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2021年8月20日知事記者会見

会見写真

新型コロナウイルス感染症について

 私からは、3項目お話をさせていただきます。
 まず、新型コロナウイルス感染症についてであります。
 本県の感染状況は、8月18日発表分の新規感染者が300人を超えるなど、これまでに経験したことがない爆発的な感染拡大が起きております。
 本日から、まん延防止等重点措置の要請期間が開始となります。県民・事業者の皆様には、日中を含め不要不急の外出自粛、営業時間の短縮など、このたびの重点措置の実施に何卒ご協力くださいますよう、あらためてお願いをいたします。
 県としても、県民の皆様の健康と命を守るため、医療提供体制等の強化に取り組んでまいります。
 まず、新規感染者の急増に伴い、今後第4波と同様に宿泊療養施設や自宅での療養者が夜間に急変し、救急搬送される事案の増加が懸念されているところでございます。このため、岡山県精神科医療センター内の一時療養待機所を8月23日から再稼働させることといたします。
 次に、増大する県保健所業務の負担軽減を図り、感染拡大防止のための積極的疫学調査に注力できるよう、自宅療養者の健康観察業務を民間に委託することといたします。
 さらに、重症化の抑制に効果があるとされております中和抗体薬について、短期間の入院中に投与し、その後は宿泊療養施設で療養いただく試行的な取組を進めてまいります。

令和3年度9月補正予算案・コロナ関連分について

 次に、令和3年度9月補正予算案・コロナ関連分を取りまとめましたので、その概要をご説明いたします。
 お手元配付の資料をご覧ください。
 「1 予算編成のねらい」についてであります。
 感染再拡大に備えた医療体制の整備やワクチン接種の促進、中小企業が収益力向上のために行う設備導入等の支援に要する経費を中心に取りまとめたところであります。
 「2 補正予算額」でありますが、128億5,738万円となっております。
 「3 項目ごとの事業概要」についてであります。
 まず、「感染拡大防止策と医療提供体制の整備」であります。ワクチン接種を促進するため、一定回数以上の個別接種を行う医療機関や職域接種会場を設置する企業等を支援いたします。
 また、新たな宿泊療養施設の借り上げや運営の委託など、軽症者等の療養体制を整備するほか、感染症患者を受け入れる病床の確保に向けた医療機関への支援を引き続き行ってまいります。
 次に、「地域経済の維持と事業の継続のための支援」についてであります。県内中小企業が収益力向上のために行う設備導入等を支援いたします。 
 また、国の補助制度を活用し、感染拡大防止策の強化等に取り組む宿泊事業者を支援いたします。
 補正予算案の概要は以上でございますが、引き続き、感染拡大防止と地域経済の維持に全力を挙げてまいりたいと存じます。

東京2020オリンピックについて

 最後に、先日閉幕した東京2020オリンピックについてであります。
 東京大会では、岡山県ゆかりの選手が大いに活躍されました。特にソフトボールの原田のどか選手、野球の山本由伸選手は金メダル、自転車の大池水杜選手は7位入賞という素晴らしい成績を残されたわけでございます。世界トップレベルで競い合う選手の姿、県内のアスリートに対する刺激はもちろんのこと、県民に大きな感動、希望を与えてくれたところでございます。心からの敬意を表したいと思います。
 県としては、この栄誉をたたえ、金メダルのお二人には県民栄誉賞を、また7位入賞の大池選手にはスポーツ特別顕賞を授与することといたしました。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 新型コロナの医療提供体制について伺わせてください。病床使用率はまだステージ3の水準ですけれども、療養者数がもうステージ4の指標を大きく上回っています。つまり自宅で療養せざるを得ない方がかなり増えていくんじゃないかと推察されますが、県内の医療状況、医療体制の状況を、知事どういうふうに見てらっしゃるのかお願いいたします。

