ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ 知事記者会見 2020年12月21日知事記者会見
2022年の記者会見
2021年の記者会見
2020年の記者会見
2019年の記者会見
2018年の記者会見
2017年の記者会見
2016年の記者会見
2015年の記者会見
2014年の記者会見
2013年の記者会見
2012年の記者会見

2020年12月21日知事記者会見

会見写真

岡山県医療非常事態宣言の発令について

(知事)
 本日は、県医師会会長の松山会長にご同席をいただいているところでございます。まず松山会長からお話をいただいて、私の方がコメントを申し上げたいと思います。

(会長)
 岡山県医師会の会長の松山です。
 私たちは11月27日でしたか、記者会見を開きまして、その場で県民に対するお願いをしたわけですけれども、それから患者の激増の状態に入ってきまして、昨日は2日で100人を超えたというような、もう本当に恐るべき状態というか、非常に厳しい状態に入ってきたと思っています。病床の稼働率も50%、数え方によると68%を超えているというようなことで、本当に医療崩壊近いですよという状態になっています。
 27日の記者会見でも言いましたけれども、やはり、県民の自粛、自覚、そういうものをお願いしたんですが、なかなかそれだけではうまくいかなかったということで、今の段階では、私たちは自粛もある程度強制力のある自粛をお願いしたいということを考えています。そうしないと、日常の医療も十分にやっていけないということで、病院でも確保病床を増やしていただいているんですが、それに伴う人員、看護師、それからコメディカルの方の補充というのがなかなかできない状態にあります。これを病院の中で補充するわけですから、コロナの方へ人を置くと一般の方が回らないということで、外来の方まで縮小するとか、それから救急はもちろん、受入が困難になるという状態が始まるということで、非常に危惧をしております。
 ただ、強制的な自粛というのも緊急事態宣言の時に皆さん方経験をされたと思うんですが、高齢者の体力の低下、筋力の低下で骨折が増えたり、認知症の増悪というようなことも経験しております。ですから、完全に自粛するということが本当にいいことなのかということですが、やはり、ある程度の節度を守って、散歩とか、人ごみのないところで、公園で散歩するとか、そういうことも必要になってくると思っています。我々開業の先生方も、やはり、こういう状況を理解していただいて、コロナを持っておられる病院のアシストができる体制を整えていかなければならないと思っています。今のところはそのようなことを考えています。

