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勝英地域の黒大豆枝豆は、「岡山系統1号」に加え、令和2年から収穫・出荷期間の拡大のため、黒大豆枝豆専用品種「岡山SYB1号」を導入しています。しかし、規格まで充実しない莢が多く見られ、収量が不安定な状況にあります。
そこで、普及指導センターでは、莢数の制限による子実肥大効果を目的に摘芯の実証を行いました。本来の摘芯は4~5葉期に行い、分枝を増やすことが目的ですが、今回は8~10葉期に行いました。
その結果、出荷規格を満たす莢数・莢重がともに向上する傾向を確認でき、収量向上を図ることができました。しかし、依然として充実しない莢が半分程度確認されたため、今後も継続して改善策を模索していきます。
今回実証では草刈り機を用いました。この摘芯を行う際は、草刈り機の使用には十分注意してください。
【草刈り機で摘芯中】
【出荷規格を満たす莢の収量結果】