今議会を終えて
まず、私のほうから、今議会を終えてということでお話しさせていただきます。
今議会では、県政各般にわたり貴重なご意見をいただきました。こうしたご意見は今後の県政に十分反映させてまいりたいと存じます。
いよいよ、4月から、新たな県政推進の羅針盤となる「晴れの国おかやま生き活きプラン」がスタートします。
議決を賜りました平成26年度予算には、プラン推進のための施策を数多く盛り込んでいるところであり、とりわけ、最重要課題である教育再生と産業振興につきまして、県民の皆様に目に見える成果をお示しできるよう、全力で取り組んでまいります。
さらに、25年度補正予算と26年度予算を一体的に執行し、本県経済の活性化や雇用対策に切れ目なく取り組むとともに、来月からの消費税率引き上げにより懸念される影響にもしっかりと対応してまいります。
今後とも、頑張れば必ずや明るい未来が拓けるとの思いで、「生き活き岡山」の実現に向けた好循環を生み出せるよう邁進してまいる所存でございます。
平成26年度 主な組織改正等
次に、平成26年度の執行体制についてでありますが、社会経済情勢や県民ニーズを的確に把握し、「晴れの国おかやま生き活きプラン」を着実に推進し、好循環を生み出す、効率的で効果的な体制の整備を行うこととしており、お手元配付の資料に沿って、主なものをご説明申し上げます。
まず、1の「産業振興の強化」については、「企業立地推進課」を「企業誘致・投資促進課」とし、本県の安全で安定性の高い操業環境をPRし、産業の発展を担う優良企業の誘致を積極的に推進するとともに、既立地企業の新たな投資促進に取り組みます。
また、国内の観光客に加え、海外での本県の認知度を高め、外国人観光客の増加に取り組むため、観光課の班を「国内誘客班」と「海外誘客班」とし、観光宣伝や旅行商品の強化を図り、本県への誘客の拡大に努めます。
さらに、東京事務所の「企業誘致課」を「営業課」としまして、首都圏での企業誘致や観光宣伝、さらに来年度開設する首都圏アンテナショップを活用した県産品等のPRを強力に推進いたします。
2の「晴れの国おかやま」イメージアップの推進については、公聴広報課に「晴れの国イメージアップ推進班」を新たに設置し、動画コンテンツ等を用いて「晴れの国おかやま」の良いイメージをインパクトのある形でアピールする取組を積極的に展開し、より一層の知名度向上を図ります。
3の「その他本庁組織及び出先機関の見直し」につきましては、地方分権時代にふさわしい取組をさらに進展させるため、「地方分権推進課」を発展的に解消し、政策推進課に「連携班」を新たに設け、他県との広域連携や基礎的自治体である市町村との政策連携を強化いたします。
また、県民生活部「市町村課」に、新たに自治力向上担当の参事を配置し、市町村の自治力の向上や市町村間の連携を進めます。
さらに、県民局の「協働推進室」を「地域づくり推進課」とするとともに、「企画班」を「市町村連携班」とし、市町村等との密接な連携を図りながら、地域振興に取り組みます。
次に、財政課内に「債権対策室」を設置し、税外滞納債権の整理・回収に集中的に取り組みます。
また、「新エネルギー推進室」と「地球温暖化対策室」を統合し、「新エネルギー・温暖化対策室」とし、新エネルギーの普及拡大と省エネルギーの対策を一体的に推進します。
組織改正には直接関係しないわけですが、4の「おかやまマラソン(仮称)推進体制の整備」について申し上げます。
大会開催を平成27年度に控えた来年度から、環境文化部内に、県と岡山市共同による準備委員会事務局を立ち上げ、大会開催準備を迅速かつ着実に進めてまいります。
台湾及び中国の航空会社への訪問について
最後に、岡山-台北線につきましては、昨年4月の就航以来好調な利用実績をあげ、11月まで運航が延長されましたが、来る4月2日から定期運航が再開されます。
この機会に、初便に搭乗して台湾及び中国を訪れ、岡山へ直行便を運航いただいております航空会社2社を訪問することといたしました。
「期間」は、4月2日から3日まで。
「会談の趣旨」は、台湾のエバー航空に対しては、定期運航再開に対しお礼を申し上げますとともに、通年運航の早期実現を要請してまいります。
中国東方航空に対しては、就航15年のお礼を申し上げるとともに、路線の発展に向けた意見交換を行うこととしております。
「主な行程」は資料記載のとおり、駆け足でありますが、航空会社2社を訪問してまいります。