知事)
 会長ありがとうございました。
 では、私の方からコメントを述べさせていただきます。
 新型コロナ感染症の拡大、止まりません。県内では12月だけでも500件近くの新規感染者が確認され、クラスターは12件発生をいたしております。
 病床を確保すべく、医療機関の皆様には最大限の努力をしていただいているところでありますが、もう余力が残っていないというのが現状でございます。医療従事者の皆さんも、疲弊をされております。
 感染をしたとしても、今、現状、入院できるとは限らないというところまで追い込まれているわけでございます。年末年始、さらに厳しくなることが確実に予測をされます。
 医療体制の崩壊を防ぐ、また県民の皆さまの命を守る、そのためにここに岡山県医療非常事態宣言を発令し、全ての県民の皆様のご協力をお願いしたいと思います。
 これは、岡山県にとって初めて発令する宣言であります。我々、大変重く事態を受け止めております。これまでいろいろなお願いをしてまいりましたが、こういった宣言を出すことはあえて避けておりましたけれども、私とすれば、経済にかなりの下押し圧力をかけるこのような宣言もせざるを得ないということを判断したところでございます。
 お一人おひとりが最大限の感染予防策をとらない限り、感染は止まらない状況に至っております。高齢者に接する方、接する可能性のある方は特に気をつけていただきたいと思います。
 高齢者ご自身も、無防備に人と接することは避けてください。高齢者の皆さんがご自身で自分を守らなければ、県としても皆さま方をお守りすることがなかなか難しくなってきています。
 感染予防策が不十分な宴会、飲食、カラオケ、これは中止をお願いいたします。
 事業を継続するためにも、体調不良の人は休ませるように、ぜひともよろしくお願いをいたします。
 事業所、店舗、再度感染対策の点検をお願いいたします。これまでしっかりやっていただいたわけでありますけれども、それがきちんとできていなかったからこのような事態になっているわけでございます。パーテーションを置くだけが対策ではありません。パーテーションを避けてしゃべっている、もしくは、隣の人としゃべる時にパーテーションが全然関係ないところに置かれている、そういった事例、時々聞くところであります。見て見ぬふりをせずに、本当に実効性のある対策になっているのか、夏の時にはやりやすかった換気、こんな寒くなってもちゃんとできているのか、席の間隔、一時期ずいぶん空けましたけれども、私自身もお店をのぞいてみる時に、ずいぶん席の間隔が詰まってきていることを感じます。本当にその間隔で十分なのか、ぜひそれぞれもう一度点検をしていただきたいと思います。従業員、それから顧客への感染が防げない事業所、店舗は、休業をしていただきたいと思います。
 私にはうつらない、多分自分は大丈夫というのは全く幻想であります。もしくは、春、夏に上手くいったやり方がうまくいかなくなっているから、このような事態になっています。イギリスで起きているように、ウイルスが少しずつうつりやすくなっているのかも知れません、私には分かりませんけれども。もしくは、夏にあたりまえにやっていた換気の頻度が減っている、この換気のやり方が不十分になっている、これはもう十分考えられるところでございます。また、寒くなって、ウイルス全般が活性化している、これはまた十分考えられるところでございます。
 どういう要素が強いのかは我々には正確にはわかりませんけれども、この春、夏の対策、これまでやってきたことが通用しなくなっているからここまで、あの春と夏を乗り切った岡山県が、厳しい状態に追い込まれているということをきちんと自覚をしていただきたいと思っています。
 これから迎えるクリスマスやお正月は静かに過ごしていただきたいと思います。イギリスのボリス・ジョンソン首相が先日演説をしました。このクリスマス、どういうクリスマスになるか、これまでと違うクリスマスにせざるを得ないと、まさにその通りだと思います。また、ドイツのメルケル首相が帰省について言われたことも、私自身そうだと思っています。どういうことか、今回離れて暮らす家族に会いに行く、もう本当に楽しみな、日本でいう帰省になりますけれども、自分が戻ったことで、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんと最後に過ごしたクリスマスになるようなことをしてもいいんでしょうかということであります。自分は大丈夫だけれども、実は感染をしている。こういうリスクが常にあります。戻って、高齢のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんにうつして、それがきっかけで亡くなるということになった時に、残りの人生どういうふうに過ごしていくことになるのか、ぜひそういったことを考えて、これからの年末年始の予定をもう一度見直していただきたいと思っているところでございます。
 私からは以上でございます。

質疑応答

記者)
 医療の逼迫状況ということで、先週に発表された数字よりも多分逼迫度が上がっているかと思うんですがどうでしょう。

知事)
 我々は基本的に、確保病床を元に数字を出しています。今302床を確保しておりまして、100床程度増床を交渉をしているところです。ですから、302が分母になります。会長がおっしゃられた時は、即応病床をより小さな分母で割り算をしているというところが主な原因になります。あと、いつの数字を分子に使っているかということでちょっと違うと思います。

記者)
 この医療非常事態宣言を受けて、例えば他県ですとか、それから国に医療支援を求められることはありますでしょうか。

知事)
 今日の時点ではございません。ただ本当にこの数日、一昨日、昨日、今日で急速に逼迫をしてきておりますので、近い将来そういうお願いをせざるを得ない状態になる可能性はございます。

記者)
 昨日の段階で新規感染者が過去最多を更新して、累計でも1,000人を突破したということなんですけれど、お2人にお伺いしたいんですけど、まずこの受け止めについてお願いします。