知事)
 これまでも何度かお伝えしていますけれども、この第1波、第2波、第3波、第4波、これまで我々、それぞれ特徴が違うなというふうに思っていましたけれども、第5波が大きく特長を変えていることからすると、似ていたな、大きさが違う相似形だったなというふうに、今からすれば思います。まず感染者数が伸びてきて、入院につながり、当然ホテル、それから自宅も含めた療養者数の増加につながり、その中から残念ながら重症者がある一定割合で出てきて、場合によっては死者も出てくる。それぞれを各10日、その母数の中の一定割合が次の段階に進みますから、少しずつ小さい山を作りながら、また遅れて、2週間遅れとか3週間遅れでそれぞれの山が上がってくるという、そういうパターンがあったわけであります、それは他県も同様なんですけれども。今回高齢者にほぼほぼワクチンが行き渡った状態で入ってきた非常に感染性の高いデルタ株ということですので、この新規陽性者数の立ち上がり方が猛烈に早い、またどこで止まるのかわからないぐらい数が出ているという面と、その割には高齢者が守られている、一番リスクが高かった高齢者が守られていることを現時点で反映して、これはもう入院しなきゃいけないという方が、今の時点で3分の1程度、また、いやこれはもう本当に人工呼吸器だという、俗に言う重症の方が、これだけ療養者を出している割にはまだこの程度で済んでいる。これは何度も言いますけれども、遅れて立ち上がってきますから、これから悪化するのは間違いないんですけれども、こんなにこの感染者数で大騒ぎしているぐらいのステージになると、これまでの感染で言えば、もうここ(病床使用率)も大騒ぎにその時点ではなっていたのと比べると、ここ(病床使用率)が比較的落ち着いている。まさにこれはもうワクチンのおかげだと思っています。また、岡山県の場合、ここ(病床使用率)がまだ現状では低いということが、なかなか我々がまん延防止等重点措置の対象候補に上がってこなかった一番の原因だと思っております。でも、この新規陽性者数がどんどんどんどん上がってくると、必ずその中から症状悪化する人が出てきます。これは、40代、50代の方もデルタ株だと症状悪化する率が高いということが言われていますし、我々も今実感しつつあるところであります。ですから、必ずこの数字(病床使用率)上がってきますので、今の時点で言えば、これだけ感染者を作っている割には、この入院患者、重症患者が少ないというのは、数字の事実ですけれども、これから必ず悪化しますので、もうとても我々自身も余裕がないということであります。怖いのが、それぞれ第3波のときも第4波のときも、波の真っ最中のときには感じていたわけですけれども、どこでピークを打つのかわからない恐ろしさがあります。これまで通用していた対策をすり抜ける大変感染性の高いデルタ株が相手ですので、いろんなデルタ株に関するデータが上がってきていますけれども、それぞれデルタ株の患者の体内のウイルスが、これまでの従来株と比べて1,000倍ウイルス量があるという報告、また別の報告では、いやいや1,200倍あるという報告も出ています。正確な数字はともかく、その2割増し、5割増しというレベルじゃなくて、猛烈に、これまでの従来株よりも体内でのウイルス量が多い、くしゃみの中にもたくさんのウイルスが入っているし、その一つひとつのウイルスが細胞に取り付きやすい性質を持っている。また重症化しやすい性質を持っているらしいということで、もう大変感染を止めるのは難しい状況ですので、ここ(病床使用率)が今の時点で低いからと言って、とても安心できないと思います。

記者)
 今回の自宅療養者の対応であるとか、お薬の話というのは、これまで伺ってないですけれども、そういった状況を踏まえて、新たにどういったことに取り組むのか、もう少し先ほどの発表より詳しく教えていただけないでしょうか。

