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2014年4月9日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0381712 2014年4月10日更新公聴広報課
会見写真

新年度にあたって

 新年度にあたり、まず、この1年の決意についてお話しさせていただきます。
 県政の基本目標に「全ての県民が明るい笑顔で暮らす『生き活き岡山』の実現」を掲げた「晴れの国おかやま生き活きプラン」がこの4月からスタートしました。
 この「生き活き岡山」という言葉には、「前向きになれる」という躍動感と「頑張れば可能性が拓ける」という期待感に満ちた岡山にしていきたいという私の思いを込めています。
 この「生き活き岡山」の実現に向け、プラン初年度である本年度は、とりわけ、最重要課題である教育再生と産業振興で目に見える成果をお示しし、県民の皆様に変化を実感していただくことが何よりも大切であると考えております。
 そして、3年間で県民の皆様の幸せにつながる好循環を生み出していくことができるよう、プランに掲げた施策を着実に推進してまいります。
 「生き活き岡山」を実現するため、県庁が一丸となり、全力で取り組んでまいります。県民の皆様におかれましても、プランの推進に御協力を頂きますようお願いいたします。

岡山-台北線の通年運航の決定について

 次に、岡山-台北線についてであります。
 去る4月2日から3日まで県議会の井元副議長とともに台湾及び中国の航空会社を訪問いたしました。
 台湾では、エバー航空の鄭(てい)社長と会談し、岡山-台北線の定期運航再開に対しお礼を申し上げるとともに、通年運航の実現についてもお願いをしてまいりましたところ、この度、エバー航空日本支社より、お手元配布資料のとおり、同路線を今年度から通年運航にすることを決定したとの連絡をいただきました。
 これまでの本県の利用促進の取組や航空会社への働き掛けが実を結び、通年運航を決定していただきましたことを、大変うれしく思います。
 台湾、岡山の双方から一層多くの皆様に利用していただくことにより、双方の交流の拡大、本県の観光振興や地域活性化につながることに期待しております。
 また、中国では、中国東方航空の董(どん)マーケティング総監と会談し、就航15年のお礼を申し上げるとともに、意見交換を行いました。
 意見交換では、岡山-上海線が本県にとって重要な役割を担っていることや、岡山空港の優位性、利便性をしっかりとご説明し、現在の厳しい状況を乗り越え、路線の発展に向けて 岡山県と中国東方航空が相互に協力していくことを確認いたしました。
 今回の訪問を通じ、各路線のさらなる発展に向け、各航空会社との信頼関係を深めることができたと考えており、今後一層の利用促進に努めてまいりたいと存じます。

ふるさと納税の推進について

 最後に、県のふるさと納税についてです。
 県は、26年度から、ふるさと納税制度を活用して一定額以上を寄附していただいた方に対する謝礼として、本県ならではの魅力ある特産品や後楽園等の招待券などをお贈りすることとしました。
 これにより、多くの寄附を募るとともに、特産品のPRや本県の知名度アップ、観光誘客にもつなげてまいりたいと存じます。
 特産品は、4月以降に寄附をいただいた方を対象にお贈りしますが、ただ今、特産品の選定や専用のホームページ開設などの準備を進めておりまして、準備が整う6月以降に特産品等の贈呈を開始する予定にしております。
私からは以上でございます。

質疑応答

記者)
 ふるさと納税なんですけれども、多くの寄附を募るということなんですけれども、寄附の件数と額、これぐらいなものを特産品によってどれくらいまで引き上げたいというような思いがおありでしょうか。

知事)
 特にこれについては強制できるものでもないですし、我々のほうが何かテコ入れ、計画的に増やせるようなものではありませんので、数値目標といったものは設定しておりません。これまでに過去何件、いくらの寄附をいただいているのかということは、すいません。ちょっと担当部とお話ししていただければと思います。件数、金額ともに結構増えるんじゃないかということを期待はいたしておりますけれども、これについては増えれば良いなということでございます。

