今議会を終えて
私からは、先ほど閉会いたしました9月定例会についてお話をさせていただきます。
今議会では、県政全般について幅広いご質問やご提言をいただきました。
新型コロナウイルス感染症につきましては、新規感染者数が減少し病床使用率も改善したことなどから、先月末をもって岡山県はまん延防止等重点措置区域から除外されたところでございます。あらためまして、これまでの県民の皆様、事業者の皆様のご協力に深く感謝申し上げます。
県では、今月末までを秋のリバウンド防止期間とし、引き続き基本的な感染防止対策の徹底を図るほか、ワクチン接種や医療提供体制等の整備を推進してまいります。また、度重なる感染拡大の影響により深刻な経営状況にある県内事業者に対し、新たな県独自の支援を実施するなど、事業者の状況に応じた必要な対策を講じてまいります。
今後も、かけがえのない県民の命と健康そして地域経済を守るため、今議会で議決をいただきました補正予算を活用しながら全力で対策に取り組んでまいりたいと存じます。
私からは、以上でございます。
質疑応答
記者)
先日の厚労省の専門部会でHPVワクチンの積極的勧奨の再開を検討される方向性が示されたことについてなんですけれども、これについて知事の考えを伺えますでしょうか。
知事)
これはもう本当に、私をはじめ関係者が熱望をしていた動きでございます。実際、まだ結論が出たわけではありません。ようやく第1回目の審議会が開かれて、その審議会、当然私もその資料を入手して読ませていただきましたけれども、もうそれぞれのいろいろなデータが、接種勧奨再開に向けて非常に前向きなデータがずらりと揃っておりまして、大変心強く思いましたし、それを受けてこの(審議会の)座長の方がかなり前向きな総括をされたということで、大変前向きな報道が出たと認識をしております。まだ結論が出たわけではありませんけれども、私、そもそもこの審議会が開かれるようになったということが大きなマイルストーンだと思っています。今の時点で計算をしても、8年以上積極的勧奨が中断をされ、それまで7割程度あった接種率が1%、もう要するにほとんどゼロになったわけであります。毎年2,800人の方が子宮頸がんで亡くなられているという状況が続いているわけですので、私とすればぜひとも一刻も早く積極的勧奨を再開していただきまして、諸外国並みの接種率を早急に取り戻したい。また、この8年間の間に接種の機会を逃してしまった方々にどういうふうに救済をしていくのか、これも考えてもらいたいなと思っています。あとすいません。せっかくいい質問いただきましたので、これまでの2価ワクチン、4価ワクチン、今使えるこの2種類のもので大体7割程度の子宮頸がんを防ぐことができると言われているわけでありますけれども、この9価ワクチン、もう200程度あると言われている種類の大事な順から9種類をカバーしているワクチンがもう既にあって、日本はもう承認はしているんです。ただ、無料の定期接種では使われることにまだなっていないものですから、ぜひこれが定期接種で使えるようになりますと、9割カバーできると言われています。この7割と9割、これ、掛け算をする母数が、この子宮頸がんに毎年なる1万人ですとか、もしくは亡くなられる2,800人ということを考えると、かなり大きいことになってきますので、ぜひそれも審議していただければと思っています。でも大変嬉しく思っています。本当にありがたい動きだと思います。あとすいません。これに至る一つ大きなマイルストーンがありまして、市町村にきちんと通知を出しなさいということが2度出されました。これでずいぶん、岡山県をはじめそれぞれの都道府県の接種率が上がったわけなんです。この通知を出す決定をされた方、私、すいません課長さんなのかどなたなのか存じ上げませんけれども、その方の功績は大きいと思っています。感謝申し上げたいと思います。
記者)
今日発足する岸田新内閣に対してのご期待というか。
知事)
今日発足する岸田新総理、本当に誠実な方でいらっしゃいます。そういう方が人生をかけて、新しい内閣を作る、しかもいろんな才能を生かしていくんだということで、年齢層についても性別についてもいろいろなバックグラウンドをお持ちの方で非常に新鮮な内閣を作られる。初めて入閣される方の数も大変多いと聞いております。私自身、大変な期待をしているところでございます。ぜひともこの難局にある日本、一歩でも二歩でも前に進めていただきたいと思っております。
記者)
昨日(10月3日)投開票が行われました、岡山市長選挙の結果についてご感想を伺います。
知事)
大森市長、3選を決められたということで大変おめでたいことだと思っています。首長選挙は現職がかなり知名度の面で有利ですので、接戦になったというのは私からすれば意外でありましたけれども、どうしてそういうことになったのか、たぶんずっと2週間回られた市長が一番よくご存知だと思います。私自身の1回目、2回目、特に2回目、3回目の選挙は、もう自分とすれば100%これが正しいと思ってやっているわけですけれども、それが県民の皆さんに理解してもらっているとは限らないし、伝わっているとは限らないということでありますので、どういうふうに修正されるか、この2週間、朝から晩まで回って市民の皆さんから得ることができたお話を基に修正をされることだろうと思っています。