会長)
 我々、何をしてきたかということなんですが、結局何もできなかったというのが正解で、我々が言うのは、もう本当に感染症の基本対策、そのことばかり、それ以上のことは何もないということで、ソーシャルディスタンスとマスクと手洗いということで、3密を避けると、それから先ほども出ましたように、カラオケとかマスクを外しての会食、そういうことに対してはもう極力避けていただくということと、不要不急の外出、その辺のことしかもう我々が言っていくことがないという状態だと思います。この宣言で、何とか県民の方の心に染みつけていただいて自粛をやっていただくというのが、これからの願い、それから感染の縮小に向けての努力じゃないかと思っています。

知事)
 私自身、予想を超えるスピードで感染者数が増えていることに、大変衝撃を受けております。これまで避けてきたこの非常事態宣言を、この段階で発出、発令をさせていただくことにしたわけでございます。いろいろな思いがあるわけですけれども、春の時に、その当時は全ての感染事例についてずいぶん詳しく背景説明を受けていたわけですけれども、正直個人的には意外と家族内感染、2次感染、3次感染、起きないものだなというのが私の率直な思いでありました。感染をして、その後、例えば1週間近く、もしくは4、5日、ご家族と一緒に生活をしているのに、検査をするとご家族は陰性だったというケースがたくさんありました。ところがこの1か月、11月、12月は、私自身、本当にウイルスのタイプが変わってきているんじゃないかというふうに思うぐらい、感染しやすくなってきています。本当にイギリスで起きているように、日本でも感染しやすく変わっているかも知れませんし、単にもうウイルス自体が元気になっているだけ、もしくは換気をしないからなのかもしれませんけれども、とにかくこれまで以上に、誰かが職場に家庭にウイルスを持ち込んだ時の周りに感染する度合いが非常に高くなっている。それが今回の急速な感染者数の急増と、私、関連していると思っていますし、ここまで切迫している時に、まだこんなリスクを取っている人がいるのかというのは、正直残念に思ったケースがまだまだあるということがございます。例えば、施設に入所されている方については、感染を防ぐことはほぼ無理なわけでありまして、外から持ち込まないようにすることが全てであります。ですから、そういう福祉施設に入所されている方が感染したことについて、我々とすれば、もう本当に残念でしたとしか言えないわけですけれども、自立的にいろいろな行動を決めることができる人は、ぜひこれからやろうとすることがリスクが高い行動なのかきちんと考えていただきたい。本人が辛い思いをする、健康リスクを負うだけではなくて、大変な負担を病院にかけてしまう、地域にかけてしまうということをきちんと想像していただきたい。その上で、そのリスクを取ることが妥当なのかきちんと判断をしていただきたいと思っています。また、今日伝えましたけれども、それぞれの会社、事業所、店舗、団体、ご自身の従業員もしくは傘下の団体に対して、ある程度の責任を持っていただきたいと思います。やはり、どういう雰囲気を作るのかということで、ずいぶん違ってきます。それぞれの店舗、会社、団体のトップは、それぞれの従業員の人にきちんとしたメッセージを出していただきたいと思っています。

記者)
 数日の急増で、先日の会見では、今の段階ではステージの引き上げは考えていないということだったんですけれど、今の状況ではどうでしょうか。

知事)
 もうこのステージ何に相当するかというのは、あまり我々ちょっと気にしていないというか、ステージ3かどうかというよりも、先日フェーズが変わったと言いましたけれども、本当に我々抑えるフェーズに入りました。これまでずっと感染拡大を防止しながら、経済は回していくということなんですけれども、これからも経済は回すんですけれども、でも、もう明らかにこの感染拡大防止に主軸を置いて取り組まなければいけない状態に入っていると思います。

記者)
 その上で県としての対策というか対応というか、前回GoToイートの制限をかけるということだったんですけれど、それ以外に今考えられているものはあるんでしょうか。

知事)
 実際、国の方で緊急事態宣言が発出をされていない、発令されていない段階で、我々として強制力のあることというのは、元々特措法上もありませんので、我々とすれば、いかに強いお願いをするのかということで、我々にとってはある種一番強いお願いを出しているということになります。

記者)
 病床数のことについてちょっと補足で確認させてください。出ているものでいうと、今月15日の時点で47.7%と発表されていると思うんですけれども、これで1週間近く経っていて、差し引き出られた方も当然いらっしゃると思うんですけれども、この1週間で差し引き50%はもう超えているような現状になっているということなんでしょうか。