記者)
 鳥取県も同じような取組をされています。そういったものも参考にされているのでしょうか。

知事)
 はい。参考にさせていただきました。いろんな県がいろいろな取組をいたしておりまして、私はもともとは商売人ですので、もうどんどん高額なお礼を寄附金額に応じて出すということが、非常にある種得というか本県にとって有利であることは理解できますし、余りそれをやり過ぎるとちょっとそのもともとの趣旨、寄附ということではなくてほとんど購買のような形になりますので、その本来の趣旨に照らしてどうなのかということである程度節度のある金額というか、お礼を設定させていただきました。いろいろな県を参考にしています。

記者)
 そうすると、額が増えたり充実させることはありますか。

知事)
 将来そういった可能性はあると思いますけれども、まず、とりあえずこれぐらいのやり方でスタートしたいと思っています。将来それが増えるとか、むしろ抑えるのかも分かりません

記者)
 節度を持つということですね。

知事)
 そうですね。

記者)
 台北線の関係なんですけれども、先ほど産業振興、地域活性化につながることを期待すると言われましたが、具体的なその波及効果、経済効果、そのあたりはどのように期待されていますか。

知事)
そうですね。去年の4月にこの定期便になりました。それまではチャーター便だったわけですけれども、定期便ができて冬を除いて週2便来ることになったということで、岡山からも便利になりましたし、あと台湾のお客様が随分岡山にお越しいただけて、いろいろなところでお客様増えたよ、台湾の人増えたねということを聞いております。
 例えばモモ狩り、ブドウ狩りがすごく賑わっているとか、井原線が台湾の方にはすごく評判なんだということを聞いたり、毎回20人ぐらい乗られているんだということを聞きました。そういったことがこの冬は定期便がなかったわけですけれども、今回これから来る冬については冬の間も定期便があるということですから、冬に強い観光地が賑わうんじゃないかなということを期待しています。
 これは今の思いつきですけれども温泉なんていうのも当然チャンスですし、台湾には雪が降らないそうです。台湾の方は北海道大好きなんですけれども、岡山はちょっと行けばすごくきれいな冬景色、雪景色が見られるんですよということもお伝えしましたし、是非そういったところもPRしていきたいと思います。

記者)
 県北にも波及すると。

知事)
はい、そうですね。冬は県北が強みになってくるような気がします。

記者)
 4月2日に現地に行かれて社長に要請された際に、どういったやりとり、もしくは知事としてどのような感触を持ったんでしょうか。

知事)
非常にうれしかったのが、エバー航空にアポイントを申し込みましたところ、社長以下幹部の方がずらっとお越しくださって、非常に岡山線に対する意欲を感じました。話も非常に盛り上がりましたし、私としてはこういう工夫をしているんだ、私はたまたま非常に珍しいビジネスマン出身だったり、Mbaを持っているということで、先方は当然ビジネスマンですからビジネスとしてどういうふうに盛り上げるのか、今からこんな施設もできるから次はこういうことが楽しみですねみたいなことで盛り上がったということと、我々とすればもう定期便にしていただいたことはすごくありがたかったこと、是非この通年運航にしていただければ、もっともっといろんなプログラムを考えられるということをお伝えしました。
 先方からは、通年運航の可能性が十分あるということと、そこの足場をしっかり固めたら、今の週2便からまた増やすということも視野に入れてお互い考えなきゃいけませんねということまでおっしゃっていただきまして、非常に良い雰囲気の中で会談することができました。

記者)
 一定の感触を得られた。

知事)
そうですね、はい。それが実際今回の冬も含めた通年運航の通知ということになりました。

記者)
 今の台北線のことに関連してなんですけれど、週2便から増やすことも視野にと今おっしゃいましたけれど、11月以降の運航というのは今のところ2便でということですか。

知事)
今2便なんですけれども、それが同じように11月以降も続くということになります。

記者)
 これが3便になるんですか。

知事)
それは今の時点ではありません。できるだけ早い時点でそういうふうにしたいねということで一同盛り上がったということなんですけれども、具体的なスケジュールではありません。

