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2021年5月8日知事記者会見

会見写真

新型コロナウイルス感染症について

 本日は、新型コロナウイルス感染症についてお話をさせていただきます。 
 感染拡大が止まりません。昨日確認されました県内の新規感染者数は、過去最多を記録いたしました一昨日の129人を大きく上回る189人となりました。特に岡山市における感染拡大の勢いが激しさを増しており、直近1週間の10万人当たりの新規陽性者数は、岡山市のみで見れば、都道府県別で全国第1位の大阪府の73と同水準の70.86人となっております。
 現在、県内の医療機関、逼迫をいたしておりまして、もうこのままでいけば、あと1週間か10日うちにも大阪府や兵庫県、現在直面しておりますように自宅や宿泊療養施設で療養中に容体が急変して救急車を呼んでも、受け入れ先が見つからない、自宅で死亡をされているという例が最近報道をされておりますけれども、そういったようなことが、この岡山県でも起きてもおかしくないような状態にこのままではなってしまいます。
 県民の皆様に重ねてのお願いでございますけれども、これまでいろいろなお願いをしてまいりました。夜間外出については自粛をお願いをしているところでございます。岡山市の繁華街については時短のお願いをしているところでございます。それ以外にもいろいろなお願い、マスクを外さないですとか、家族以外との会食については控えていただくですとか、いろいろなお願いをしているわけであります。また、県外には極力行かない、帰省はしないということをお願いしているわけでありますけれども、本当にちょっとこれまでと違うレベルで真剣に受け取っていただかなければ、本来死ぬはずのない人が死んでしまうということにいよいよ直面をしていると考えております。県民の皆様のご協力を今こそお願いしたいと思います。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 昨日に続いての今日(の会見)ということで、感染者数がさらに急増したというところで意図はわかるんですけれども、今日特に伝えたいこと、また昨日から今日にかけて県としてこういうことをやりたいというような施策の方針のようなものがあれば教えてください。

知事)
 (県内の新規感染者数)129、私昨日、この記者会見をさせていただいている時に、だいたいそれぐらいの数字になりそうだということは聞いておりました。それはちょっと時刻の関係で(岡山市が発表前のため)申し上げることができなかったわけでありますけれども、その129もかなり大変なことでありますし、その後、昨日の夜の時点、今朝の時点、またそれから数時間たって昼の時間時点でどんどんどんどん数字が膨れ上がりました。ちょっとこれは、このまま普通どおりのポスティング(投げ込みのプレス発表)では、この土曜日、日曜日そのまま時間を使うのは大変もったいない。この一日でも二日でも手遅れにしてはいけないということで、もともとこの会見、セットをさせていただきました。我々として大変真剣に深刻に受け止めさせていただいておりまして、このまん延防止について相談を始めたというのは昨日お伝えしたとおりでありますけれども、実際我々の受けている感触というものは、まん延防止認めるにはまず自分たちで努力を積み重ねてというのが今の国の方針ということであります。我々自身、昨日の夜から断続的に、今日の午前中、お昼過ぎも協議を続けているわけでありますけれども、もともと我々自身が飲食店の時短要請にあまり積極的でなかった一番の理由は、飲食店というのは感染拡大の一つの大きな要素ではあるけれども、今、飲食店を時短すれば8割9割抑えられるという状況ではなくて、3分の1なのか4分の1は抑えられるけれども、それ以外は県外との往復であったり、それが部活であったりですとか、カラオケであったりと、かなりいろいろな要素、要因、経路で感染が広がっている。一番大事ではあるけれども、半分にはならない、多分3分の1か、場合によって4分の1のところしかカバーできない部分において、まん延防止等重点措置ではそこでさらに強化はできるんですけれども、それ以外のところについてももっと強力に我々対応しなければいけないなということを今議論をしているところです。昨日ここでお話をさせていただいた時に我々が考えていた、次に出さなければいけない数字が悪くなった時、よくなった時、いろいろあるけれども、こういうあたりも検討しなければいけないなということについて、より厳しい、もともとやりたくない、ご迷惑はかかるけれども考えなければいけないものについて、真剣にこれから検討をせざるを得ないと考えています。例えばの話では、昼間についてももう外出を自粛していただくですとか、イベントについての制限をさらに強めさせていただくですとか、学校の部活について自粛をしていただく、対外試合について自粛をしていただく、もう全てもともとやりたくないようなことで、それを実際にお願いするのか、それとも一旦ここは出さずに済むのかということを、これからそれぞれ議論をさせていただきますし、当然そのリストはこれだけではありませんで、もっとちょっとここであんまり言いたくないようなものもありますけれども、ちょっと我々本気になって取り組まなければ、それこそ今大阪で起きている、言われているもう本当に地獄のような状況、インドのことですとかブラジルのことを思えば、どこで止まるという、そういうものがありませんので、ここで何度も議論しましたけれど、翌週の感染者の一番いい指標というのは今週の感染者、つまりベースが一つある、その感染者を元に広がっていきますので、10人感染者が出た時の翌週というのはそんなに急にいっぺんに10倍にはならないんですけれども、100人いる時には、それはやっぱり広がるベースがもともと10倍あるわけですから、ですからこういう100超えが当たり前に出ている、189みたいな数字が実際に出ているという場合には、ちょっと実際去年いろんなことをしましたけれども、それ以上のことがただ抑えるだけでも必要になってくるということでございます。あまり具体的な例を出せずにすいません。