知事)
 まず、これだけ感染者を増やしています。自宅療養なしということはもう無理です。軽症の方、無症状の方には、自宅療養していただくことになる、事実上なるわけですけれども。今自宅療養をされている方のフォローアップで各地の保健所がてんてこ舞いだということになっています。これは悪循環の入り口になります。今の自宅療養者の世話をしている、忙しい、電話も繋がらない、で、その新規感染者の周辺の調査がもしできなくなる、実際一地域の関東のいくつかの県というのはそうなっていたというふうに聞きますけれども、濃厚接触者の調査が十分できないと、注意喚起すべき人が本人も知らないまま周りにまたうつしていくということで、止められたはずの感染ルートも止められないみたいなことが起きて、さらに状況が悪化しますので、とにかく保健所の皆さんには、保健所しかできない業務にきちんと当たっていただきたい。電話をして、LINEでも、いろいろな形で自宅療養している人、普段はいいんですよね。ところが、ある一定割合で、1割であたり、2割であったりの人が1週間ぐらい経ったときに、突如として容体が急変するというのがこの新型コロナの特徴でありますので、どうなっているのか、本人でそれぞれの人に体温を1日何回も測ってもらう、またバイタル、酸素飽和度がどうなっているか測ってもらってそれを報告してもらう。今LINEで2回報告をしてもらい、電話を必ず1日1回してチェックをする。もしLINEが使えない場合は、電話で1日2回ということにしていますけれども、そういうことで毎日、1日数回チェックをして、当然ご本人がこれは苦しと言ったらご本人の方から連絡がありますし、何もなくても少なくとも1日、ですから2回、電話2回というのが一番頻度低いです。そのLINE2回プラス電話だと3回ですけれども、この状況がわかるように、それを保健所の保健師さん、もしくは保健所の事務員の方がやるんじゃなくて、民間に委託をするということで、保健所の負担を軽減をしていく、そういう取組を今始めているところでございます。あともう一つ、実際自宅で療養されている方、その方がちょっと急に容態が悪くなった、そういう方がすっと入院できるようにしておくというのは非常に大事なわけです。今のところ(確保病床の)3分の1しか埋まっていないと言うとまたちょっと誤解を生むんですけれども、これ県南が厳しいもんですから、県内ではもう半分以上埋まっている地区があります、多いです、県北だともう少し軽いです。で、ちゃんと入ってもらうようにするんですけれども、第4波のときには、それが非常に回りが悪い時期がありました。そこをなんとかするために、この酸素ステーションというものを作ったわけです。先ほど再開するということを申し上げた施設でありますけれども、県の精神科医療センター、岡大の医学部のちょうど近くにありますけれども、そこの敷地、空き部屋をお借りしまして、まず問題になるのが、夜間の入院がしづらいということで、昼間であれば比較的スタッフも潤沢にいますので入院できるんですけれども、夜というのは大抵ぎりぎりで回していますので、入院するときのいろんな業務が大変だということで夜間は断られやすい。そこでたらい回しになる。夜間しのいで、それで朝になってから入院できませんかとお願いすると、比較的スムーズにいきますし、夜をしのいだら、ずいぶん楽になりましたと言って、実は自宅に戻れる方もいらっしゃいました。非常にいろいろな問題が起きやすい夜をどうしのぐかというのが我々の問題意識でありまして、その酸素センター、一時療養待機所において、酸素を投与するだけではなくて、点滴をするですとか、解熱剤を処方するですとか、そういったこともしながら、きちんと夜をやり過ごして、その方の症状に応じて、入院につなげるのか、回復したということであればご自宅に戻っていただくのか、そういうことで、今言われている救急車でずっと何時間も過ごさざるを得ないですとか、たらい回しになるですとか、もしくは救急車で出たけど、何もできないまま自宅に戻らざるを得ないみたいなことを防ぎたいと思っています。我々として、この新規感染者数、陽性者数を減らすというのが、これ一番大事なことなんですけれども、それぞれの患者さんの流れがある一点で妙な形で滞ることで、そこからこの悪循環が始まっていかないように、よくある、重症病床が埋まってしまって、中等(症)の人が重症になったときに重症者としての治療が受けられずに、本来回っていればそれぞれのステージで適切な医療が受けられるのに、どっかが止まることでいろんなところに悪影響が跳ねていくということを、これだけ感染者を出していますけれども、極力岡山で起きないようにしたいということでございます。

記者)
 保健所の健康観察業務の委託ですけれども、保健所の負担軽減という部分はわかったんですけれども、療養者側にとってのメリットというかサービスアップとか、そういった部分はあるんでしょうか。