記者)
 台北線のダイヤでいうと、おそらく台湾から岡山に来てもらうお客さんを呼び込みたいということだと思いますが、特に台湾での観光振興策で今お考えのことがあれば教えていただきたい。岡山への誘客策を。

知事)
とにかく岡山の魅力をいかに訴えていくかということなんですけれども、1つは岡山というのは多分客観的に見て台湾の人にとって日本が最初にお客さんが訪れる場所では多分なさそうだ。初めてのお客さん、2回目ぐらいのお客さんはやっぱり東京とか、東京、大阪のゴールデンルートに行かれることがもう圧倒的ですので、ただ台湾は非常に親日的な国ですし、台湾の方結構日本に来られています。その3回目、4回目のときに、このゴールデンルートはもう2回も行ったし、さあ次はどこに行こうかなというときに岡山は十分候補に入ってきます。また、岡山だけで引っ張ると力が足りないかもしれないけれども、瀬戸内っていうキーワードがあったり、大阪とセットだったり、もしくは鳥取とセットだったり、近隣県と協力することで非常に魅力的なツアーになったりします。
 あともう一つは、前回のときに本当に思ったんですけれども、今回も確認をしましたけれども、桃太郎という、台湾の人にはすごくポピュラーで、桃太郎の故郷なんですよ、桃太郎の銅像があったり桃太郎が岡山にとってすごいテーマなんですよというと非常に皆さん興味を持たれますので、例えば通年運航というか、今回の初便ですね。4月2日に台湾からエバー航空の初便が岡山に来たときに私も歓迎をしたわけですけれども、私がいて、井元副議長がいて、あと桃太郎のキャラクターであるももっち、うらっちがいたんですけれども、もう正直申し上げて私ですとか井元副議長はもうスルーで、みんなももっちの方に行くと。要するに、桃太郎だということでもう大変な盛り上がりでありまして、台湾からの誘客ということで言えば、我々も桃太郎をいかに活用していくかということが大事だなということを感じました。

記者)
昨年度、新PRでイメージアップ戦略をやられて、晴れ男・晴れ女の募集ですとか県民募集の動画を作られたりした。その成果をどのように捉えておられるのかと新年度のPR方針はどうですか。

知事)
晴れ男・晴れ女の募集ですとか、県民募集の動画などの企画はもう皆様方のおかげで随分取り上げていただきまして、まずまずの成果だったんじゃないかな、私もしくは担当者は考えております。これは、例えばうどん県とかと比べると地味な結果なんですけれども、まだほかの県、47都道府県と比べてみるとそこそこ頑張ったんじゃないか。
 今年なんですけれども、今年はいよいよ東京でのアンテナショップの開設もありまして、岡山県の知名度アップを考えるときに大変重要な年になってまいります。昨年度以上の成果が得られるようにみんなで工夫をしていきたいと考えています。具体的にじゃあ何やるんだっていうと、今企画を練っているところですので、今申し上げられることはないんですけれども、是非頑張っていきたいということであります。
 気になっている方は大変気になっている、あの晴れ男・晴れ女はあの後どうなったかということなんですけれども、一応6名の方々大変頑張っていただきまして、また4カ月という任期だったんですけれども、この3月末で一旦任期を終了いたしました。その中で、まだまだちょっと活動の途中だから、もしくは是非ちょっともう少し延長して頑張っていただきたいと我々が考えた3人の方には残っていただくことになりました。澤正郎さん、合田友紀さん、加藤文奈さんにはもうしばらく残っていただいて、それぞれの活動を続けていただくということになっています。

記者)
 3人は、本人の意向も踏まえて自分たちもまだやりたいということですか。

知事)
はい。合意はとれていると思います。このお三方は残ることになりましたという報告を受けております。

記者)
 その3人が、今後どういった具体的なことをやるかというのは、何か決まっていますか。

知事)
1つは、今やっていることをもう少し、例えば合田さんなんていうのは27市町村の歌をつくって歌っているわけですから、もうしばらくはそのことが忙しいでしょうし、今後違う企画が入るかもしれません。

