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2020年6月11日知事記者会見

会見写真

令和2年度6月補正予算案(追加分)について

 私からは、3項目、お話をさせていただきます。
 はじめに、6月補正予算案・追加分についてであります。新型コロナウイルス感染症に対応するため、5月27日に閣議決定された国の第2次補正予算案に呼応し、追加の補正予算案を取りまとめましたので、その概要について、資料に沿ってご説明いたします。
 配付資料1の1ページをご覧ください。「1.予算編成のねらい」についてであります。今回は、再度の感染拡大に備えた医療体制の整備や中小企業者等へのさらなる支援に要する経費を中心に、補正予算案を取りまとめております。「2.補正予算額」でありますが、総額333億2,779万円となっております。2ページの「3.項目ごとの事業概要」でありますが、まず、感染拡大防止策と医療提供体制の整備であります。院内等での感染拡大を防止するため、医療機関等における動線の確保や定期的な消毒等の取組を支援いたします。また、医療体制の整備として、感染症患者を重点的に受け入れ、高度かつ適切な治療を行う重点医療機関の体制の整備を支援いたします。さらに、感染症の拡大防止等に向け、現場で対応いただいている医療従事者等へ、全国一律の慰労金を給付いたします。3ページの地域経済の維持と事業の継続のための支援であります。新型コロナウイルス感染症対応資金の利用増加に備え、中小企業者等の金利負担を軽減するための補助金を増額いたします。また、観光需要を喚起するため、国のGoToキャンペーンと連携し、県内での宿泊等に利用できるクーポンを発行いたします。さらに、生活への支援として、収入が減少した世帯の一時的な資金需要に対応するため、生活福祉資金の貸付原資を増額いたします。追加の補正予算案の概要は以上でございますが、引き続き、緊張感を持って感染拡大の防止に努めるとともに、国や市町村等と連携し、地域経済の維持、回復に向け、全力で取り組んでまいりたいと存じます。

県立学校のICT環境の整備について

 次に、県立学校のICT環境の整備についてであります。現在、県教育委員会において、Society5.0時代を見据え、児童生徒1人1台端末の整備や校内通信ネットワークの高速大容量化などを進めているところであります。私としても、新型コロナウイルス感染症拡大の第2波・第3波を想定すると、児童生徒の学びを止(と)めないためには、学校のICT環境の整備を一層推進する必要があると考えております。
 このため、今回の補正予算案において約7億6千万円を計上し、学校と外部をつなぐインターネット接続回線の増強など、通信環境の整備を図るとともに、低所得世帯への貸出用端末等を整備することとしております。各県立学校で、ICTを活用した質の高い学びが提供されるよう、県教委が実施する取組を、しっかりと支援してまいりたいと存じます。

災害時の避難行動等について

 最後に、災害時の避難行動等についてであります。新型コロナウイルス感染症が終息しない中、梅雨の時期を迎え、河川の氾濫や土砂災害が発生する危険性が高まります。
 このため県では、「災害の危険が迫れば迷わず避難。でも避難所だけではありません。」をキーワードに、県民向けのチラシを作成いたしました。このチラシには、災害時にとるべき避難行動を事前に確認できるよう、避難行動判定フローを記載しており、フローに沿い、在宅避難や安全な親戚、知人宅への避難も検討していただきたいと考えております。また、先日、避難所運営マニュアルのひな型を改訂したところですが、このたび、感染症対策における留意点を取りまとめ、市町村へ提供いたしました。引き続き、県民の皆様に適切な避難を呼びかけるととともに、感染症対策を踏まえた避難所運営が行われるよう、市町村等と連携して取り組んでまいりたいと存じます。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 補正予算のことでお尋ねします。コロナ関連ではこれまでも何度か補正予算を組まれていると思うんですけれども、今回は最高額となっておりますが、今回の予算の狙いと期待する効果について教えてください。