なお、「5」にありますとおり、4月2日の出発前には、岡山空港において、台北線到着初便の歓迎行事に参加いたしまして、台湾からのお客様に記念品をお配りすることとしております。
今回の訪問を通じまして、各航空会社との信頼関係を一層強め、さらなる路線の発展に繋げてまいりたいと存じます。
私からは以上でございます。
質疑応答
記者)
議員発議で「乾杯条例」が今日、可決されましたけれども、知事としてそれに対して期待というか、どういったものがございますか。
知事)
岡山県は、皆さん御案内のとおり、温暖な気候、豊かな水、雄町米という酒造好適米の生産、それから全国に名をはせた備中杜氏もおりまして、酒造業が発展する素地を持っております。県内には多くの酒蔵がありまして、また日本酒だけでなく、豊かな水があることから、大手ビール工場やワイン製造所も立地しており、酒造業は伝統的かつ重要な地場産業と考えております。こうした中、議員発議により可決された本条例は、乾杯に岡山の酒を用いることで、地元産物の魅力を発信し、地域産業の盛り上げと郷土への愛着心や誇りの醸成を図ろうというものでありまして、関係者と連携して条例の周知等に努めてまいりたいと存じます。
ただ、一方で県精神科病院協会などから、アルコールによる健康障害を懸念するご意見もありましたので、先般成立したアルコール健康障害対策基本法に基づいて、県としてもアルコール対策にもしっかり取り組んでいきたいと、そのように考えております。
記者)
周知という話がありましたが、県としてはどういう対応、ブームアップというか盛り上げていくにはどういうことが考えられますか。
知事)
ホームページを活用して周知を図るですとか、首都圏アンテナショップがオープンしますから、それを使ったりですとか、いろんなイベントが考えられると思います。
記者)
今日の議会の中で、自民党の案になります議員定数1減が可決となりました。一方で、政務調査費については、依然として領収書添付の金額の条項等は削除されないままになっています。そのあたりのご感想などお聞かせください。
知事)
県民の皆様、いろいろご感想あろうかと思いますが、私の立場では議会の議決を尊重するということを申し上げたいと思います。
記者)
それ以上は特にありませんか。
知事)
はい。特にございません。
記者)
生き活きプランの話にもありましたけれども、先日、少年非行率が2年連続でワーストワンという数字が発表されましたけれども、これについてどのように受け止めていらっしゃいますか。
知事)
10.7人の非行率が、実際下がったということは、私とすればうれしく思っているわけですけれども、依然として高い水準の9.4人で、全国順位もワースト1位のままということでございます。
とにかく、この教育は何とかして立て直さなければいけない。よく、私、順位ばかり、点数ばかり、気にしているんじゃないかと批判されることもあるわけですけど、私とすれば、規律、生活習慣をきちんとすることが一番大事だと思っておりまして、それは意味としても大事ですし、やり方としても大事であります。落ちついた授業がきちんと行われる環境を岡山の子供たちに保障してあげるというのが、私にとって非常に大切な仕事でありますので、この非行率は早急に低いレベルに下げなければいけないと思っており、そのためにも学校警察連絡室をしっかりと活用していきたいと思っています。
記者)
議会中の3月14日に岡山でも震度4の地震が起きました。その時、危機管理課には皆さんお集まりになっていたんですけれども、就任当初からお伺いしていますが、そういう状態のときに知事公舎にいらっしゃらないことについてどのようにお考えなのかお聞かせください。
知事)
知事公舎については、知事に就任してから1年ちょっとたつわけですけれども、まだ知事公舎に入っておりません。実際、これまで自宅に住んでいたわけですけれども、職務遂行上も危機管理上も特に問題があったと考えておりません。知事公舎、ご案内のとおり、現知事公舎は築60年たっておりまして、耐震性がないということですとか、風が入ってくる、雨漏りがする、経年劣化が大変激しい。それを最低限修理するために、2,000万円程度の金額がかかるであろうという見積もりも出ておりますので、これをどのようにしていくのか、近いうちに判断をしたいと思っております。
記者)
議会とは直接関係ないのですが、昨日の開発審査会で例のインターチェンジ周辺の開発許可の緩和が正式に決まったかと思うのですが、それに対しての期待感について改めてお伺いしたいのですが。
知事)