記者)
 まん延防止については、そちらに向けて協議を始めたという昨日お話があったのですが。

知事)
 協議というのは、行政用語で言えばかなり意味が私が思っているより狭いんだそうでありまして、私の中での協議というのは話し始めると協議なんですけれども、詳しい方の正しい協議の使い方というのはかなり具体的な案が出来て話が煮詰まっている時の話が協議なんだそうです。ですから、私が今、漠然といろんな案がある、時短の範囲も狭い案もあれば広い案もある、いろんな可能性を考えて今話を始めたばかりなんですというのは、専門用語で言う協議じゃないんだそうです。すいません。今は相談をしている。とにかく我々とすれば、まん延防止の適用に向けて相談をしている。ただ、いくつかの県がまん延防止、ずいぶん前から話をしていて断られているというように、我々自身にもかなり高いハードルが示されておりまして。ただ、私、率直な思いからすると、まん延防止等重点措置というのは、もともと緊急事態宣言というのはすごい強力だけれども副作用も強い、それをするか、0か100かというのはこれは極端なので、緊急事態宣言の適用を受ける一歩手前のところに予備的に抑えるものがあってもいいじゃないかということで、それは私も理屈通るなと思っていたんですけれども、もう我々ステージ3からほぼもうステージ4に入っている段階ですから、そのステージからすると、もう全く自慢にはなりませんけれども、まん延防止よりも緊急事態宣言のもともと適用が検討されるべき地域に残念ながら入っている時に、もうまん延防止では抑えられないぐらいの状況なのに、まん延防止が認められていないということもちょっと不思議でありますし、さっき言いましたように、飲食店というのは、今もう私それぞれの日々の報告については、わかる範囲内でこうなのかこうなのかというふうに一つ一つ見ているわけですけれども、飲食店大きな原因の一つですけれども、全てとは言いがたい。他にもいろいろある中で、まん延防止というのは飲食にかなり特化した施策になりますので、その飲食だけで本当にここまで来てしまっていて抑えられるのかということがございます。大阪もまん延防止だけでは数字は伸び続けたわけでありますし、今ようやくなにかちょっと天井を打ったように見えるのは、緊急事態宣言をかなり強くやっているということであります。その同じウイルスが今岡山を襲っている。先ほど申し上げましたように、岡山市に限って言えば、大阪府全域と同じレベルに今、この1週間なってしまっているというのが現実でありますので、今まん延防止認められていないわけですけれども、そのまん延防止を認めていただいたとしても、本当にそれで抑えられるのかわからないような、今数字が出てしまっているということであります。これは、国がどうのこうのということじゃなくて、全ての岡山県民が真剣にこの事実に向き合って行動を変えていかなければいけないということだと思います。
 昨日もそうでした、今日もそうなんですけれども、(新規感染者の発表資料に)いろいろそれぞれのケースにコメントが入っています。今、岡山市についてはもうあまりコメントが入っていません。もう追っかけていられない。感染しているという事実はわかるんですけれども、丁寧な背景調査まで明らかにできていないような、大阪でもそうだというふうに聞いていますけれども、ちょっとそれに近いような状況になっています。岡山市だけで100件超えていますので、もうこれは本当に悪いとかどうこうじゃなくて、本当に大変な状況なんだと思います。倉敷の方はまだ追えています。他のところはしっかりこれまで追えています。いろいろ見てみますと、やはり残念ながら、帰省という言葉、旅行という言葉が目につきます。我々、結果的にはゴールデンウィークの過ごし方は、もう落第だということであります。確かに去年と比べれば多いよなということは心配していたんですけれども、私がもう何度も何度も言っている、旅行も危ないけれども帰省はもっと危ないんだというふうに申し上げていた、その帰省を起点にした感染が昨日今日と大変多く上がってきています。また、キャバクラ、ホストクラブ、あとスナックという言葉もたくさん出てきます。この期に及んで、キャバクラに行っている人がいる、ホストクラブに行っている人がいるというのはもう本当に残念でしょうがないわけですけれども、その数日前に、ゴールデンウィーク中にそういう行動をして、それが結果に出てしまっている。もう今こそ頑張り時、今こそ我慢のし時だと思っています。本当にもうお願いをしたいと思っています。

