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2021年7月5日知事記者会見

会見写真

今議会を終えて

 私からは、先ほど閉会いたしました6月定例会についてお話をさせていただきます。
 今議会では、県政全般について幅広いご質問やご提言をいただきました。
 新型コロナウイルス感染症につきましては、先月20日をもって本県への緊急事態宣言が解除されました。県民や事業者の皆様の多大なご協力と医療従事者の皆様の懸命なご尽力に、あらためまして心から感謝申し上げます。本県の感染状況、最悪の状況を脱しましたが、段階的な制限の緩和が必要であることから、今月20日までをリバウンド防止強化期間とし、5つの「岡山ルール」とマスクコード遵守の要請などを行っているところであります。
 引き続き、感染防止対策の徹底、医療提供体制の確保、ワクチン接種の推進などによりまして、県民の皆様の生命と健康を守るとともに、感染症の影響を受けた事業者への支援などによりまして、地域経済の回復に向け、しっかりと取り組んでまいりたいと存じます。
 平成30年7月豪雨災害からまもなく3年となり、本日、復旧・復興推進本部会議を開催いたします。あらためまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、引き続き、復旧・復興に向けた取組を着実に進めてまいります。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 コロナのワクチンの関係でお伺いしたいんですけれども、供給量の減少が見込まれる中で、国に対して求めたいことがありましたら教えてください。

知事)
 これは市町村からも言われているところですけれども、きちんと早め早めに供給量を教えてもらいたいということと、あとは、教えてもらったらいくら少なくても文句はないのかというと、やはり今せっかくそれぞれの皆さん努力していただいて、かなり打てる体制を整えていただいているにもかかわらず、最後ワクチン供給量がボトルネックになってその能力を発揮できないというのは本当に残念なことでありますので、ぜひしっかり国内に確保していただいて、十分な量を供給していただきたいというのがもう本音のところでございます。

記者)
 感染を抑えるためにも、(ワクチン)供給の割当て、重要だと思うんですけれども、一方で、供給が見込まれないことで予約が停止になったりするようなケースもあると思うんで、そういったとこに対する県としての考え方というのはどうでしょうか。

知事)
 一つは、モデルナの方は5,000万回分あるわけでありまして、職域接種についてはかなり優先的に回していただける。岡山県で6月25日までに申請をいただいた案件につきましては、これは時期は少し遅れる可能性はありますけれども、案件によっては全量確保されるということであります。また、県営接種会場での4万人分については、これも確保されているということで、そういったところで市町村の負担を軽くできる、ファイザーが足りない分をある一定割合緩和できるのではないかと思っております。あと、一般論でありますけれども、アストラゼネカのワクチンと同じくファイザーのワクチンについても、言われている3週間から延びた場合に効果がどうなるのかという研究、いくつか発表されているわけですけれども、ほぼほぼ私の知る限り全ての研究結果が、実は間隔を空けた方が効果が高まるという研究結果が出ています。それも、1割2割抗体の量が増えるというんじゃなくてかなり増えるということですので、当然間隔を空ければ空けるほど、2回目打つまで、もしくは打ち終わるまでの期間が延びますので、わざわざ延ばすかということはあるんですけれども、ただイギリスがやむにやまれず、まず1回目接種する人の数を増やそう、比率を増やそうということで、あえて間隔を空けて打ちまくった、それはその社会にとってもよかったというだけでなくて、個人にとっても実は悪くなかった、非常に大きな量の抗体を獲得することにつながりました。ですから、実際3週間先、2回目の予約をした時に手元になかったらこれはなかなかトラブルになるので、それぞれの市町村、確実に入手できる状態になるまで1回目の予約を取りづらいという気持ちはよくわかりますし、なかなか2回目のワクチン量が確約されていない時に1回目の予約を取るのは勇気がいるとは思うんですけれども、それが延びた場合に、実はそんなにどんどん最終的な結果が悪くなるですとか、もしくは何か副反応がきつくなるとかということじゃなくて、予約の取り直し等で事務的にはなかなか大変になる可能性があるんですけれども、トータルの守られる量というか抗体は増える方向に働きますので、私は、一部の医療機関ですとか、一部の市町村が、100%のめどが立っていなくてもある程度1回目の予約を受け付けるという動きが出てきても不思議ではないのかなと思っています。実際、岡山県に今入っている量だけで、12歳以上の全員に打つべき量のほぼ半分がもう既に入ってきています。ですから、河野大臣が言われるように、それぞれのところで滞留があったり、それぞれ自分の分ということで確保しているからそうなるのはある程度理解はできるんだけれども、総量としてそんなに逼迫しているわけではないんだ、我々実はそれぞれの自治体にかなりの量を送っているんだというのは、あながち間違ったことではありません。ぜひ、我々としても極力融通ができるように働きかけたいと思いますし、それぞれで計画を立てて動いてもらいたいなと思っています。

