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感染症・結核予防対策
感染症予防
腸管出血性大腸菌感染症
腸管出血性大腸菌感染症とは、毎年夏が近くなると急増する感染症です。
1 予防のために-食中毒予防の3原則を守りましょう
細菌性食中毒は、「菌をつけない」、「ふやさない」、「やっつける」ことで防ぐことができます。
これを食中毒予防の3原則と呼んでいます。
これを食中毒予防の3原則と呼んでいます。
(1)菌をつけない
●用便後、調理前、食事前には手をよく洗う。
(できれば逆性石けんや消毒液を用いて、流水でよく流す。)
(できれば逆性石けんや消毒液を用いて、流水でよく流す。)
●台所は整理整頓し、常に清潔にしておく。
●魚や野菜はよく洗う。
●まな板や包丁、ふきん、箸などの調理器具や容器、食器等は、十分に洗う。
●肉や魚を調理した後は、すぐにまな板などの調理器具、手をよく洗い、肉や魚の汁が他の食材につかないようにする。
(調理器具や容器は肉魚専用のものがあることが望ましい。)
(調理器具や容器は肉魚専用のものがあることが望ましい。)
●買物袋や冷蔵庫の中で、調理していない肉や魚の汁が、野菜や他の食材につかないようにする。
●加熱前の肉や魚を触った箸などで、直接食事をしない。
●ハエ、ゴキブリ等の害虫を駆除する。
●井戸水や受水槽の管理を十分行う。
(2)菌を増やさない
●生鮮食品はできるだけ早く食べる。
●調理したものも早く食べる。
●生鮮食品や調理後の食品は、5℃以下で保存し、冷蔵庫に長く置かない。
(3)菌をやっつける
●加熱調理するものは、十分に火をとおす。
(特に、子供やお年寄りの食事については気をつける。)
(特に、子供やお年寄りの食事については気をつける。)
2 気になる症状が出た時は
吐き気や鋭い腹痛、下痢などの症状が出た時は早めに受診しましょう。
特に子供が下痢をしている場合は、血が混じっていないか、便の状態をよく観察して受診した時に医師に伝えて下さい。また、自己判断で下痢止めを飲んだりせず、早めに受診してください。
特に子供が下痢をしている場合は、血が混じっていないか、便の状態をよく観察して受診した時に医師に伝えて下さい。また、自己判断で下痢止めを飲んだりせず、早めに受診してください。
結核予防
結核にご用心
保健所では、市町村や関係医療機関との協力により、対策の強化を進めています。
1 結核は「過去の病気」ではありません
昭和25年頃まで「国民病」と恐れられ、常に死亡率のトップを占めていましたが、戦後は順調に減少を続け、現在では過去の病気と考える人が多くなっているようです。新見支所管内で新たに結核にかかる人は年々減少していましたが、最近は減少傾向が鈍っており、決して過去の病気ではありません。
2 結核はお年寄りだけの病気ではありません
新発生患者の多くは70歳以上の高齢者ですが、20・30歳代の若い世代の方も結核にかかっています。
3 結核はカゼと間違えやすい病気です
新発生患者のほとんどが肺の結核でした。その半数以上の方が長引くカゼの症状で医療機関を受診してから発見されています。また、症状のない状態で結核住民検診や職場検診で発見される場合もあります。
4 結核予防のポイント
(1)次のような症状が続いたら早めに医療機関を受診しましょう。
(咳、痰・血痰、胸痛、微熱、やせる、だるい等)
(咳、痰・血痰、胸痛、微熱、やせる、だるい等)
(2)定期検診(結核住民検診・職場検診等)は必ず受けましょう。
(3)生後12ヵ月までにBCG接種を受けましょう。
(生後5ヶ月から8ヵ月になるまでが望ましい)
(生後5ヶ月から8ヵ月になるまでが望ましい)
(4)過去に結核の治療を受けた方は、健康管理に十分注意しましょう。
(5)運動・休養・栄養のバランスのとれた生活を送りましょう。
5 保健所ではこんな事をやっています
(1)患者さんの治療や家族の健康など、あらゆるご相談をお受けします。
(2)規則正しい服薬の習慣をつけていただき、確実に治療していただくよう患者さんを支援します。
(3)患者さんの周囲の人、家族や接触者に対して二次感染予防のため健康診断を行います。
社会福祉施設等における感染症等発生時の保健所への報告について