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2019年3月20日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0601051 2019年3月22日更新公聴広報課
会見写真

今議会を終えて

 私からは、先程、閉会いたしました2月定例会についてお話をさせていただきます。
 今議会では、平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興をはじめ、県政全般について、幅広いご質問やご提言をいただきました。
 復旧・復興につきましては、これを最優先に進めるという強い決意の下、引き続き、被災地の課題やニーズをしっかりと踏まえながら、スピード感を持って、全力で取り組んでまいります。
 また、より災害に強い岡山の実現に向けて、災害対策本部の機能の充実や、河川管理等の取組強化を図るとともに、自主防災活動の充実強化など、住民の避難行動につながる取組を進めてまいります。
 児童虐待防止対策につきましては、引き続き、児童相談所のさらなる体制整備や市町村の対応力の強化に加え、関係機関のネットワークによる活動を充実させるなど、子どもの命と権利を守る取組を推進してまいります。
 4月には、新生き活きプランが折り返し点を迎えます。これまで積み上げてきた成果等を踏まえつつ、引き続き、教育の再生や産業の振興をはじめ、県民の皆様に成果を実感していただけるよう、より実効性の高い施策を展開していくことにより、すべての県民が明るい笑顔で暮らす「生き活き岡山」の実現を目指してまいります。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 県議会選挙がまもなく告示になります。どういったところの争点というか議論を望むのかというところと、投票率が前回過去最低だったというところもあるんですけど、投票率の向上について県としてどのように取り組んでいくのか。

知事)
 議会選挙の争点については、それ自体、県民の皆さんにとって大事なことでありますので、私がこれが争点になるだろうというようなことは控えさせていただきたいと思います。
 ただこの議会選挙が大変大事なものであるということも間違いないわけでありまして、有権者の皆様はこぞって参加をしていただきたいと思っております。
 私自身、6年若しくは選挙中のころも含めれば7年間県内を回っていろいろな方とお話をしてきたわけであります。本当に様々な想い、願い、若しくは不安、心配事があるわけであります。それについて個別に何かおっしゃられる、これも大事なわけでありますけれども、日本は間接民主制をとっておりまして、議会へ代表者を送ることによって、その意見集約をして、その思いを政策に落とし込んでいく、実行していくというやり方をとっておりますので、ぜひとも、投票していただきたい。自分にぴったりの人はいないという話を時々聞きますけれど、ぴったりの人がそれぞれの人にいるということは、代表制ではなかなかありません。たくさんの方の思いを、いかに汲み取っていくかということですので、自分の思いに一番近い人を選んでいただくということが制度の趣旨にそっているのかと考えております。
 先ほどの投票率が低くなっているじゃないかということでございます。これは両面ありまして、もし何かものすごい問題があるのに全く議会も執行部も政府も動いていないということがあれば多分暴動が起こっているわけでありまして、選挙があるのであれば、投票権を全員が使って、もっとちゃんとした行動を起こす人を議会に送り込むということになるわけであります。あまり大きな不満がないから、このような低い投票率になっているのかもしれませんけれど、ただ暴動を起こすほどの不満はないのかもしれませんけれども、不満がないわけではないというのは先程申し上げたとおりで常に実感をしているところでありますので、是非投票に行っていただきたいと私からも伏してお願いをしたいところでございます。お願いをするだけではなくて、正確に言えば私自身が指示をできることではなくて、県の選挙管理委員会が市町村の選挙管理委員会と協力をしながら行っていることでありますけれど、これまでどおりの取組も続けつつ、啓発活動も頑張っていただきまして、あと今回これまでになかった取組というのが、岡山市の選挙管理委員会が期日前投票所をショッピングセンターに設けてくれることになりました。あと、私自身以前から問題に思っていましたのが、投票しましょうっていうことを言っておいて、実際の投票機会が1週間後とかだと、なかなか良くないんですね。人間こう言われて思い立ったときにすぐにできるかどうかっていうのが大事ですので、期日前投票の投票できる日、時間帯に投票できる場所のすぐ近くで啓発活動をしていただける、それもよろしくお願いしますって普通の人が言うだけじゃなくて、ファジアーノ岡山ですとか、岡山リベッツ、岡山シーガルズの選手が、投票を呼び掛けてくださる。そうだな、それが大事だなっていうことになったら、すぐ歩いて行った先に投票する場所があるということは、私は大変画期的な取組になるのではないかと思っております。
 また、その際免許証ですとか、証明できるものがあれば二重投票を防がなければいけませんので、選挙管理委員会から送られてくるあのハガキを持っていなくても期日前投票ができるということは是非皆様方に知っておいていただきたいなと思っているところでございます。

記者)
 一般的に投票を呼びかけることも重要ですけども、最近岡山もそうだと思うんですけど、議員のなり手不足の事が指摘されています。知事はこういった全国的な課題についてどういう風な認識をお持ちでしょうか。

知事)
 これについては複雑な色々な要因が絡んだ問題だと思っておりますので、これはこうだっていうすごくすっきりするような、解説、意見は今この場でお話できないわけでありますけれども、一つは敷居が高いということを感じられているのではないかと思っているところでございます。
 私自身も、選挙なんていうのはとんでもない、一番避けて通って、投票だけには行っていましたけれど、自分がなんていうことは爪から先も考えていなかった人間でありますので、ただこれも仕組みとして、定数よりも多い人たちが立候補をして、その中から選べなければ民主主義を形作る土台が崩れることになりますので、私の母が私が学生の頃に言っていたことを思い出すんですけど、母はどういうことを言ってたかっていうと、お魚定食とお肉の定食だったら選べられるけれども、片方が焦げているとかっていうんじゃなかなかちょっと選びようがないと。やっぱりこの人選んでもいいな、あの人選んでもいいなっていう中からみんなが選ぶ。つまり、こんな立派な人でも落ちるんだっていうことが普通に起きないと、有権者からすると本当に選んだことにならないよねっていうことを言っていて、確かにそれはそうだなということを思ったわけであります。私自身、自分で大それた県知事選に手を挙げるみたいなことを考えたときに、メニューを増やすことについて悪いことはなかろうと。落ちたところで、犯罪を犯したわけではない、ちょっと恥ずかしい思いをするぐらいだということで手を挙げたわけであります。強い思いを持っている、自分なら社会をもう少しよくできる、いろんな人と繋がっているからそういう人たちの思いを議会に届けることができるかもしれないと思う方は、若い方であろうと働き盛りの方であろうと、若しくはお勤め先を退職された方であろうと、私は手を挙げられるべきだと思っています。
 実際にお金をかけなくても選挙自体はできます。ちょっとでも思いを伝えたい、ちょっとでもいろんなことをしたいっていうから少しずつお金がかかるわけでありまして、立候補すること自体にはそんなにお金はかからないわけでありますので、ぜひ、多くの方に手を挙げていただきたいと思います。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

2012年の記者会見