記者)
 先ほど、昼間の外出自粛とか、イベントのさらなる抑制とか、そういったさらなる協力要請も検討しているとおっしゃったんですけれども、これについていつをめどに始めたいとかそういった思いは今あるんでしょうか。

知事)
 今、議論をしています。全県でやることになればこれまでどおりのプロセスですけれども、今、倉敷市もそこそこ大変なんですけれども、やはり岡山市の状況がもう突出して悪いということがあります。地域を限定してなにか制約、制限をかける場合には、やはりあの当該市と擦り合わせるというのが大事だと思っておりまして、今、事務レベルで岡山市と、この大変厳しい状況、急激に事態が悪化していることに対応してどうするべきなのかということについて、今、話をしているところであります。いつ結論を出していつ発表するのかということなんですけれども、普通の役所の感覚で言えば月曜日に話し始めるということになるんですけれども、私自身、ちょっともうこの土日も、もう居ても立っても居られないということで、こういう急遽会見を特にあまりネタがあるわけでもないのにさせていただきました。今、いろいろなところに電話をかけまくって、ちょっと月曜日からでいいんじゃないですかみたいな、いえいえちょっとぜひ今晩、明日も含めていろいろ話をさせていただきたいということでいっています。まだ、どういう時にどういうことをするのかというのは決まっていないような状況でお話をさせていただいておりますけれども、この勢いで伸びているときの1日2日というのは、私、大きいと思っていますし、延ばせば延ばすほど、さらにやりたくない厳しいお願いをせざるを得なくなる可能性が出てくると思っています。しっかり岡山市とも話し合いをしたいと思います。

記者)
 まん延防止のことで確認なんですけれども、国と相談しているということが昨日の午後(会見時のこと)ですけれども、今日の感染状況を見られてかなりのっぴきならない状況ということで、その辺の相談を今後さらに本格化して協議を急いでいくというふうな、そういった知事の思いはその辺に変化はあるでしょうか。