知事)
 今回の補正予算は、主に国の補正予算に呼応して立てられたものでございます。予算の額の多くは、国の基準に従って、我々としても付けたものでありますけれども、現状、国の思いと我々の思いは被っているわけですけれども、第1波を何とかやり過ごしたけれども、経済、社会活動に対する影響は非常に大きかったわけでございます。そちらの方の事業者等、もしくは生活者の皆さんへの手当がございます。あと、実際これで第2波が来ないかっていうと、ほぼ来るのは確実でありまして、どういう形で来るかわからないだけですので、感染拡大防止、それから医療機関の体制整備、これはさらに必要であろうということで、我々、この予算を組み立てたところであります。あと、国のいろいろなプログラムは非常にありがたい大切なものがたくさんあるわけですけれども、我々から見て、当然我々の方が住民に近い分だけ、より実際何が起きているか、どこが細かく見れば足りていないのかっていうことは見えますし、岡山独自の問題もあるわけですから、我々から見て、我々も常に資金不足に悩んでいるわけですけれども、その中でもここは必要だというものについて、県の単独事業もいくつか計上をしているところでございます。そういったことを総動員しながら、いい形で第2波に備えるとともに、被害をこうむった県民の皆さん、もしくは事業者の皆さんを支援していきたいと思います。

記者)
 避難行動に関することで、いわゆる知人だとか親戚宅への避難なんていうのも考えてくださいねっていうことだと思うんですが、これはいわゆる出水期とコロナの感染拡大防止っていうのを踏まえたことなのでしょうか。

知事)
 おっしゃる通りなんです。2年前の豪雨災害で、我々の避難体制というか、水害が起きたときの備えについてまだまだ改善点が多いということがわかったわけでありまして、それに対応したいろいろな対策を打ってきたわけですけれども、今回のコロナウイルスということで、またさらに別の形での対応を迫られることになりました。ただでさえ逼迫している避難所、このリソースがさらに逼迫することになるということですので、仮定の話ですけれども、2年前の水害に匹敵するような水害が来た、前回はなかなか避難をお願いした人が避難してくださらなかった、対象の1割も避難してくれなかったということが我々の反省だったわけなんですけれども、そこが仮に改善をして皆さんが避難所に行かれると、今度は避難所があふれるっていう問題もありますし、そこまでいかなくても、我々がずっとコロナの関係で避けてきた3密そのものになってしまう。そこでもしクラスターが発生をすると、水害の危険性とコロナによる危険性、特にそこに高齢者ですとか、基礎疾患をお持ちの方がそこそこ含まれているとするならば、どちらが危険かよくわからない。かえってコロナ関連の危険の方が高いということも十分考えられるわけでありまして、その二つのリスクを総合したときに、リスクの総計が一番低くなるところが、どの点になるのかということで言えば、多分というか間違いなくコロナを考えてないときのベストのポイントからするとずれるのは間違いありません。そういうこともあって、これまでだったらいろいろあるんでしょうけれど避難所に行ってくださいと申し上げていたタイプの中で、一部のタイプ、例えばしっかりした場所のマンションのある程度上層階にいらっしゃる方は、もうわざわざ避難所に行くことはありません、ご自宅にいらっしゃる方がよほど安全ですということも多々あると思いますし、避難所よりは安全な場所にある、もしくは今回被害を受けていないお知り合い、親戚、お友達の場所に、一時的に避難してくださる方がよっぽど安全ですよといったケースが出てこようかと思います。ぜひ、まずご自身のお住まいの場所がハザードマップでどういう位置付けになっているか、今日、明日を機会にチェックしていただきたいと思っています。

記者)
 出水期と感染拡大防止を同時に取らないといけない中で、避難所でパーテーションを設けるだとか、熱がある方専用のゾーンを作ったりだとか、マスクとか消毒液を持参してくださいという言い方もされていると思うんですが、そういったことを何か県として、例えばお金をかけたりとか、何か取組というか、新しく始めるとか、フォローしていくお考えはありますか。

知事)
 我々自身も、まずそれぞれの県民の皆さんに呼びかける。市町村の方に我々としてもいろいろなひな型を作っておりまして、どれぐらい改善を積み上げているかっていうのはチェックをさせていただいております。実際、岡山市、倉敷市、津山市をはじめ、それぞれかなり工夫をしてくれているということを確認しているところでございます。我々自身も、コロナ以外、コロナがない通常のときに必要だった備蓄とちょっと違ったものが必要になっておりますので、出水期に関係なく、我々自身もコロナ関連のいろいろな資材の備蓄を少しずつ進めているわけでありますけれども、そういったことを全て総合的に少しずつでも支援の厚みを積み上げていきたいと思っているところであります。