知事)
 そもそも我々、医療をきちんと提供するということで言えば、自宅療養よりは、(宿泊療養施設の)ホテルの方がいいと思います。(宿泊療養施設の)ホテルの場合であれば、なにかあったときにすぐ医療とつなぐことができますし、なにか不必要にそこから感染を広げてしまうというリスクも非常に低いということなんですけれども、例えばご家族とのことですとか、お子さんがいるからとか、いろんな事情で自宅療養を希望される方、一定割合でいらっしゃいますし、もしくは今もう(宿泊療養施設の)ホテルが厳しくなっているので、すいません軽症なので自宅でお願いしますという例は、他県で非常に多いと聞いていますし、岡山県でも患者が増えてくると、そういうパターンも少しずつ出てくるわけです。だからと言って、そこから必要な医療ができないということにしないために、バイタルを必ず取って、もしくは体温を測ってもらって、我々とすればモニターをしています。モニターという点では、(宿泊療養施設の)ホテルに収容することができれば、今、これまでずっと二つ(宿泊療養施設の)ホテルを使って、三つ目の(宿泊療養施設の)ホテルも倉敷にできたわけですけれども、そこだと看護師さんが常駐していますし、もう少し悪くなったらオンラインで医師との診察が受けられる。これは、全ての県でそうなっているわけではないそうでありますけれども、岡山県ではそういう仕組みができていますし、そのオンライン診療でこれはちょっと心配だなということがあれば、病院の方に誘導するということもできています。ぜひ、自宅であってもきちんとフォローするし、(宿泊療養施設の)ホテルだとかなりきっちりしたフォローができますけれども、入院されていない方でも、症状が急変して適切な医療を受けていただけないということが極力ないようにしていきたいと思っています。すいません、きちんと質問に答えられたかわかりませんが。

記者)
 今回の民間委託というのは、保健所の業務をそのまま民間委託するのであって、そこのサービスというのは変わらないということですか。

知事)
 保健所の機能がいろいろありますけれども、これは保健師さんじゃないとできないだろうというところを切り出すつもりは全くありません。保健師さんのサポート役、ここは実は保健師の資格がなくても、保健師としてのいろんな知識がなくてもできるようなというところを民間に委託をして、おやっというケースになったら即座に保健所につなぐようにしています。学校をサポートするときの発想と似ているわけなんです。先生には先生にしかできない仕事に注力してもらって、先生じゃなくてもできる事務仕事とかコピー取りとか、そういうことは別のスタッフにお任せしよう、そんな感じです。

記者)
 中和抗体薬なんですけれど、試行的な取組ですけれども、これは厚労省の通知に基づくものだと思うんですけれども、簡単に県のスキームといいますか、どういうスキームなのかという部分をお願いします。

知事)
 これも私も大変期待をしているものでありまして、タイミングが大事なんだそうです。症状が出てから遅くとも7日以内に投与をするということで、もう早ければ早いほどいいと聞いていますけれども、岡山県今、県内で33(の病院が)登録していて、今18の病院でその中和抗体薬、このカクテル療法をもう経験をしているということであります。重症化の抑制にもうすでに効果が出ているということを聞いているところでございます。あともう一つは、全員に投与しているわけではなくて、重症化リスク要因を有している感染者の方に投与している。この重症化リスク因子、65歳以上、もしくは高血圧、もしくは肥満、もっと具体的に言えばBMIが30以上で、悪性腫瘍をお持ちだ、もしくは慢性閉塞性肺疾患、COPDですよね、それから2型の、要するに普通の糖尿病を持たれている、そういった重症化リスクの高い方に、早い段階でこの薬を投与することで重症化リスクを下げるということであります。大変我々期待をいたしております。積極的に活用をしています。

記者)
 短期入院に対して行うとおっしゃいましたけれども、東京都では療養施設においてカクテル療法を行っていると思いますけれども、岡山県として療養者施設でのカクテル療法、そういった部分に拡大というのは考えていらっしゃるのでしょうか。

知事)
 もっと手軽にできないか、点滴だからかなり時間がかかるんだとか、注射であれば、飲み薬で、そういった研究がなされているということも承知していますけれども、現状は点滴です。あと、ちょっとワクチンに似ているんですけれども、やっていることも非常にワクチンに近い、抗体でそのウイルスのくっつくところを無効にするということですので、副反応が出る可能性がある、もしくは、点滴をした後に本当に副反応に近いアナフィラキシーショックが出る可能性があるということで、ある一定時間経過観察をすることになっているそうでありまして、やはりその間は医師の観察下にいた方が安全だろう、これはまだ使い始めたばかりの薬ですので、ちょっとわからないときには安全サイドということで、今医療機関でやっています。これから使い方がもっともっとよくわかってくれば、もう少し簡便なやり方ができるのかもしれませんけれども、現在我々は医療機関で使用をしています。