知事)
 我々の切迫感がより強くなるということになります。

記者)
 まん延防止措置の適用に向けて、協議を適用を急いで求めていくというふうな方向性に変わりますでしょうか。

知事)
 昨日も申し上げましたけれども、まん延防止が認められたとして、そんなに急に素晴らしいことが起きるわけではありません。まん延防止の一番強力なメニューは、飲食店に対する時短で、その時短について要請だけでなくて、指示ができて、守らない場合に店名を公表をしたりですとか、過料を取ることができるということ、これは刑事罰ではなくて行政罰ですから大した罰ではないんですけれども、そういう点で強制力が強くなるというところはあるんですけれども、でも、飲食店にターゲットを持っているという点では一緒ですので、ですから、ちょっとでも効果を上げるためにまん延防止については要請を続けるわけなんですけれども、先ほど申し上げましたように、例えば60、70あたりで推移していると、いやこれは心配だなということですけれども、もう100を当たり前に超える、189みたいな数字が出てくるというと、先ほど申し上げた、我々びっくりしたのが、兵庫で500出た、大阪で1200出たという時に、兵庫の場合だいたい岡山の3倍ぐらいの人口がありますから、ですからその500というので割ると160とか170とかそんなぐらいの数字、我々170はまだありっこないからということだったんですけれども、189というのはそれを超えている。兵庫で500というのと同じ、もしくはそれを超える数字でありますけれども、これも大変なことでありまして、ちょっとこれまでとはずいぶん違う、もう対岸の火事では全くない、我々がずっとこの数週間、これ兵庫大変なことになっているな、大阪大変なことになっているなというのが、まさにこの岡山にもう来ている。本当に変異株がものすごい勢いで西に進んで、我々ももう完全に飲み込まれている、そういうことだと思います。今、これまでの緊急事態宣言のパターンというのはだいたい東京が中心でしたから、感染の波が東京中心でしたから、東京と周辺の3県、1都3県と大阪にしますかというぐらいのことだったのが、この第4波は初めて関西の方が重いシフトになっています。大阪、兵庫、京都で、それから東京、その東京の周りはまあとりあえずまん延防止等重点措置でどうですかということなんですけれども。大阪を中心とした変異株のこの大きな強い波が、岡山を飲み込んでいっている。むしろ、地図上から見ると、緊急事態宣言で岡山を塗りつぶしてもいいぐらいの、今、残念ながら数字の状況になっているということだと思っています。

記者)
 先ほど、まん延防止措置の適用に国から高いレベルの数値が示されていると言われましたが、それはどんな数値なんでしょうか。

知事)
 数字というよりも、やはりまず自助努力しっかりしなきゃ、なんでもかんでも国に頼るというんじゃなくて、まずそもそもコロナについては特措法でそれぞれの県知事が対策本部長として相当の権限を持っているわけだから、その権限、特措法24条9項を大半ベースにしているわけですけれども、その権限をフルに使ってしっかり対策を取ってくださいよ、なんでもすぐ国の方に持って来ないでくださいねというのはだいたい国のロジック、もっと長いお話をいただくわけですが、それを1分にまとめるとそういうことになります。

記者)
 具体的に協議に入るめどというのは、いつ頃になるんでしょうか。

知事)
 実際かなり長くかかっている県もあるわけでありまして、ちょっと我々にはよくわかりません。

記者)
 昨日、岡山市と倉敷市が五輪の聖火リレーの公道上での開催は困難だという考えを県に伝えたという話があったんですけれども、そのことに関して県が検討するというふうなことを回答したようなんですけれども、具体的にどんなスケジュールでどんなことを決めていくんでしょうか。

知事)
 今、担当課の方で案を作ってくれていまして、私も明後日にでもレクを受ける立場ですので、ちょっと確定的なことは申し上げられませんけれども、実際1週間前と比べて今の岡山県の状況はもう劇的に悪化をしています。もし例えば、2週間前に岡山市、倉敷市がちょっと公道でやるのは難しいということを県に相談されたら、いやあどうなんだろうかちょっといろいろ考えてみましょうよというふうに返したと思うんですけれども、この状況であれば、もう公道上でやるのが難しいというふうに言われるのも、私個人とすればもう納得であります。もうここまで状況が悪化すれば、非常に私は妥当な判断を岡山市、倉敷市はされたというふうに思います。担当課がどういうふうに判断して、どういう案を持ってくるかというのはちょっと今、別で動いていますけれども、タイミング上私に聞かれたので、私の感想を答えるとそういうことになります。

記者)
 まん延防止について、それが適用されたからといってそれがなにか急激に変わるわけではないというふうにおっしゃっていて、確かにそういう側面もあるかなと思うんですけれども、であれば、オプションとして、まん延防止の申請をせずに緊急事態宣言を一足飛びではないですけど、適用を申請するということは選択肢として考え得るんでしょうか。

