失われません!

・消化酵素には分解されない 
 → 胃液でも毒性は失われません!

同じふぐでも個体差がある

 ふぐの毒は、ふぐの種類や内臓によって異なるだけなく、同じ種類のふぐでも個体差があります。

 同じ時期に、同じ海域でとれるふぐでも、毒の強さが違ったり、季節によっても違ったりします。特に卵巣(まこ)は時期によっては100倍以上も差があると言われています。

 また、地域差もあるため同じ種類のふぐでも獲れる海域によってふぐの毒量がちがうことがあります。

「以前、食べたときは大丈夫だったのに、今回は・・・」
ということもあります。

県民の皆さんへ

ふぐには猛毒があることが知られており、素人調理は大変危険です。

釣ったふぐを自ら調理したり、他人に譲ったりしないでください。

また、飲食店等で肝臓などの有毒部位の調理や提供を求めないようにしましょう。