記者)
 避難行動判定フローは、ひとまずは県民一人ひとりが考えてくださいということなんですけれども、地域でも勉強会とか話し合いであったり、いわゆる共助的なもの、地域での今後の話し合いのようなものをどういう形で期待されていらっしゃいますか。

知事)
 ぜひそういった取組を、地域地域でやっていただきたいと思っています。実際2年前の水害を教訓に、我々、県の防災計画を作っていますし、改訂を毎年、定期的にやっています。市町村の計画というものを立ててもらっています。我々とすれば、その下のレベル、市といっても広いですから、岡山市といっても北の方と南の方で全然災害のタイプも違います。地区ごとに、それがどれぐらいの広さになるのか、例えば真備地区よりも広いと意味がないと思います。真備でやるのか、それともその中の細かい服部地区とか箭田地区っていうことでやるのか、それはそれぞれの地区にお任せしますけれども、一体感をもてるひとまとまりの地区で、こういう可能性があるぞ、こうなったらどうするだっていう、今回はコロナということがあるから、さらにどういうことに気をつけなきゃいけないんだっていうことを、例えば町内会の幹部の皆さんが声をかけて考えてみる。これはすばらしいことだと思っています。岡山県としても、予算でモデル地区を作って、そういったいくつかの地区で計画を立ててもらう取組を進めているところでありまして、今回のコロナについても活用していただければと思います。

記者)
 ひとまずは避難所にというような呼びかけが、少し変化することになるんですけれども、やはり命を守る行動をどうするかということだと思います。今回の発表とあわせて県民にお伝えしたいことを、知事の思いをあらためてお願いできないでしょうか。

知事)
 水害が大変なリスクだということは、我々2年前にわかったわけであります。コロナということに関しても、一応第1波をやり過ごしましたけれども、また人が密集する条件が変わってくると、いつ第2波が襲ってくるかもしれない。アメリカ、ヨーロッパを見ると、対応を間違えると大変な数の死者を出してしまうということもわかったところであります。あと地震というリスクも別にありますし、いろいろなリスクから皆様方の生命を守るということでは、まずご自身のリスク、それぞれ特有のリスク、一番はご住所の場所がどういうリスクがあるのかということをわかっていただいた上で、あらかじめこういうことがあったらどうするのか、こういうときにはどうするのか、ご家族で話し合っていただく、これは非常に大事なことだと思っています。もしくは、仲のいいお友達同士、離れた場所に住んでいるご家族、親戚同士でちょっとした連絡をとっておく、これが非常に大事なことなんだろうと思います。ぜひともこの機会に、そういったことを本当に30分でも1時間でもいいんですけれども、していただくと、大変いい投資になると思っています。

記者)
 予算の話に戻るのですけれども、予算の中で重点医療機関の体制整備にも予算が組み込まれているかと思います。一方で、知事はまだ指定はしないんだという話を以前いただいたかと思っておりまして、このあたりは今どうなっているのか教えてください。

知事)
 我々コロナに関しては、この病院に任せておけば大丈夫っていうことにするつもりはありません。どこまで広がるかわからないのに、自分たちは関係ないよという病院をたくさん作ってしまうと、我々の対応力をそいでしまうことになるということと、専門家会議の医師の先生からもご指摘いただきましたけれども、関係ないと思って少しガードを緩めているところが一番院内感染の危険が逆に高くなるということもありますので、県内の医療機関の皆さんには、何らかの形で感染期にはコロナとは関係ないということにはなりませんよということはお伝えをしているところでございます。ただそうは言っても、数をしっかり対応できる、もしくは重症、中症の患者に対応できるという医療機関というのはざっと見渡してみても、そうそう多くはないわけでありまして、そういった中からいくつか重点的に対応していただく医療機関、これを指定するというのは、私、大事な考え方だと思っています。実際、3月、4月についても、5月も含めて、内々では役割分担は決めて、その病院の皆さんにも納得をしていただいていたわけでございます。それを明確な形で、外に向けてもお示しするということは、一部その構造をお知らせするのは悪いことではなかろうということであります。まだ今、実際この病院ですよということをお示すには至っておりません。