記者)
 その人たちの雇用形態はどうなっていますか。

担当課長)
 今年4月から来年3月まで、1年間の契約社員ということになっています。

記者)
 政府が閣議決定している地方自治法の改正案についてお伺いしたいのですが、政令指定都市と都道府県の事務処理であったりとか、そういう協議の枠組みとして調整会議というものをつくりましょうというのがあるのですが、そういったものを法的なものとしてつくることに対しての知事の賛否と、今後の岡山市、政令指定都市との協力関係のあり方みたいなものについてご所見があればお願いします。

知事)
私自身は、そのような制度は必要ないと思っています。そういうことをされると、かえって余分なんじゃないかということと、かえって邪魔になりはしないかということがあります。ただ、県と政令市というのは、密接に協力することが県民にとっても、政令市の市民にとっても非常に大事なことですので、そういう義務化をされるまでもなく岡山市役所、岡山市長とはもう密接に連携をとっていきたい。定期的に会議があったり、公式の会談もしていきたいとは思っています。

記者)
 かえって邪魔になるっていうのはどういう意味合いなのか、もう少し教えていただけますか。

知事)
そうですね。今うまくいっていない、例えば何か会談ができないとか、片方がそれを拒否してとかということになるとそういう枠組みがある方が良いわけですけれども、上手くいっている場合はお互いの合意でこれぐらいのペースがいいんじゃないかな、これぐらいの時期がいいんじゃないかな、フォーマットはこれがいいんじゃないかなということでできるんですけれども、法制化されると、ある意味もう向こうの方でいろんなフォーマットが決まってきて、お互いにとって使いづらいねということになる。
 2人で一番いいやり方、例えば岡山の状況と、1つの県の中に政令市が2つある福岡県、3つある神奈川県でもう随分状況が違いますし、政令市の状況も70万人強の岡山市と、100万人、150万人を超えている市と随分違うでしょうし、ですからそれぞれの状況に合わせたお付き合いの仕方っていうのがあると思うんですけれども、何かこの法律で決めると、いろんな幅があるんだけれどもとりあえず真ん中あたりのこれっていうことになると、どちらにとっても非常に使いづらい、体格がいっぱいあるのに1つの服を何か押しつけられるような、そういう感じが私には現時点でしています。

記者)
 4月22日の全国学力テストのことについて伺います。就任されてから1年半近く教育に力を入れてこられましたけれども、今回のテストに現時点でどういう手応えを感じておられるのか。10位以内という目標に向けてどれだけ近づけられるとお考えか教えていただけますか。

知事)
私にとってこの学力向上っていうのはすごく大事な目標なんですけれども、教育ということで言えば、この学力向上というのはちょっと劣後する目標ではあります。皆さんからすると意外に思われるかもしれませんけれども、1つは順番として私はとにかく学力テストの順位が上がればいろんなところに波及していくっていうふうに考えているのではなくて、規律をきちんと確保する、不登校だったり暴力行為だったり、そういう問題が改善されれば学力の方に波及していくだろうと私は仮説を立てていますので、この学力が伸びる、もしくは学力テストの順位が上がるっていうのは少しタイムラグがあるかもしれないなと考えています。
 今回のテストで上がるかもしれません。みんながこれだけ一生懸命にやってくれてますから。もしかしたら下がるのかもしれません。前回45位、42位から38位、32位に上がったことがちょっと運の良い部分もあって、またすっと下がるかもしれません。上がるかもしれません。それについては私は一喜一憂をするつもりはありません。この3年、5年、もう少し長い、はたで見て少しずつじわっと上がってくれれば、行ったり来たりしながら上がってくれれば、これはもう私にとってはすばらしいことであって、ちょっと上がったからこれはもう成果だとか、下がったから今やってることが全部だめなんだというふうに解釈するつもりはありません。ただ、当然上がってほしいです。

記者)
 必ずしも順位が全てではないとおっしゃっていますけれども、具体的な数字を目標に掲げていらっしゃいますので、10位という目標に向けての今後のスケジュール感を今回のテストも含めてお聞きします。