知事)
 日々実際変わっていて、日々と言ってもいつの時点でというので集計違いますので、我々自身も最新のものを持っているわけであります。一つ確定しているのは、1週間に一度ご報告するものは日にちを決めて正確に出しておりますけれども、この数日でずいぶん実は病院から退院された方もかなりの数いらっしゃいました。あともう一つは、本当に逼迫をしているので、これまでの基準で言えば、念のため入院していただいていた方も、ホテルですとか自宅にいていただいています。そういうこともあって、我々の計算では50%前後ということでありますけれども、もし以前の基準で入院をしていただいていれば、それよりもずっと高くなっていますし、会長がされるような即応病床で計算をすると、当然大変高くなります。我々からしても、その入院基準を変えざるを得ないほど逼迫をしている、また前回説明させていただきましたけれども、夏の頃は、若い方が多かったので、入院される方も、そんなに手間がかからなかった。今、ご高齢の方、また認知症ですとか、基礎疾患をお持ちの方が多数入院されていますので、福祉の仕事、介護の仕事もしながら看護をしなければいけない、それもこの完全防備の重装備をした上でしなければいけない、ということで、看護師の方をはじめ皆さんも大変疲弊をしております。この1週間ぐらいで約束をしていた病床を回せるかどうか自信がないという話を、それぞれの病院から急速にいただくようになってきております。そういう意味で、数字の何%台だどうのこうのということを超えた切迫感がございます。

記者)
 今後の病床の増やし方について、受け止めやお考えを聞きたくてちょっといろいろ勉強してくると、以前知事が病床を倍ぐらいに増やせるということをおっしゃっていたんですけども、増やすにあたってその同じ病院の中で人の融通をしなきゃいけないという背景もあって、会長もおっしゃっていましたが、そこで無理が来ているのかなと思っていまして、今後100程度増やすとおっしゃられていますが、さらにその先というのは増やす余地が今のところあるのか、そのあたりの危機感を教えてください。

知事)
 あの頃はそこまで、高齢者もしくは基礎疾患をお持ちの方が入院されていなかった。これまでもほぼされていなかったということで、そういう見通しを申し上げました。実際、各県がそういう形で病床を積み上げていた。我々も同じことをするとすると、そういうことですよということをお伝えしたわけですけれども、この感染される方のタイプが急速に変わってきている。そういった、これからも高齢者、基礎疾患をお持ちの方の感染が続くのであれば、もう全くこれまでのシナリオ、計算が変わってまいります。一応100程度お願いを取り付けているところ、これからあと数日で確定をさせますけれども、そもそも今言っているのが302床、現時点でお約束いただいている病床をきちんと回せるかどうか自信がないという声が出ているということであります。あと、もうこの場で何度も申し上げておりますけれども、この50、100という形で、一定数積み上げるのと比べて、感染者というのは基本的に倍、倍で増えるタイプのものですから、感染初期の時の100床というのは、もう1人か2人しか感染者が出ないときからすると、ずいぶん高い天井に見えるわけですけれども、現在のように1日60人だ、110人だというふうに出ている時に、この100床を増やしましたというのは、たったの1日分です。もう全くこの数字の持つ意味合いが違う。我々とすれば、100床確保したということが、ほとんど安心感の根拠になり得ない。そこで例えば、もうすごい負荷をかけてもう最大限、岡山中の医療資源を絞り出して、400床に達したということにしたとしても、それはもう1週間分にもならない。ですから、我々とすれば、もう県民の皆さんの行動を変えていただくしかないわけです。これ以上、医療機関に頑張っていただければいいんじゃないか、これまで通りの行動をしても大丈夫なんじゃないかというのは、全くの幻想でありますし、現に今、例えばがんの検査ですとか、がんの手術が遅れています。それによって発見が遅れてしまう、手術が遅れてしまう、失敗の確率が増えてしまう。そういった形で、我々数字を把握できていませんけれども、命が確率的に潜在的に失われているということであります。我々とすれば、もう発想を変えなければいけない段階になってきていると思います。本当に、私が2週間前、申し上げていた状況と全く景色が変わったということでございます。