私は、民間人のときからも選挙中も、非常に使い勝手のいい、岡山を発展させるために、非常に重要な位置を占めているインターチェンジ周辺の土地が自由に使えないことについて、おかしいということを思っておりましたし、発言をしておりました。このたび、審査会の皆さんがそれでよしというふうにおっしゃっていただいた。あと、報道によりますと、岡山市、倉敷市のほうも同じ動きを今進めてくださっているということに対して、非常に私は感謝の気持ちと期待をいたしております。岡山のアクセスのよさというものは、いいアクセスの土地を活用できなければ、ほとんど宝の持ち腐れになってしまいますので、是非、この懸念されるところについてはきちんと手当てをしつつ、岡山のポテンシャルをしっかり生かしていきたいと思います。
記者)
懸念されるところは、5kmに広げたところで市街化調整区域には使える土地が結構少ないというのを指摘する方がいらっしゃるのですが、農地とか宅地とかでですね。そういったところをどうクリアしていくのか、何かお考えはございますか。
知事)
私が一番最初に頭に浮かんだ懸念というのは、交通安全のことなんです。それについては4車線あるですとか、2車線で歩道があることで、安全が担保される。そういうところで懸念の払拭を図るということですし、言われるとおり、農地になっていて用途変更ができないということに関しては、依然として貴重な場所が、それにふさわしい、土地における適材適所みたいなことができないままになりますので、岡山の土地の使い方については、岡山で決めさせてほしいということは、これからも国に強く働きかけてまいりたいと思います。
記者)
県立高校の特別入試の採点ミスのことについて伺います。教育の再生を最重点施策に掲げる中で、中学生の努力が無になりかねないような、そういう事態が起きたことについて知事はどのように受け止めていらっしゃいますか。
知事)
今回、採点ミスがあったということで、受検生、保護者の皆さん、県民の皆様にご心配をおかけして、大変申しわけなく思っています。当初、4校37件ということだったわけですけれども、実際、全部調べてみましたら、今日、教育委員会のほうから発表があると聞いておりますけれども、それよりも大幅に増えているということを聞いております。これについても予想はしておりましたけども、残念であります。1つ、不幸中の幸いであったのは、詳しくは教育委員会に伺っていただければと思うんですけども、合否の判定には影響がなかったということで、安堵しているわけですけれども。教育そのものがそうですけど、入試というのは特に人の人生を変えることですから、ここについては真剣に、これまでも真剣にやってたというふうに言われるかもしれませんけれども、人の人生を左右しているんだという自覚を持って真剣に取り組んでもらいたいと思っています。
記者)
追加で。特定の問題に集中したわけでもなく、ミスの仕方もいろいろ複数あったと聞いています。これは過去にもこういったミスがあったのではないかと疑われると思いますが、そういう疑いを知事も持っていらっしゃるのでしょうか。
知事)
私も以前、会社の経営をしていましたので、何かサンプル調査でミスが出た場合、悉皆調査、全てとると、当然増えるわけですね。それがある一定の理由で、その年だけ出たこともあれば、どういう理由で出たのかによって、発生のパターンは随分違います。ですから、今回こういうふうになったわけですから、これまではミスがゼロだったということを言い切る自信はないわけですけれども。ミスの水準が同じように高いかということについては、ちょっとそのミスの原因について、私、詳しく報告を受けていないですとか、自分で現物を見ていないので、それ以上のコメントは差し控えたいと思います。
記者)
今後の再発防止策についてはどのようにお考えですか。
知事)
これまでも結構、ダブルチェックならぬトリプルチェックをしていたということを聞いていますので、それにさらにクアドラプルチェックをかけるというのが、いいやり方とは思えなくて、一回一回のチェックに対して、もう少し真剣に取り組んでもらうというぐらいしか、私は申し上げられません。実際に、意味のあるチェックをしてもらいたいと思っています。
記者)
今回の件に関して、何か知事から指示を出されたのでしょうか。
知事)
はい、指示は、先ほど申し上げたとおりです。これはもう人の人生にかかわることなので、ちょっと真剣さが足りないんじゃないかということをお伝えしました。
記者)