記者)
 9月の補正予算ですけれども、第5波が吹き荒れる中で、経済対策、感染防止策を盛り込みました。この補正予算にかける思いを一言、知事としてお願いします

知事)
 もうとにかくこの第5波を抑えなければいけない。我々これまで、第1波、第2波、第3波、第4波、岡山県では、また日本全国でも、これまでの波は結果的には抑えてきたわけなんです。ただこれ、波って必ず抑えられるもんだというふうに思われたら大勘違いでありまして、波ってなんか見ると、中学か高校のときに習った放物線みたいな感じ、もしくは点数の標準偏差みたいな感じに見えるかもしれませんけれども、これは抑え込んだから結果的にこんな形になっているわけでありまして、こういう形、発散する、もしくは爆発する、とにかく増えれば増えるほど勢いが上がって、もう止まらないという形になってもおかしくないわけでありまして、いくつかの国ではそういう形の、全国民に感染するぐらいの勢いでもうどんどんどんどん広がっていくということになっているわけです。今回のデルタ株というのは、その可能性がこれまでで一番高いわけです。これ、とにかく抑え込むために必要な予算を入れています。また、ちょっとそういうことを言っておいて矛盾するように聞こえるかもしれませんけれども、第1波もしくは第2波も含めてのときの教訓というのが、波の途中で抑え込むことに精いっぱいで、波が収まった後どうするのかというところまで考えが至らない、もしくは、それを抑え込むつもりなんだから、抑え込む可能性も十分にある、でも今そういうことを準備すること自体が不謹慎だみたいなことで、ちょっと思考停止、もしくは思考していたとしても外に言い出せないということがあったわけですけれども、だいたい3か月ぐらいの波ですから、ちゃんと収まったことがみんなにわかってから、さあやりますよって段取りをして、実際提案をして予算を取って、はいやりましょうというときには、次の波で実行できなかった、もしくは非常に中途半端な形で終わってしまったということが実際ありました。そういうことも考えて、波を抑える、感染を抑える努力と同時に、収まったときのことも考えておくという。ただ、考えはするけれども、実際に動き出せるのは感染が収まってからと、そういうタイミングを見ながら準備だけは、仕込みだけはしておくという発想で、この経済対策も同時に考えているところです。

記者)
 保健所業務の民間委託について、予算にあるサポートセンターの設置ということになると思うんですが、感染拡大地域の自宅療養者というのは生活上の不便が起きているという話の中で、まさに患者さん側にとってのメリットはないのかというところで、経過観察を代わりにやるということ以外に、なにかフォローする業務があったりということはないという理解でいいわけですか。

知事)
 今回の一番の目的は、保健所業務が逼迫をして、そこがボトルネックになって悪影響が拡散することをとりあえず防ぐというところに主眼がありますので、今回提案いたしました中に、自宅療養をしている方が特に便利になるとか、快適になるという直接の効果が入っているわけではありません。ただ、実際のところ、私が漏れ聞くというか、報道等から教えていただくのが、保健所業務が逼迫をしているせいで、自宅療養の方が、いやちょっと体調がこれまでと違うんだけれどというときに、電話をしても保健所が電話を取ってくれない、もしくは、これ以前、ちょっと場所は言いませんけれども、あったそうですけれども、容態が悪化している方の入院先が手配できたんだけれども、手配できたことを保健所に伝えて保健所からその方に連絡してもらおうとしても、保健所の電話が何回かけてもつながらないので、その病院がその患者をそのタイミングで受け入れることができなかったということも実際起きたということを私は聞いておりまして、保健所がぱんぱんになるのではなくて、普通に連絡が取れる状態を維持できるということで、多分一番安堵されるのは自宅療養をされている方なのかなということは思います。

記者)
 今回東京五輪で活躍されたお二人に県民栄誉賞を授与されるということなんですけれど、この授与の理由と、今大会の県勢の活躍、知事どういうふうにご覧になったでしょうか。