記者)
 この非常事態宣言なんですけれども、いつからいつまで出されるのか、どうしてその時期なのかの理由も含めてお願いできればと思います。

知事)
 我々いつまでというものを今の時点で考えておりません。本日から、今からということであります。ぜひできるだけ早くこの宣言解除をしたいと思っておりますけれども、県民の皆さんがどれだけ真剣に受け止めていただいて、行動を変えていただけるかということにかかっていると思います

記者)
 いつまでになるか決めてないということなんですけれども、具体的に解除する基準というのは定めているんでしょうか。

知事)
 いえ、ありません。安心できる時までということであります。

記者)
 収束までというような認識でいいでしょうか。

知事)
 別にゼロになるまでと思っているわけではありませんけれども、あまり中途半端なところで解除をすると、アメリカのいくつかの州のようにすぐまたぶり返しますので、ここは慎重に見極めたいですし、今、収束の仕方を考えるようなゆとりは少なくとも私にはありません。

記者)
 知事にお伺いします。ちょっと確認をしたいんですけれども、会長の方からはある程度強制力のある自粛ということで、知事がとはいえ強制力を持ったものはないんだよというご説明があったんですけれども、求めている内容自体は、これまで知事が何度も呼びかけられていることとそれほど差はないと思っているんですけれども、今回の宣言をもって県民に対して正式に列挙いただいているようなことの自粛を要請されるという理解でよろしいでしょうか。

知事)
 本当に岡山県として一番強い形でお願いをしていることになります。実際、例えば昨日の全国知事会議Web会議に私も参加をさせていただきましたけれども、今、時短要請、休業要請を出している知事から、その要請を受けてもらえない、遵守してもらえないという訴えが相次いでいるところでございます。特措法に基づく要請をしても、罰則規定がないということもございまして、例えば神奈川県黒岩知事ご自身が、今、一旦休業要請を出している対象店舗の2割しか応じていただいていないということでございます。我々とすれば、とにかく実効性あるものにしなければいけない。例えば、時短要請をすることによって、ここまでは何時まではフルに営業してもいいんだ、だいたいうちのお店は21時までが売り上げの大半を占めているけれども、それが20時になった、予約前倒しで詰め詰めでやろうということでかえって密になってしまったら、これは大変なことであります。我々、例えば外出をするなと言っているわけではありません。外出をした場合にどんな行動をとるのかということが大変問題なわけでございます。夜間外出自粛要請でもありません。そもそも夜間に、今しなければいけないことがあるのかという思いは個人的にはありますけれども、例えば倉敷市のあのカラオケクラスターは、昼間であります。昼間であっても、やはりマスクなしで、大人数で狭い部屋で換気なしに、何時間も食事をしながら歌を歌いっぱなしだと、これはものすごくリスクが高いわけでありまして。どんな行動をするのかということが、今大変大事であります。それぞれ皆さんに、2枚紙、どういう行動がリスクが高くてリスクが低くてという簡単な目安をお伝えしておりますけれども、私自身とすれば、とにかく昼間と比べれば夜が危ない、お酒を飲むのはリスクを著しく高める、あと、大声、歌というのはもう本当にリスクが高いということでございます。私自身の思いとすれば、皆さん方、今から年末年始、人前で口を見せないようにするというのが、私大変いいやり方だと思っています。家に帰って、同居家族の前では、マスクを外して口を見せても別に構わないわけですけれども、外で他人に口を見せないようにする、そういうつもりで心掛けていただくと、特にこの不織布、この普通のタイプのマスクを自分もする、相手もするということになると、かなり防止効果があるということがいろんな研究でわかってきています。ワクチンを打つと95%というすごい効果ですけれども、それに匹敵するぐらい、お互いがワクチンを打っている状態をワクチンなしで再現できるのが、両方ともがマスクをしているということだそうですから、とにかく人前でマスクを外さないということが、もう大変いい習慣だと思います。これまでは食事の時ぐらいはとか、ちょっとマスクを外す基準が甘すぎたんだと思っています。ぜひとも常にマスクを着けておくということを、お願いしたいと思います。