「頑張る学校応援事業」のことで、今回の議会でもたくさんの質問が出たと思うのですが、その感想と、今後、選定基準づくりについて公平性を担保するためにどうしていくべきだとお考えでしょうか。
知事)
はい、頑張る学校応援事業につきましては、いろいろなご意見をいただきました。私とすれば、とにかくこの厳しい状況下でも頑張っている学校を何とか、そのやり方を県下に広めたいということと、本当に文字どおり応援したいという思いで、今回の提案をさせていただきました。
私とすれば、状況が厳しい中で頑張ってるやり方をお伝えする、応援するということは、そもそも前提として、そこが過去数年間状況が厳しいところが対象になると考えています。実際、私が決めるわけではないわけなんですけれども。
ですから、いただいたご批判の中には、問題のない、もともと成績のいい学校が選ばれるのではないか、それでは不公平ではないか、もしくは格差がその100万円を使って広がる方向に行くのではないかというご懸念もいただいたわけですけれども。もともと厳しいところから、大半、選ばれることになるであろうと私は期待をいたしておりますので、どちらかというと格差を縮める方向になるものだと私は理解をしておりますし、そういう選び方を是非してもらいたい。間違っても、今の点数がいい順に30校選ぶみたいなことをされると、私の思っていたものと随分違ってまいりますので、条件が厳しいけれども、何か1つかそれ以上の工夫をして、成果が出だしているところに対して、光を当てていきたいと思っています。
記者)
今おっしゃったような知事の思いは、さはさりながら、批判の内容はもう一つ、玉野市長さんなんかは市町村内での足並みが乱れるということで、なかなか思いが理解されていない面もあるかと思うのですが、なかなか理解されない根本的な原因はどこにあるとお考えですか。
知事)
そもそも、こういうカルチャーが教育の中で余りなかったことだからだと思います。これはよく言われる「あなたは民間企業でいたからこれが当然だと思うんでしょう。」教育の世界では、これは当たり前のことではありません。私自身、うまくいっているところに手を突っ込んで、うまくいかなくするリスクはとりたくない人間ですけれども、今の岡山の教育の現状、うまくいってると思っている県民は余りいないのではないかと思っています。先ほどの非行率全国ワーストですとか、学力が40位台で低迷していたとか、私の就任時ですけれども。そういう現状であるにもかかわらず、何かどこかを表彰されると足並みが乱れるみたいなことを言うのであれば、自分たちでさっさと問題を解決していただきたいと、このように思っています。
私は、そういうことで、どこかを褒めることで、それで急に問題が解決できるとまでは思っていません。これまでのやり方でうまくいかなかったのであれば、これまでやらなかったことも含めて、是非検討してみませんか、是非やってみませんか、それでうまくいかなかったら、また別のことも考えてみませんか、そういうことを考えています。
記者)
学校現場の方は評価されるということに対して反発も多いと思うのです。今おっしゃった、こういうカルチャーというのは、恐らく「評価する」ということを指していらっしゃると思うのですが、そのことについてはどうお考えでしょうか。
知事)
確かに、評価されることは、居心地いいことではありません。私も、選挙に出た1年間、多分人生の中で一番居心地の悪い1年間だったと思います。子供たちの状況をよくしていく、どういうことをすれば子供たちの、限られた時間もしくは限られた予算を最大限に使って、子供たちの健康状態や学力を伸ばすことができるのかということについては、是非、私は知恵を競い合ってほしいと思っています。そういう、こういう取り組み、いや、あっちの取り組み、例えばそれは挨拶から始めよう、遅刻をなくすことを始めよう、もしくは昨日ニュースでありました赤磐市の高陽中学が、まず携帯電話を持ち込まないっていう宣言を生徒にしてもらおうという取組。平田校長先生に先日お会いしまして、大変、校長先生の頑張られ方に対して感銘を受けたわけですけれども、そういった、それぞれの学校に合わせた、それぞれの取り組みというものが、私はもっともっとあっていいのではないかと、このように思っています。
どれがいいのかは私にはわかりませんし、わかってる校長先生もいないかもしれない。学校によって、ベストの取り組みは多分違うと思いますけれども、いろいろな地域の実情に合わせた創意工夫が、私は岡山県の教育再生に必要なことだと信じてます。
記者)