知事)
 まん延防止についてはもともと県が機動的に動くということを、もともとのまん延防止等重点措置、全国知事会から提案した時にはそんなに国が許可するどうのこうのということじゃなくて、緊急事態宣言は国が指定しますよ、まん延防止についてはその前段階の予備的なことなので県がどちらかというとほぼ申請すればもうなんか認められるぐらいのイメージで我々、話し合っていたはずですけれども、結構我々の想像を超えて、国のチェックが厳しいということになっています。実際、全国知事会での議論でも、ちょっとこんな制度設計じゃなかったよね、もともとはという戸惑いの声があるわけですけれども。緊急事態宣言については、我々自身も我々は手を挙げたら自動的に認められるべきだということはもともと思っていないわけでありまして、これについて求めるということはあります。我々も、もうたったこの数日でもともと緊急事態宣言なんて考えてなかったのが、これ本当にまん延防止で抑えられるんだろうかということで、緊急事態宣言についてもちょっと意識をするようになっていますけれども、これはかなり国の権限の強い部分でありますので、あまり軽々に岡山県知事が緊急事態宣言を求めたというようなタイトルになると、ちょっと少し国の方を不必要にびっくりさせることになります。我々としてもしっかり特措法24条9項の中で、強制力はないものの飲食以外のことについても県民にお願いすべきことがまだまだ残っていますので、我々としても、しっかり県としての自助努力をしていきたいと思いますし、県民の皆さんにもこの事態をご理解いただいて、行動変容をしていただきたいと思っています。また、国もそれぞれの地域の状況に合わせて、適切に判断していただきたいと思っています。例えば福岡県は、ちょっと岡山に似ています。急激に事態が悪化しまして、福岡県自身もびっくりしているという報道がありましたけれども、まん延防止等重点措置になるのかなと思っていたら緊急事態宣言に指定をされた。それぐらいの判断というのは、私、国がすべきだと思います。県で言えば、それぞれが自分たちは燃えているというふうに思うことは多々あるわけでありまして、国が客観的に見て、ここはこういう状態だから強くやろう、ここはまだまだだよという、そういう判断をすること自体、私はある意味正しいと思っています。

記者)
 まん延防止の時期的なめどについて我々にはよくわからないとおっしゃっていましたけれども、これは国側が適用するかどうかという話かと思うんですけれど、県側から適用の申請を求める時期の目安についてもまだめどが立ってないということでしょうか。

知事)
 もう本当にお役所的な発想だって言われたらそうかもしれません。申請というのも、思いがあったらもうそれで申請というんじゃなくて、ある程度成案が、まとまった案ができていなければ申請したことにならないというお役所の常識からすると、我々はまだ漠然としたアイディアの交換をしているだけですから、一般的な意味で申請をしているということには残念ながらなっていません。我々の一方的な思いで、これでやりたいんです、いやそれはさすがにみたいな、まだそのレベルですので、申請はできていないということです。

記者)
 確かに実際の効果が今やっているものとそれほど変わらないというのは、確かにそのとおりの部分もあるかなと思うんですけれども、先ほども言われていたキャバクラとホストクラブにこの期に及んで行っているというのも、危機感が伝わっていないということが一つかなと思うんですけれど、その危機感を伝えるという観点で、まん延防止とか、そういった適用を求めるという選択肢もあるかなと思うんですけれど。

知事)
 それは今、まん延防止に向けて努力をしている理由の大きな一つになっています。かなりのお店が協力をしてくださって本当にありがたいわけなんですけれども、やはり一店でも多くのお店に協力をしていただくことが大事ですので、我々の本気度合いを見せる意味でも、強制力、実行力のある手段を手にしたいという思いで、今、国の方に相談をしています。

記者)
 聖火リレーを巡るさっきの質疑の発言の確認なんですけれども、岡山、倉敷の要望を踏まえて、今、担当課が案を作っていて、月曜、明後日にはレクを受ける立場とおっしゃったんですけれども、それ聞くと少なくとも岡山、倉敷の発言を受けて今の現行方式のパターンを変えているというふうなことを印象を受けたんですけれども、それはそういうことでしょうか。