記者)
 先週時点の話なんですけれども、岡山県の感染状況についてステージ1という判断にまで改善できたことについて一言いただけたらと思います。

知事)
 緊急事態宣言の対象になるほど悪化させてしまったというところは、そもそもの反省すべきことでありますけれども、一旦事態を悪化させてから、もうここまで来たからもうこれをせざるを得ないということで言えば、全国で一番厳しいぐらいの措置をさせていただきましたし、皆さま方に不自由な中、多大なるご協力をいただきました。結果は皆さんご案内のとおり、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置地域も含めて、そういった対象になった都道府県の中で、私一番早く事態を改善できた。また、一番綺麗な状態、からからの状態まで改善できた県が岡山県だと思っています。本当に皆さま方のご協力に感謝をしたいと思っています。年末あたりから、かなりの数の病院、医療機関の従事者の皆さん、もうへとへとになるほどずっと働き詰めでいらっしゃいました。ようやく、普段の医療は続けていただくわけですけれども、このコロナということで言えば、もう久しぶりにちょっとほっとできるような状況になってきています。この時間をうまく使って、次のデルタ株対応ですとか、考えていただきたいと思っています。また、リスクを高くしない範囲内で、ぜひ経済もきちんと回していただきたいと思っています。

記者)
 まさにリバウンドを警戒する期間にあたっていると思うんですけれども、あらためて、ステージ1だったり今の感染状況を踏まえて注意点をお願いします。

知事)
 結局、岡山県でもついにデルタ株、検出をされてしまいました。これも県外からの流入案件ということです。今、岡山県内、ゼロかどうかは確約はできませんけれども、非常にウイルスが低い、少ない状態になっています。全国的にもそうなんですけれども、残念ながら東京近辺、大阪近辺ではまだまだある程度の感染の継続が行われています。ですから、行かないでください、行ってはいけませんというレベルではないんですけれども、やはり県外に行くと、また県外で食事ですとかいろいろな行動すると、県内にウイルスを持ち込む可能性が出てくる。それも、今度持ち込むウイルスはデルタ株かもしれない。アルファ株だとしても、従来株からするとうつりやすいです。デルタ株、さらにうつりやすい恐ろしい株ですので、ぜひ気をつけていただきたいと思っています。そしたらもう、ここまでよくしても知事とすれば、県民一歩も家出て欲しくないのということなんですけれども、あの緊急事態の時と今はずいぶん違います。例えばの話、これだけ県南も含めて感染者数が減ってきますと、例えば県北の温泉街ですとかに行って家族で泊まるというのは、私、むしろいいことだと思っています。飲食店と違って旅館については、休業要請だ、旅館に時短というのはどういうことなのか私もわかりませんけれども、(時短を)かけられないですし、かけていません。その旅館が県外のお客様で埋まるよりは、県内のお客様で埋まった方がより県外からのウイルスの流入の可能性を減らすということにもなりますので、一時期岡山、倉敷が燃え上がっている時には、県南から県北に行くことがちょっとかえってご迷惑かけることになりかねないということはここで何度かお話をするような時期もありましたけれども、今はむしろこれだけ状況が改善した県南の人が県北に行くのは、私はむしろいいことだと思っています。また、気をつけた上で少人数でご飯を食べに行くというのも、私、十分再開できるレベルだと思っています。