知事)
 それぞれ、県民栄誉賞で言えば、表彰規定が「広く県民に敬愛され、県民に明るい希望と活力を与えるとともに岡山県の名を高めることに顕著な功績があった」、まさにそういうことだよなということであります。これだけの結果を残すと、自動的にどうということではないんです。この表彰規定を見れば、いやもうこのお二人は間違いなく県民栄誉賞だなというふうに思いますし、大池選手のスポーツ特別顕賞についても、「オリンピック等の世界大会で顕著な功績を挙げるなど」ということですから、まさにそうだよなと。もう本当に文句なしの授賞なのではないかと思っています。東京オリンピックに関しては、コロナとの関連でいろいろなご意見が国民、県民の皆さんの間にあったわけですけれども、実際始まってみて、それぞれの競技の出場選手、特に日本の選手、地元ゆかりの選手の方が、どんな大変な思いをしてその日に臨んだのか、どんなことがあったのか、もしくはいろんな周りの方とのエピソードだとかを聞くと、いやこれは大変だったんだな、頑張ったんだな、こういうご縁があったのか、これが小学校の頃からの夢だったのかとか、中学のときにこんな先生とのご縁があって、これが恩返しになるのか、いろんな話がありましたよね。それで世界の選手と競い合って、全部が全部勝てるわけではありませんけれども、その中で立派な成績を残して、相手とも認め合って、たたえあってという、私はこれは本当にスポーツの素晴らしさだと思っています。コロナというのは人と人の仲を裂くような性質の、これまでどおりの接触をするともう酷い目に遭うわけですから、ついついなんか遠くなってしまって、遠くなってしまうと、やっぱり自分のことがかわいいので、独りよがりの、もう自分さえよければ他の人と(の交流は)勘弁してみたいなことにどうしてもなりがちなんですけれども、世界中から皆さん来られて、いろいろお国柄は違うし、置かれている状況は違うけれども、でもやっぱりみんな仲間なんだな、助け合って頑張らなきゃいけないんだなという、当たり前のはずのことを思い出させてくれる大会だったと思います。その中で、郷土ゆかりの選手が、非常にそれぞれの場面で大きな役割を果たしたというのはもう本当に嬉しいですよね。いつこの授与をさせていただけるかわかりませんけれども、直接お会いできる機会があれば、感謝の言葉を直接伝えたいと思っています。

記者)
 まだ授与式の日程というのは決まってないのでしょうか。

知事)
 そうなんです。もう私からすれば、できるだけ、おめでたいことですから、早く差し上げたいわけですけれども、これはご本人のご都合もおありでしょうし、あともう一つは、まん延防止等重点措置をやっている最中に、県境を越えてお越しいただくことになる、これはそれ自体いいことではありませんので、ちょっとタイミングが遅れるかもしれません。

記者)
 医療提供体制というのはまだちょっと余裕があるということなんですが、昨日からニュースになっている、千葉県柏市で自宅出産した赤ちゃんが亡くなったというニュースを聞いて、県内でも不安になっている妊婦さんはすごく大勢いるんじゃないかと思います。多分情報を求めていると思うんですが、県内での体制の現状と、今後国も体制確保を各都道府県に求めていくということですが、確認すること、備えておくべきこと、今言えることを教えてください。

知事)
 基礎疾患がない元気な人でも重症化する可能性がこれまでよりずっと増えているデルタ株ですから、リスクのある方をどう守るかというのは本当に我々も思っているところです。妊婦の方はそのリスクが普通の方よりもある、これはコロナに限らず当然のことであります。岡山県では、感染の調査、聞き取りのときに、保健所の方で妊娠されているかどうかということは聞き取るようにしています。ですから、最初、感染していること、女性であることはわかっていたけれども、妊婦であるとは知らなかったということは、岡山県では原則的には起こり得ないということです。これまでも、妊婦の方については全て聞き取って認識をしている。ただ、その妊婦の方になにか特別なことができていたかというと、妊婦であるということで、例えば高血圧ですとか、糖尿病ですみたいな形で、少しフラッグが立つわけです。そういったリスクの高い因子があると、これはもう本当にリスクが高いです。それが重なると、よりリスクが高くなりますけれども、先ほどの中和抗体薬の投与については、リスクが高い因子をお持ちの方を優先して投与しているというふうに申し上げましたけれども、そういうことで、リスクが高い人なんだというくくりで注意はしていますけれども、別に特別トラックみたいなものがあるわけではありません。あと、妊婦の方はそういうことでリスク高いわけですので、どういうふうに守るかというときに、やはりワクチンが有効になります。最初のうち、ワクチンについてわからないことたくさんありまして、妊婦の方にワクチン打ってみてそれで大丈夫なのかみたいなことが、例えば1年前にできていたわけではないですけれども、いろいろな事例が集まってきまして、妊婦は今のコロナのワクチンについて打っても大丈夫だということがいろいろな機関から推奨をされるようになってきました。それも、何週目までなら大丈夫というんじゃなくて、どの段階であっても妊婦にとってワクチンは打つべきだという推奨がなされるようになっていますので、ぜひとも妊婦の方こそワクチンを打っていただきたいと思っています。実際には、妊婦の方がお腹の子供のこともあるからちょっとワクチンがなんか心配だ、ワクチン打たずに感染しないように気をつけようというふうに思われている方、これはアンケート結果を見ても、もしくはインタビューを見ても、そういう方、ずいぶん多いように見受けられるわけなんですけれども、妊婦の方こそ、もしくは妊婦の方のパートナーの方こそ、ワクチンを打っていただきたいと思っています。