知事)
 リレーについては権限がそれぞれ分かれています。誰を選ぶだとか、どのルートを通るかというのはかなり市の権限ですし、セレブレーションは県が責任を持って主催、プランを立てて実行しますし、それぞれの市町村はミニセレブレーションというのをそれぞれの市町村でつくるという、そういうそれぞれの組合せになってきますので、ちょっと全体どういうふうにしていくかというのは相談をしていくことになりますけれども、市町村の思いというのは最大限尊重しながら、我々としても整合性をとっていくというのが県の責任だと思っています。

記者)
 と言いますと、要は概要を今発表していますけれども、そこについて今見直している最中だということになるでしょうか。

知事)
 もともとの案とずいぶん違う提案を岡山市、倉敷市の方がされるわけで、我々からすると、もうそれはもう尊重をすることにほぼなります。例えばの話、岡山市が公道でやるのがちょっとできると思えないというふうに県に伝えて来られたのに、この状況で我々の方から、いや公道でやることをもういっぺん考えてみてくれと言って戻すことはもうちょっと常識的にあり得ないと思っています。これが逆であれば、この期に及んで、いやいやもうこれまでどおり最初の計画どおりやるというふうに言われると、いや本当にそれできるでしょうか、安全にできるでしょうかということを我々が返すという可能性は十分ありますけれども、こういう公道では無理ですということを(言って)来られているので、多分我々もそれを前提に全体の計画を組み替えるということになると思います。それは、他の市町の計画にも当然影響を与えることになると思います。

記者)
 そうなってくると、だいぶリレーに対して日が迫っているんですけれども、そのあたり早めに結論を出さないとなかなか準備がうまくいかないとこだと思うんですけれども、コロナの状況が変わる中ですけれども、いつをめどにその方向性を示すといいますか、県の方針を示すということでしょうか。

知事)
 おっしゃられるとおり(5月)19日も迫っていますので、そんなに長く考える余裕はないということは理解をしています。できるだけ早く決めて、調整をして、決断をしてお知らせをしたいと思っております。

記者)
 知事、お気持ちはすごいわかりますし、伝えたいという思いです。ただ、結局この(変異株への)緊急対策が思ったより効果を発揮しなかったということで、現在の状況が生まれていると思うんです。毎日感染状況を見ていますけれども、明らかに若年層の感染が、しかも経路不明が増えています。この状況を受けて、知事は知事のお立場でできることがあると思うんです。例えば、県の職員の方を大学に回すとかして、こういうところの人が甘えているのでもう一回注意喚起をお願いしたりとか。明らかにここが悪いとわかっている状況があるのに、そこに対して具体的な策というのが今回出てきていないんです。そこに関して、知事の方から急いで月曜日からやるならやるで結構ですけれども、何か新しい施策みたいなのは今のところはないんですか。

知事)
 昨日の夜から断続的に、どういうことができるのかということを協議しているところです。まだ関係者にお伝えできていないわけです。ご質問がありましたので、ちょっと今ここで言っていいのか悪いのか、大学生がずいぶん感染の元になっていることがこの1週間、特に目立っています。やはり中高生と比べて、コロナウイルス、大学生より上ぐらいになると急に感染しやすくなりますし、大学生になると移動が非常に活発になりますし、飲み会の機会も高校生と比べる格段に増えるということがあります。岡山大学のように非常に協力的に制約をかけてくださっている大学もあれば、なかなかちょっと自分事として対応してくださっていない大学もあります。大学の責任者の方、私は学長を想定していますけども、そういった方々と早急に会議をさせていただいて、それぞれの大学でこれまで以上に対策を取っていただくように、私が直接お願いをしようということを、今調整を始めたところであります。言われるとおり、広くお願いをしてもなかなか自分事として受け取っていただけないということで、それぞれの組織のトップの方に直接お電話、もしくはウェブ会議でお願いをするですとか、そういったことがより必要になってこようかと思い、これまでも私、電話でお願いしたりとかやってきてはいるんです、でも言われるとおり、今の数字がお前の成績だよと言われても、こういう状況に至っているわけですので、これまでしなかったこと、踏み込まなかったことも含めてやっていかなければいけないと思っています。

記者)
 知事ご自身のお言葉で、まん延防止では足りないとおっしゃいましたけれども。

知事)
 まん延防止では足りないというよりも、飲食店だけでは足りないということだと思います。

記者)
 例えば、今いろいろ国のステージを示す数字があります。この数字がどの時点に行った時に、例えば緊急事態宣言を要請する腹積もりにするのか、その辺のスタンスというか視野というのはお持ちですか。