記者)
 ワクチンに関してお伺いします。知事、最初に申し上げられたとおり、イギリスでアストラゼネカを使っている時、ジョンソン政権が1回目を広く優先するということで、非常に効果があったかと思うんですけれども、今現在、そのイギリスでデルタ株がまん延するにあたって、これやっぱり1回目だけじゃ足りなかったということで、慌てて2回目を打っているような措置があると、なかなかおっしゃっている部分わかるんですけれども、やはり、なるべく市町村等の立場からしても早期に2回目をなんとか予定どおり打ちたいというお気持ちになるんじゃないかと思うんですけれども、そのあたりどうでしょうか。

知事)
 おっしゃるとおり、苦肉の策でのある種もうやむにやまれぬ実験で間隔を広げてみたら、意外と悪くなかったということを、我々のリスクではなくて、他の国、他の地域がリスクを取って教えてくれたわけです。我々からすると、一番無難でありがたいのは、64歳以下の人の1回目の予約を取る時にちゃんとその3週間後には2回目のワクチンがあるというのがわかって、これは手元にあれば一番堅いですし、手元になくても国の方からそのタイミングで確実に行きますよという約束をしてもらえれば安心して予約を取ることができます。これまでの予約というのは、そういうやり方で取ってきました。私が言っているのは、もしそれができない場合によくやるやり方は、3週間後の2回目のワクチンが100%確保できないということであればもう1回目の予約を取ることもやめてしまおうというやり方で、気持ちはわかるし、それをした場合にその自治体が悪く言われることあまりない、もうこれ国のせいということになりますから、ただ、一部の勇気ある病院、勇気ある自治体が、いやうちは2回目について100%の確約がないけれども打っていくよ、なので、一応あったらこの3週間後、同じ曜日のここなんですけれども、ない時にはまたすいませんちょっといつだったらありそうかということを再度連絡するのでよろしくお願いしますねという、そういう形で1回目の接種を始めるというのも一つのアイディアかなと思っています。ただこれ、国がそれを認めないとか、そういう可能性も十分ありますので、私、こんな場である種自分の私見を述べただけであります。県でそれをやろうとしているというわけではありませんので。

記者)
 確かに(ワクチン供給の)物量というよりは(打ち方の)ロジ(ック)の問題に行き当たる、確かにその側面あるかとは思うんですけれども、人数をオペレーションしようと思ったら自治体としてはないと難しいわけで、今一つ議論として、他府県知事で、感染の元というのがもう東京、大阪なんだから、東京、大阪優先して、大阪府知事ははっきり明言されたりしていますし、あるいは企業によっては、職域(接種)をやっている全国企業では、宣言がかつて出た地域を優先するとか、そのいろんな考え方あるかと思うんですけれども、どうしても回らない時、その配給というのは、岡山県知事である以上、岡山には当然来てほしいということはあるかと思うんですけれども、そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。