知事)
そうですね。実際、生き活きプラン、3年間のプランで10位以内という目標を掲げています。これは生き活きプランの説明のときに申し上げたわけですけれども、じゃあ何で10位以内なのということについては、以前の夢づくりプランが10位以内ということなので、私とすれば私が一番好きなのは、現実的に背伸びをして頑張れば届くような目標が一番好きなんですけれども、私も正直言って3年で10位以内っていうのはちょっと背伸びで届く目標かどうかっていうのは疑わしいところがあるんですけれども、これをじゃあそうしたら届きそうなところが15なのか20なのか知りませんけれども、そのようにすると後退をしたっていうことにとられると非常に残念ですので、私とすれば、本当は3年じゃなくって5年か何年かで10位以内という目標であれば、一番私からして現実的かなという判断はあったんですけども、もともと生き活きプランが3年のプランでそれ以上になると私の任期を超えてしまいますので、とりあえずそういうことにしましたけれども、その10位以内を目指してこの3年間一生懸命頑張るということでございます。
 是非、着実に何年か経ったときにデコボコはあるけれども上がってきているなという結果になるように、教育の学力を含めて学力以外のところも底上げをしていきたいと思っています。

記者)
 先ほどの自治法改正の調整会議のところで確認なんですけれども、法定の会議がかえって邪魔になるというところは、裏を返せば、要は国がそういう枠組みをつくるんじゃなくて、地域の実情に応じて任意で持つ協議の方が望ましいということですね。

知事)
はい、私はそう思っています。

記者)
 新年度がスタートして、先ほど政令市との関係を言われてましたけど、岡山市にとっては駅近くにイオンモールができることで、中心市街地の活性化というものに非常に力を入れているわけですが、社会実験も含めていろんなパッケージを市の方は打ち出されていますけれども、知事として中心市街地の活性化について、どういった協力なり期待なりをしているのかその辺りを教えてください。

知事)
まず、この法的なこと、権限ということで言えば岡山市が全て権限を持っていることですので、私があれこれ言えることではありません。是非しっかり岡山市の持っている権限をしっかり生かして頑張っていただきたいということをまず申し上げた上で、このイオンモールが出てくるというのは岡山、岡山市にとっては当然ですし、広く言えば岡山県全体にとっても大きなインパクトのあることだと思っています。これは明らかにプラスのこととマイナスのことがあるわけですから、是非このマイナスのこと、これは例えば交通渋滞であったり、もしくはこの駅前以外の地域がちょっと勢いがなくなるんじゃないかという心配、そういったマイナス面をいかに減らしていくかということと、プラスの面もあるわけですから、にぎわいの創出っていう、ここをいかに生かしていくのか、回遊性を増やしていって他の地域も含めて賑やかにしていくのか、岡山の地位を上げていくのか、そういうところを是非しっかり頑張っていただきたいですし、警察、この渋滞っていうことになると岡山県も関わってきますので、是非このいろんな悩み事・相談事に関しては、一緒になって考えていきたいと思っています。

記者)
 年度末に頑張る学校奨励金の関係で、玉野市長が(市の)教育長とともに、うちは選んでもらうのは構わないけれど辞退したいということをおっしゃっていましたが、それについての考えをお聞かせください。

知事)
そうですね。もうそれぞれの市、市町村、もしくはそれぞれの市町村の教育委員会でお考えがあると思いますので、そういったお考えはできるだけ尊重したいと思っています。県の教育委員会ですとか県庁とすれば、我々は我々で方針があるので是非引き続き丁寧にご説明したいと思いますし、折り合えるところで折り合いたいですし、でもちょっとここは今回は勘弁と言われたところに無理やり何かするつもりはないです。
 例えば小学校、中学校両方そうなんですが、県の教育委員会とすれば直接何かすることができません。市町村の教育委員会がすることですから。県庁としても県の教育委員会としても是非こういうことをしてはどうですか、一緒にやりましょうよという立場ですので、是非それぞれの市町村、市町村の教育委員会で頑張ってもらいたいですし、我々も皆さんの同意をいただきながらしっかり頑張っていきたいと思っています。

司会)
 それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

知事)
 ありがとうございました。

2012年の記者会見