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つつが虫病

印刷ページ表示 ページ番号:0378100 2018年5月18日更新感染症情報センター

つつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)による感染症である。

 つつが虫病リケッチアを保有するツツガムシに刺咬されて5~14日の潜伏期の後に、全身倦怠感、食欲不振とともに頭痛、悪寒、発熱などを伴って発症する。体温は段階的に上昇し数日で40℃にも達する。刺し口は皮膚の柔らかい隠れた部分に多い。刺し口の所属リンパ節は発熱する前頃から次第に腫脹する。第3~4病日より不定型の発疹が出現するが、発疹は顔面、体幹に多く四肢には少ない。テトラサイクリン系の有効な抗菌薬による治療が適切に行われると劇的に症状の改善がみられる。重症になると肺炎や脳炎症状を来す。北海道、沖縄など一部の地域を除いて全国で発生がみられる。発生時期は春~初夏及び晩秋から冬であるが、媒介ツツガムシの生息地域によって異なる。

『つつが虫病』に注意しましょう。(岡山県感染症情報センター)

ツツガムシ病とは(国立感染症研究所)

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。