知事)
 私の立場からして岡山県に不利になりそうなことについてなかなか同意しづらいということはご理解していただいた上で、実際私、コロナに対応するにあたって、今世界中でコロナ対応を1年と半年ぐらいやってきたわけですけれども、これが絶対だということはないわけですよね。従来株に対してはこれがよかったけれど、従来株というのも今なんかわかったような表現をしましたけれども、とにかくわかっていなかった、これがどういうタイプの感染をするかも今厳密にはまだわかっていない。飛沫感染が非常に可能性が高いということはわかってきましたけれども、接触感染がどの程度深刻なのかということは厳密にはまだわかっていません。恐れていたほどには接触感染はあまりないということですけれども、またこれが変異株になってくるとそれぞれまた特徴が違ってきますので、一度決めたことはもう二度と変えないとか、もしくは全員に揃うまでは誰1人始めない、例えばワクチン接種についてという杓子定規のやり方だとトータルでかなりひどい目にあう。いかに柔軟にやっていくのか、ある種の納得をしてもらった上での傾斜配分をしていくのか、今高齢者に優先接種するということについて別に憲法で決められているわけじゃないんですよね、でもその高齢者の方が重症化リスク、死亡リスクが高いので、本人にとっても、また医療機関への負担を下げるために、社会にとってもいいんだということで、これはコンセンサスがきちんと取れて、自分にも早く打ってほしいのになんで高齢者の方が先なんだという、そういう反論がほとんど出ないままきちんとできてこれはよかった。次に、非常に広めてしまっている若い人、20代の人に先に打つべきだという議論、私は必ずしも納得するほどそう思っているわけではないんですけれども、そういう議論があってもおかしくないですし、新宿区でしたっけ、一部そういう提唱をして議論するのは、私、大歓迎ですし、ここは燃え上がりやすいし、ここが燃え上がると日本中に広がってしまう、実際岡山が第4波、ここまでひどくなったのは、これもうはっきり言って大阪が第4波、アルファ株でひどいことになって、それが兵庫に伝わり岡山に伝わったわけですから、大阪が沈静化するというのは実際岡山にとってもいいことかもしれません。ですので、私自身、議論をすること自体をやめてくれ、これは自分たちにとって損になるからやめてくれというのは、私、ちょっとやり過ぎかなと。それぞれのやり方でやった時に、全体としてどういう効果があるのか、それが一見不利に見える人にとっても納得できるようなことなのかどうなのかという、ぜひ議論をした上で、それは確かにそれ一つだなということであれば、そういうこともあるかもしれません。とにかくコロナ対応について、こうしなければいけないとかそういうことはあまり決まっていない。我々、状況の変化に合わせて、とにかく常に議論をしていかなければいけないと思っています。

記者)
 県内のことで考えると、(ワクチンの)供給量とかという意味では4月の状況に雰囲気が近いのかなと思うんですけれども、あの頃県は市町村をきちんとまとめられて、高齢者施設を優先してかなり今となってはよかった判断だと思うんですけれども、雰囲気が似てきて数がちょっとどうなのかなという時に、またなにか県として市町村と協議してなにか方策を模索されたりとかというのは特段ございませんでしょうか。

知事)
 今、ワクチン供給量、この減ってきたワクチンをどういうふうに配分するかということについて、ほとんど県の裁量はない状態になっています。何箱ということが、人口比例で国の方からも指示されていまして、それがそれぞれの市町村にも情報は出ていますので、そこについて我々が工夫をする余地はほとんどない。今気がかりなのが、これまではスピード競争、どれぐらいいい段取りをしてマッチングをするか、ワクチンは入っているのにマッチングの段取りが悪いので予約をもたもたさせてしまって、もしくは(打つ)能力がないのに予約だけをするところはめったにないです、その能力を構築できないので予約も制限せざるを得なくなって、そういうことで本来のスピードが実現できなかった自治体がいくつかあったわけですけれども、これから先は、今度は、ワクチンは減ったとはいえそこそこある、能力もある、ただ打ちたい人が底をつくということがあってこれから少しずつ出てくると思います。これは、例えば高齢者についても全員が打ちたいと思っているわけではない、今64歳以下に接種券が配られるととりあえず数週間はうわーっと予約が取れないような状態になりますけども、またそこから1か月か山2か月すると、今度は予約の空きはあるんだけれども迷っている人たちが予約を取らないので、接種実績が伸びない。これはもう既にアメリカで起きていることでありますけれども、それに対してどういうふうにアプローチをしていくのか、情報を提供してこれは打った方が得なんだなということを納得していただけるようにするか、これは接種の主体が市町村ではあっても、市町村がそれぞれそういった広報をするよりも県でまとめて広報するというのは非常に大事なことだと思っていますし、ここは我々の知恵の出しどころかなと思っています。

記者)
 岡山の感染状況はステージ1まで抑え込み成功して、事業者含む県民の努力というのはもうそのとおりだと思うんですけれども、県の施策としてこの成果を導き出せた分析というのはいかがでしょうか。