記者)
 この予算の位置付けとしての確認なんですが、これは指定することを見込んで事前に組んだ予算ということですか。

知事)
 はい。

記者)
 県立学校のICT環境の整備なんですけれども、今回の補正予算で今年10月を目途にある程度環境が整うということになるんでしょうか。

知事)
 私にとっても非常に思い入れの強い予算でありまして、突然、休校に従って遠隔授業が始まったわけであります。これまでも、そういったことは大事だよねというふうには言われてはいたんですけれども、そもそも毎日、生徒が学校に行ってるわけですから、その重要性というのも観念的なものにとどまっていたわけですけれども、急に現実のものとして出てきた。毎週毎週手探りで、拡張をするなり、改良をしてきたわけですけれども、そもそも端末が全員に行き渡っているわけではない。回線の容量も全員がやろうと思ったら甚だ貧弱だったということもございました。国のプログラムで大半を賄えるわけなんですけれども、実は私、他県もそうだと思うんですけれども、お配りしてるはずのこのチラシでいう、学校の中についてはもうだいたいきちんとできるということなんですけれども、その学校と岡山情報ハイウエイ、岡山情報ハイウエイは岡山独特なんですけれども、その学校からいずれにしてもインターネットを繋ぐ回線、ここが大変貧弱でありまして、まともに遠隔授業をやり出すと、岡山県のある学校では、3つのクラスで同時に遠隔授業をした時点で、学校とインターネットを結ぶところが耐えられなくて遅延が起きた。これはできるだけ早く増強しなければいけない。これは国の予算が付いていませんので、県単独事業でやることになったわけなんですが、遠隔授業はどこにボトルネックがあってもうまくいかないわけですから、ボトルネックがあればそこを補強をしてちゃんとまっとうにできるようにする、そういったところでございます。

記者)
 観光需要の喚起の件について、GoToキャンペーンと連携した県内宿泊で利用できるクーポンの発行ということですが、具体的にどんなものかと知事の思いを教えてください。

知事)
 具体的にという資料を今日は持ち合わせておりませんけれども、1万円に対して5千円を割引くというところをベースにして、我々県独自でいろいろな補強をしている、女子旅なんていいんじゃないかなとか、もともとの国のGoToキャンペーンの泊数を延ばそうとか、人数を伸ばそうという、ちょっと深みを出したり横に広げたり、そういう形の改善なんですけれども、とにかく今回、新型コロナウイルスの特性に従った感染防止策をとったわけなんです。その防止策、とにかく長距離移動をしないでください、外出をしないでくださいということですので、ありとあらゆる業種の皆さんにご迷惑をおかけしたわけですけれども、特に観光関連の皆さんの打撃が大きかったということでございます。私も以前事業をしていたのでよくわかるんですけれども、会社っていうのは日々もしくは月々の資金繰りっていうのが大変大事でありまして、溺れて1時間息ができなかった人に、翌日、大量の酸素ボンベで酸素を口から入れたって生き返らないのと一緒で、資金繰りに窮して倒産をしてしまった会社に、半年後にいくらお金入れたってもう死んでる者は生き返らないんです。できるだけ早くお客様と売上、それから資金繰りを回すための現金をお届けしたい。一旦失ったにぎわいはなかなか戻りませんし、にぎわいを引きつけるもともとの魅力がなくなったら、本当に大きな損失になりますので、そういったことでできるだけ早く、それぞれの魅力的な観光地の元気を取り戻していきたいと考えているところでございます。

記者)
 最後の感染者があってから今日でちょうど1か月ということで、まる1か月感染者が出なかったということについて、簡潔で構わないんですが受け止めと今後どう備えていくかというところを教えてください。

知事)
 この2か月間、本当に新規の感染者が出ていないというのはありがたいことだと思います。ゴールデンウィーク期間中を含めて、県民の皆さんが非常にご協力いただいた結果だと思っています。ただ東京をはじめ、まだまだ新規感染者が出ているということは、日本にウイルスがいる、これはもう間違いないところでありますし、これから我々少しずつ移動範囲を広げていこうということですので、いつ岡山で、今、北九州市で起きているような局地的な感染拡大が起きてもおかしくないということであります。油断しないように、新規感染者がいた場合に、できるだけ早く見つけて治療をしていただく。また、広がりを、クラスターを作らないようにしていく医療提供体制の方も、何かあったらできるだけ早く臨戦態勢に戻れるように、そういった第2波、第3波への備えというものは怠らないようにしていきたいと思っています。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事臨時記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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