記者)
 現状では、柏市のような事態にはならないような状況に岡山県はあると認識していいですね。

知事)
 ならないようなということで言えば、どこの県もどんどん事態が逼迫してくれば、普段起きないようなことが起きる可能性はありますけれども、とにかく千葉県の事例でも、ちょっと残念なことがいくつか重なってああいうことになったと理解をしています。あそこまで保健所が忙しくなっていなければとか、そういうことであって、とにかく私とすれば、保健所がキャパシティオーバーにならないようにするということ、もしくはそれぞれの重症病床ですとか病院があふれるようなことにならないように、それが私は非常に大事なことだと思いますし、リスクの高い人とそうでない人をきちんと最初に分けておく、もしくは、今軽症で自宅にいても、酸素飽和度が93下回っているよ、今朝測ってみたら89になっているよとか、そういうときに適切な対応ができるようにしておく。これは、例えば感染の第5波の初期であれば、日本中ほぼ全ての保健所で対応ができると思っています。それはちょっと、わかりました、では入院しますねということで対応できるんですけれども、病院がいっぱいになってしまっている、もしくは、保健所がてんやわんやで、もうとてもそんな電話を全部受けられないような状態になると、そういった痛ましい、残念なことが起きる可能性が増えてくるということであります。岡山県で、そういったことは絶対起きないというお約束はできません。我々として、仕組みとすれば、今そういった事件があって振り返ってみても、穴があるとは認識していませんけれども、とにかく病院が埋まってしまったら、処理できないほどの業務が出てくれば、いろいろなことが起こります。だからこそ、我々感染しないように努めなければいけない、外出を抑制しなければいけない、会食などはもう止めなければいけないということでございます。

記者)
 先日の(新型コロナウイルス感染症)対策本部会議では、やはり県民の意識が変わらなければ命を守れないかもしれないとおっしゃられましたが、今日は、その県民の命を守らせるための様々な対策を発表されています。今日から(まん延防止等)重点(措置)期間始まりますけれども、県民とこの難局をどういうふうに乗り越えていきたいのか、県民にわかりやすい言葉で教えていただけないでしょうか。

知事)
 とにかく、県庁だけ役所だけで皆さんをお守りすることはできませんけれども、県民の皆さんが、これはかなり大変な事態だ、今我々が直面しているウイルスがこれまでと違って本当に怖いウイルスなんだということをご理解いただいて、それに応じた行動変容をしていただければ、私は必ず乗り越えることができると信じています。ぜひとも、このデルタ(株)ウイルスの危険性を理解して、行動を変えていただきたい。外出についても本当に最小限にしていただきたいですし、いろいろな予約があったとしても、旅行ですとか、帰省ですとか、会食ですとか、これはもう、ぜひともキャンセルをしていただきたいと思っています。これまでよりも短い時間で感染が成立をしてしまいます。子どもたちも非常にうつりやすくなっています。これまで私、ここで何度も子どもは意外とうつりにくいということを申し上げてきました。今、子どもも非常にうつりやすくなっています。この人たちは安全という人たちがもうなくなっています。ぜひ皆さんで気をつけていただきたい。ワクチンを打つ順番が回ってきたら、ぜひワクチンに手を挙げていただきたいと思います。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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