知事)
 もう我々は我々なりに一生懸命やったつもりではあります。例えば我々がいろんなお願いをする時に常に葛藤になるのは、抑えるのに効果的なことをすると苦情の元になりやすい。時短についても、(午後)8時までの厳しい時短よりは9時までの緩やかな時短の方が苦情は少ないですとか、いろんなことを考えながらやるわけですけれども、我々もちょっと、あたかも私はもう選挙関係ないかのごとく、いろんな苦情は出るかもしれないけれども、とにかく150人を超えているこの大変な現状からもう一刻も早く状況を改善するということ、もうある種(そのこと)だけを考えてやったということはございます。お酒の扱いにしても、(時短要請の)時間にしても、常に厳しい方の制約を採用させてもらいましたし、また、大型店に対する土日の休業というのも国が求めている基準よりも厳しいわけですけれども、ここはもう県内の空気を変えるためにあえて大型店舗に無理なお願いをさせていただきました。あと、実際県庁の広報車にぐるぐる回ってもらって、私の声で非常に怖い声で厳しいお話をして、これはもうどれだけ私、たくさん人を怒らせたり、嫌な気分にさせたのかと思うともうちょっと大変怖いですけれども、もうとにかくなりふり構わず下げる方向にやった。警察にもお願いをしてずいぶんパトカーも出していただきましたし、もうそういった、あの時にはもうバランスということよりは、とにかく下げなければ、本当に大阪、兵庫であったような毎日数十人が死んでいくという、これだけは防がなければいけないということがございました。でも、やはり最後突き詰めれば、県民の皆さんがご協力していただいたということに尽きようかと思います。

記者)
 他県と比べて岡山が成功したという要因というと、やはり県民の努力になるんでしょうか。

知事)
 そうですね。それを成功というのか、早く落ち着いたのは、県民の協力、もうそれに尽きると思います。

記者)
 今日から、県民向けの宿泊クーポンであるとか、あと公共交通機関の利用促進の施策を始められましたけれども、これだけ感染状況が下がっている中でわからない施策ではないんですが、一方でリバウンド防止強化期間内での施策ということで、若干ちょっと拙速じゃないかなという感覚もあるんですが、どういう考えの中でやられたんでしょうか。

知事)
 おっしゃられるとおり、あれだけひどい目にあって、よく事業者支援なんてしようとするなっていうふうに思われる方がいらっしゃってもおかしくありません。私とすれば、さっきちらっとお話しましたけれども、県北の例えば旅館、ホテル、行楽地で、岡山ずいぶんよくなったらしいよということで、例えば関西からお客様が来られる。もうワクチンがずいぶん広まって、もうだいたいコロナが収まった1年後であればもう大歓迎なんですけれども、まだまだ関西圏、岡山のようにもからからになったわけではありません。デルタ株も継続的に出ているわけですから、そういった観光地のいろんなキャパシティを県民で埋めてしまうということの方がむしろ安全なんじゃないかということもありまして、私自身そういった経済を回すタイプの施策、これただではありません、税金を使ってやるわけですから。これがまたデルタ株中心の岡山県での第5波を呼び込むようなことであれば、このタイミングではしなかったと思いますけれども、むしろ私は、この県民限定の県内の周遊については、来る可能性はいまだに残っているデルタ株による第5波を抑える、もしくは遅らせる効果があると信じています。

記者)
 おっしゃることは非常にわかるんですが、一方で県民に対して外出の5割自粛というのを求めている中で、県がお金を出すので外に出てくださいというのは矛盾も感じるんですけれども、いかがでしょうか。