組織改正について伺います。主になくなる課・室についてお尋ねします。「地方分権推進課」と「新エネルギー推進室」は、ある意味、石井正弘前知事が特に終盤で2つの看板として掲げた施策を担ってきた課・室だと思うのですが、そこをなくすことについて、知事としてどのような狙いというか思いがございますか。
知事)
今回、何かすごい狙いがあるというよりも、一緒にしたほうがいいものは一緒にしておこうですとか、お気づきになられたと思いますが、何か物すごい大変更ということよりは、不断の見直しの一環ということでございます。それぞれ、先ほど申し上げたような理由で変えていますけども。例えば、この「協働推進室」という名前を「地域づくり推進課」に変更するということ、これ、名前変えるだけですけども、協働っていうのは手段であって、目的っていうのは地域づくり。だから、手段よりも目的のほうが、より明確かなとか。先ほどの新エネルギーでいえば、新エネルギーの中で省エネに関係するものと、バイオマスのように、これも産業振興に関係しそうなところのより名前と実態を一致させたい。これは常に、いろんなことが少しずつ変わっていきますから、毎年少しずつは、名前と実態を合わせることはしなければいけない。そういうことだと私は理解しています。
記者)
個別で言いますと、道州制に対するスタンスは、日頃おっしゃっているとおりと思うのですが、知事に就かれる以前は中四国州及び道州制というのを岡山県は推進していたわけで、それを担っていた課をなくすことは、そういうものに対する取組が弱くなったのかなと外形的に受け止められるのですが。
知事)
この道州制、中四国州を推進するかどうかということに関しましては、今回の組織改正というよりも、生き活きプランのところで方向性はある程度出ていまして、それがやんわりと反映されているのかなという程度のことです。私は、道州制はしないですとか、もしくはこちらに行くとか、そういうことを言っているわけではなくて、これからどのように行政を効率化するかに関して、かなりいろいろ言われている候補の中で、1つ決め打ちをして、そちらのほうに進めるということは考えていないということを常日頃申し上げております。
記者)
今回の組織改正の中で「晴れの国イメージアップ推進班」というのがありますが、「晴れの国」新PRでどういった成果が上がっているのか、具体的な数値的なところがあれば教えてください。
担当課長)
数値については、後ほど担当課のほうからご説明をさせていただきます。
記者)
組織改正のことで追加で伺います。特に産業振興の強化についてなんですが、人員は増えることになるのでしょうか。
知事)
人員については担当課長から。
担当課長)
増やします。また、後ほど説明させていただきます。
記者)
もう1点、「企業誘致・投資促進課」と「観光課」の班2つ設けるということは、具体的にもう少し何を強化されるのかというあたりお願いします。
知事)
先ほどのコメントのとおりにはなってしまいますけど、この産業労働部の「企業立地推進課」を「企業誘致・投資促進課」にした理由としましては、これまでも既立地企業の投資促進はやっていたわけなんですけれども、実際、誘致が目立つんですけれども、岡山県内にもう既にこれだけの企業が立地していただいて、日々すごい仕事をしていただいてる。その企業の皆さんに、より仕事をしやすくしてもらう、もしくは投資していただくというのは、目立たないながらも実は物すごい仕事量というか、意義がありまして。なのに、企業立地推進課っていうことで、いかにも誘致ばっかりしてるみたいな看板のもとで仕事するのは、ちょっとこれは、先ほど申し上げましたように、看板と仕事内容がちょっとずれてるといけないなということで、今やってることと看板を合わせたということになります。
もう一つの観光課のところで、これまで企画班と振興班だったものを国内誘客と海外誘客に分けたということなんですけれども。以前、例えば5年前、10年前であれば、海外誘客というのは余り大きくなかったものですから。もう大体、誘客といえば、県外からの国内誘客だっていうことなんですけど。今、東南アジアが非常に豊かになってきた。この1年でいえば、円安のこともあって、国によっては観光客が6割アップですとか、そういうことにもなっていますので、是非海外誘客というのをちょっと特出しする意義、価値があるなということで、1つ班をつくりました。
司会)
それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
知事)
ありがとうございました。