記者)
 マスクを外さないでというのも、かなり強く言われたということを認識したんですけれども、法に基づかない要請としては県として最高レベルのものを今日出したということですね。

知事)
 はい。私自身は、これから年末年始にかけての忘年会、会食すべてキャンセルをしました。

記者)
 伊原木知事と松山会長、それぞれ一言ずついただきたいんですが、今の医療体制、逼迫しているのか、それともどういった状態なのか、現状の認識を教えてください。

会長)
 考え方はいろいろあると思いますけれども、医師会の立場でいけば、各病院からの悲鳴のような言葉をたくさん聞いています。数字上だけの逼迫かどうかという話よりも、やはり現場の看護師さん、先生方の考えからすれば、もうあの悲鳴を聞けば逼迫しているなと我々は理解をしています。それに、いろいろ誹謗中傷とかいうこともありまして、看護職それから介護ももちろんそうなんですけれども、離職がやっぱり進んでいるんですね。だから、それをどうするかということも大きな問題だと思います。こういう医療の事情が逼迫した状態で、またその離職が進んでいくというのは非常に危険なことで、我々がそれを支えることというのが何ができるかということを今考えています。

知事)
 私自身、松山会長と比べると現場からもう少し遠いところにいるわけでありますけれども、例えば10月、私が選挙に出る前の時点であれば、まだまだ余力があるという認識でおりましたし、それぞれの専門家会議に出られるような現場を仕切っていらっしゃるような方も、ずいぶんコロナ患者への対応に慣れてきた、勘所がわかってきたから何とかするよという、そういう感じだったわけなんですけれども、一つは、患者の数がぐっと増えてきた、またそのタイプが変わってきた。夏の感染の時には数は増えてしまったけれども、春ほど抑え込まなかったですから、経済を、数は増やしたけれども、高齢者、基礎疾患をお持ちの方は守ることができたので、ですから、そんなに大きな負担をかけずに回すことができた。我々、このコロナ対応の勘所を掴んできた、治療についてもコツがわかってきたっていうところが、その網を破られてしまった。急速に同じ一人でも全然負担の違う人たちを大量に受け入れることになり、また退院も長引いている、またそれが蓄積してきて、看護師さん、お医者さんの負担が想像以上に今増えています。本当に私自身、この1週間2週間で間接的ではありますけれども、現場の方からの悲鳴のトーンが変わってきていることに、自分自身びっくりをしているところでございまして、ここで医療現場が大変なことになっていることを、ぜひ県民の皆さんにわかっていただかなければいけないと、そういう判断をしたところでございます。もう一つ付け加えさせていただくならば、広島市でつい先日起きた、入院してもいいような患者が入院待機をしているうちに容体急変して亡くなったというニュースが流れておりました。こういったことが今後岡山で起きること、私このままでは起きると思います。それも1件2件ではなく起きると思っています。そういうことを極力少なくするためにも、皆様方にご協力いただかなければいけないと思っています。

会長)
 岡山県で13名の方が亡くなられています。ほとんどが高齢者なんですけれども、家族の方から、DNARというんですけれど、治療はよろしいよというようなことをおっしゃられて、そのままお亡くなりになられるというような例もあるわけで、この方々が全部治療してほしいということになった時には、今の重症が3ではなかなか済んでいない。もっともっと、例えばエクモをかけだすと、何日も何か月もかかる場合もありますし、ただ年齢でそのエクモをかけるかかけないかということにもなりますし、90歳のおじいちゃんがエクモをかけて元気になったというような例もありますので、なかなかその辺の線引きというのは難しいかもしれませんけども、幸い岡山ではそういうことで重症者が少ないということもありますので、これからまたそういうものがどんどん増えていきますと、重症が一番先生方も、看護師さん方も、コメディカルも困るわけで、それをいかに増やさないかということが、これからの大きな課題になると思います。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事臨時記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)


トップページ 知事記者会見 2020年12月21日知事記者会見