知事)
 実際先ほど、大変皆さん協力をしていただいたということを申し上げたわけですけれども、相対として協力をしていただいていますけれども、実際100人のうち100人が協力をしてくださったわけではありません。もう限界だとか、いやちょっともうここから先は協力できないよという声も県内でも聞いたわけですし、東京、大阪で起きていることを考えると、ある一定期間我慢していただいても、それがだらだら続いてくるとどっかの時点でぷいと横を向いてしまって、もうごめん、もう私は勘弁してねということで、なかなか全体のことを考えて自分の不便を我慢するということができない方が、比率として少しずつ増えていく。私の立場からすると、もう皆さんが常に感染防止を考えてくれた方が嬉しいわけなんですけれども、それぞれの生活があり、それぞれのお考えがある中で、あまり県全体の都合をそれぞれの県民に押しつけるというのは、かえって悪い結果を招きかねないので、やはりここもめりはりなのかな、それも不満が募ってはしょうがないので今はストレス発散の期間だというようなのは私にとってまだまだ無責任なことなんですけれども、先ほどのロジックで、県内で回ることによって県外からの流入をある程度防ぐ効果がありながら、それで今はそこまでぴりぴりしてないんだという期間をあえてつくるというのは、私はいいバランスだと思っています。当然ながら、いろんな考えがある中での決断ということは間違いありません。

記者)
 このタイミングという部分で、最悪の状況を脱して、今はゼロの日が続いて感染の伸びがある程度落ち着いてきている、ただ今後を考えれば、第5波が来てもおかしくないということもあると思うんですけれども、なので、今落ち着いている、まさにこの今をもってして、ある意味今しかないということで今回経済支援に繰り出すのかなと思ったんですけれども、そこはいかがでしょう。

知事)
 そういう面もあります。正直申し上げまして。世界中でずっと行ってきたハンマー&ダンスについて、どうしようもない時はハンマーで叩くような形で感染を抑えて命を守るわけですけれども、抑えた時に縮こまっていると実際経済が回らない、それは我々の給料が出ない、また税収が上がらないということになりますので、いざという時に使うべきお金が出てこないということになります。抑えた時に、いかに普段どおり生産活動、消費活動をするかということも実は意外と大事でありまして、見逃されがちですけども。例えば東日本大震災の時に、もう10年前ですけれども、東北地方、もう明らかに生産も消費も落ち込みました。本当にかわいそうだということで、そのいろんなニュースに接した、それ以外の地域の皆さんの消費も落ち込んだわけなんですけれども、それは経済学者からするともう大変な失敗でありまして、自分たちで不況を招き入れるようなことになりますので、かわいそうだし申し訳ないけれども、東北で消費が落ち込んでいる、生産も落ち込んでいるのであれば、それ以外の地域は、むしろ普段よりも1割増し2割増しで、よく働いて、よく食べて、よく動くという、消費の面でも生産の面でも普段よりも頑張って初めて、日本全体でペースをつかんで税収を上げてその復興に回せるということでありますので、あまりわざと抑えるということは、私自身、ちょっと経済学を勉強したのでそれはあまりよくないことだろうと思っています。ただ、はしゃぎ回ると当然リスクを不必要に高めることになりますので、粛々と生産活動、消費活動をこの期間は上げていくということです。

記者)
 とはいえ、仮にステージ3になるぐらい状況が悪化した場合は、躊躇なく取りやめるということですか。

知事)
 そうですね。これまでも頭ではわかっていましたけれども、今回痛感させられたのが、常に我々は遅れて事態を把握して、それを施策に落とし込んでお願いして、県民の皆さんがそれに従って行動を変えてもらって、結果が出るまでかなりのタイムラグがある。ですから、ステージ3になった、ステージ4になった、それではというふうに動いたのでは、今回のような大きな波になってしまう。今回は結局、死者があふれかえるようなことにはなりませんでしたけど、でも結構危なかった。それを考えれば、気持ち悪いな大丈夫かなというふうに思っていた、我々で言えば4月の中旬頃、その時にもう断固たる措置を取るべきだったというのが振り返っての教訓です。もしあの4月の中旬の時に、例えば23日に夜間外出自粛をお願いしたり、その1週間前に県外との往来自粛をお願いしたぐらいの時に、いきなり時短ということを言ったら、多分皆さん唐突だ、いやちょっとなんかおおげさすぎるんじゃないかという反応も多かったと思いますけれども、それぐらい早めにやることが大事なんだなというのが、今の県庁幹部の思いであります。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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