知事)
 ここでも何度も申し上げましたけれども、岡山県だけの数字で全て決めることはなかなか難しいと思っています。例えば10月末、私が選挙をやっていた最後の1週間ぐらいは、岡山の特に県北ですごいクラスターが立て続けに起きたわけです。もうあの時私も心配しましたけれども、ただあの時はたまたま運の悪いことが重なって岡山県で独自につくってしまった感染の波になりました。それとこの大阪の方から変異株でものすごい勢いで来る時だと、また全然違ってきます。今でもこの1週間でも関西からどんどん火の粉が飛んできている状態ですので、周りがどういう状況なのかということと、岡山の状況、また同じ例えば100人という数字でも、感染初期の100人出ているけれど病院はまだずいぶん空きがある状態、それから感染中期後期のちょっと新規感染者数は収まっているけれども病院はぱんぱんで、もう最後の10人20人でも重いという状態では、また対応が違ってきますので、先にこうなったらこうしますという宣言をしてしまって、それに縛られて本来その時にやるべきことができない、もしくはちょっと今本当はこっちをしなきゃいけないのにこっちをするとあらかじめ約束してしまったので、そっちをするみたいなことは避けたいと思っています。ただ、今が大変厳しい状況であるということについては、間違いがないと思っています。

記者)
 岡山市を想定されておっしゃったんだと思うんですけども、例えばということで、昼間の外出自粛ですとか、部活の自粛、実施する場合にはこれは何に基づいてか。

知事)
 結局私の権限の元は特措法で、大抵の場合これは24条になりますし、24条の中で一番私がこれまで1年間使わせていただいたのは9項ということになります。その9項というのは本当に幅広く使える項目でありまして、新型コロナウイルス、もしくは新型インフルエンザ等ということです。今のこの感染症を抑えるために必要な協力を求めることができるということで、これが飲食だとか、どれだとかというふうに限定しておりませんので、ただ強制力がなかなか伴っていないというのがこの特措法24条のこの1年間で指摘された問題点でありまして、そこの強制力を持たせるために、まん延防止等重点措置では罰則が付くですとか、緊急事態宣言になると休業要請がお願いできるようになるということなんですけれど、強制力のない形でのお願いということで言えば、今でも休業要請は出せなくはない。ただそれはちょっとこのまん延防止、それから緊急事態宣言をいろいろ整理する中で、まん延防止レベルでは休業要請を出すのはやめようみたいな、私からすると慣習法みたいな相場感ができて、なかなかできないことになっていますけれども、特措法を読んで、できないと書いてあるわけではないという、私自身の解釈、判断であります。これはもう結局お願いですので、お願いをしてどれだけそれぞれの組織が理解をして協力をしてくださるかということになります。例えば、去年のゴールデンウィークの時にデパートが休業をされた、これは私が強制力を持って休業させたわけではありません。お願いをして、いや確かに今これは大変だなということで休業をしていただいた。これは、自主的に休業をしていただいたという、そういうことになります。強制力はないけれども、お願いはできるということです。

記者)
 岡山市の状況、先ほどご説明あったんですけれども、先ほどのご説明とこの数字見ると、まさに感染状況が1週間後とか10日後に数字となって表れるということを考えると、本当に来週週明け、来週ぐらいには、なにか岡山市と事務方で協議されているようですけども、何かしら打ち出す必要が出てくるのかなという気はしているんですけれど、その辺はどうお考えですか。

知事)
 我々が思っているよりも我々のゴールデンウィークの過ごし方が悪かったという、1週間遅れの通知表を受け取っているわけであります。ゴールデンウィークがずっと続いているわけではないので、この先の数字がどういうふうに出てくるかというのはなかなかわかりづらいんですけれども、先ほど申し上げましたように、一旦つくってしまった感染状況がベースになって次の新たな感染がつくられるということからすると、我々追っかけられていない感染が、もう岡山市特にいっぱいあるわけですから、もう本当に私も含めて、皆さんがどこで誰と会うことで感染するかも全くわからないぐらいの状況になっている。これまでだいたい結構追っかけることができていた、クラスター中心に数字をつくっていた時は、このクラスターの近くは危ないけれどもそれ以外は実際にはほとんどないですよということが言えたわけですけれど、今もう本当にそういう保証ができなくなっている。それに呼応してどういう対策を打たなければいけないのか、特に岡山市において打たなければいけないのか、今相談をしていますけれども、ただそこそこ強いお願いをせざるを得ないだろうと思っています。

記者)
 それは早ければ来週ということですか。

知事)
 ちょっと今、まだいろんな相談をして案を作っているような段階ですし、トップの決裁というのもあるでしょうし、私、家に居るよりもここにいる方が精神衛生上いいもんですから、何かあったらすぐここに来てみんなとわいわいやるわけです、それぞれの役所で仕事のやり方も違うでしょうから、極力月曜日の早いうちになにか発信できればと私自身は考えています。

記者)
 それは先ほどおっしゃったいろんな例があると思いますけれども、そういったことを含めて具体的に何をお願いしていくかというのを今は詰めているということでよろしいんですかね。

知事)
 はい。

記者)
 発言の確認ですけれど、自身としては月曜の早いうちに(発信したいということでしょうか)。

知事)
 これは私の思いでありまして、月曜日に出せるかどうかの確約はありません。

記者)
 特措法に基づく新たな協力要請を、知事としては月曜に発信したいという思いがあるということですか。

知事)
 できるだけ早くということです。これまでだいたい金曜日に、感染状況に応じてこういうお願いを新たにすることになります、もしくはちょっと少し緩めることができましたということを、だいたい1週間単位でしてきました。これは、ちょうど金曜日で数字を区切って、週末を周知期間にして、じゃあ月曜日からこうしますよというのが、県民の皆さんにとって混乱が少ないやり方かなと思っていました。外出自粛要請をお願いしたのが(4月)23日の金曜日ですし、時短について発表したのはその翌週の(4月)30日の金曜日ということで、私自身はだいたいこの1週間のリズムというのを大事にしてきたつもりなんですけれども、ここまで数字が早く動くと、ちょっとその一週間のリズムを待っている余裕はないので、できれば月曜日って申し上げましたけども、これは県庁だけで決められることでもありませんので、翌週できるだけ早い段階でということが多分正確だと思います。

記者)
 そのほか調整事はあるんですけれども、県としては月曜にもということですか。

知事)
 そうですね。
 コロナかかってものすごく苦しい思いをしている人の話が、ぽつりぽつりと出てきました。コロナ差別とかいろんなことを心配されて、コロナの体験談というのはあまり外に出てこなかったわけですけれども、もしくはひどい目に遭ったと言ったら、ざまあみろとかなんかレスポンスが来るのを恐れてなのかもしれませんけれども、少しずつ、いやもう本当につらかったという話が出てくるようになってきます。こんなのは、もう風邪だとかインフルエンザではもうあり得ない話ですので、先日もちらっと(お見せしたのは)、これは毎日新聞さんの記事でしたけれど、そういったいかに大変だったかという体験談、これを知らずに、特に若い人がコロナを甘く見て、いやいや無症状の人も多いらしいよねという、絶対死なないしということで、ふらふらっと歩いて感染をして、周りにうつして迷惑をかけて、病院に負担をかけて、本人がものすごい苦しい思いをして、かつまたコロナの闘病中に壊された肺の細胞、肺の細胞というのは、肺の細胞の特徴として、脳細胞もそうですが、再生しないですから。ですから肺気腫とかも、もう一旦肺の細胞が半分も死んでいると、もうその残りの半分でその後生きていかなきゃいけないわけですから、かなりつらい。コロナの後遺症で、もう階段が上れなくなった、普通の仕事ができなくなった、なんか頭がずっーとぼーっとしているという、いろんな症状が結構な割合で出ているそうであります。いろんなことが少しずつわかってきています。若い人も含めて、コロナは今の段階でうつっていいことは何一つもない怖い病気だということを、ぜひ皆様方の影響力でお伝えいただければと思います。こんなはずじゃなかったという事になったら、もう誰も得をしないことになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事臨時記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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