記者)
コロナ(ワクチン)のことなんですけれど、2回接種の次にブースター接種というのを既に県によってはもう表明されて準備をされているところもあるように伺っているんですが、こちら(岡山県)ではその辺はどのようにお考えになっていますでしょうか。
知事)
イスラエルですとか先行して2回接種をした国、もしくはアメリカのように2回接種の後にいろいろな制約を取った国で、また再感染の報告も出ています。もともと100%ではないということをわかってやったわけですけれども、やはり抗体値が少しずつ落ちていく、これ自体はもうある種当たり前のことなんですけれども、3回目を打つことでまたその抗体の値がぐんと増えるということもありますし、岡山県としてもブースター接種に向けて今準備をしているところでございます。
記者)
(既に)準備をされているということですか。
知事)
はい。もうやるつもりで。はい。少なくとも心の準備はできています。これから具体的に段取りをしていく。当然国の指示に従って、実際にやるのは、医療従事者の場合は県で、それ以外高齢者の場合は市町村ということですけれども、その取りまとめ役になる県としてもいろいろな必要な準備をこれからしなければいけないと思っています。
記者)
めどとして、いつ頃開始をお考えでしょうか。
知事)
今公開で言われているのが、医療従事者は年内に始める、高齢者については年明けに始めると言われ、我々が皆さんが知らないような特別な情報を知っているわけではありませんので、国からそのワクチンが来なければ打てませんので、国の情報を受け取ってきちんと対応していきたいと思っています。
記者)
岸田新内閣の期待感をおっしゃったんですけれども、今日本でコロナ対策はじめ、防災、地方創生等その他課題があるわけですけれども、新しい内閣に知事としてどんな部分を一番注文をするということでしょうか。
知事)
私自身、特にコロナ対応ということで、これまでの県庁よりもより密接に国と情報交換をしなければいけない場面が大変多かったこの1年半、2年だったと思うわけなんですけれども、私自身、コロナの最初の半年ぐらいについては、諸外国での知見が日本での対策にちょっと生かされていないんじゃないかということを、個人的にも、もしくは県庁内でも一部考えていたこともあって、ずいぶん国に対して物申す場面もありましたけれども、その後はずいぶん妥当な判断、妥当な指示が下りてきているなと思っていたところであります。ただ、残念ながら国民とのコミュニケーションがなかなかうまくいっていない、よかれと思ってやっているのにその真意がなかなか浸透していないということもあったように思われています。岸田新総理、大変誠実なお人柄で評判の方で、私自身も何度かしかお会いしたことがございませんけれども、本当に毎回いい印象を持っている素晴らしい人格の方ですし、聞く力が大事なんだ、自分は聞くのが得意なんだというふうにおっしゃられています。ぜひ国民ときちんと対話を重ねながら必要な対応をとっていく、そういった内閣にしていただきたいと思っています。大変期待をしています。
記者)
内閣の面々について初入閣も多いという感想をおっしゃったんですけれども、そのあたりもうちょっと詳しく、どういう印象を持たれているかお願いします。
知事)
私自身、それぞれの国会議員について詳しいわけではありませんけれども、今報道をされている方々のお名前ですとか、バックグラウンド、読ませていただいた限りにおいては、非常にその方の、これを適材適所と言えるのかどうかわかりませんけれども、それぞれの方の能力を見て抜擢をしている部分も大きいように思います。いろいろな制約がある中でのこの組閣だと思いますけれども、これだけ新鮮な印象、もしくは期待感を持たせる、これ決定していない新聞辞令ではありますけれども、布陣になっているということは大変素晴らしいことだと思っています。
記者)
その一方で岡山の議員が今回ちょっと名前がない、岡山の出身の(議員)ですね。そのあたりについてはなにか思いとかありますか。
知事)
もうこれまで岡山選出の先生方が大活躍をしてこられたわけですので、いろんな順番というのはあろうかとは思います。
記者)
岡山市長選の結果について、接戦になられた理由を受け止めてどう修正されるのかというお話だったと思うんですけれども、県との今後の連携ということにおいて市長に求めること、どう修正されるかというところと絡めてもし一言いただければと思います。
知事)
先ほどの国との関係と非常に近いものがあるわけですけれども、普段であれば、県庁とそれぞれの市役所、町役場、村役場というのは、もう大体役割分担が決まっていますので、それぞれの役目をしっかりやる。ただ、特に県庁なんていうのは、市町村役場と全く無関係にできることの方がむしろ少なかったりしますので、きちんと事前に連絡をしたり相談をしながらやっていくわけですけれども、このコロナ対応ですとかワクチンのことですとか、もしくはコロナでいろいろ制約がかかって経営が厳しくなっている事業者の支援ですとか、そういったことになるとこれまで以上に市町村の役場と連携をする必要が出てまいります。我々27市町村の役場と連携をすると、実はそれぞれの市役所の中での縦の連携がいい悪いというのは残念ながら見えてきます。ですから、ぜひ役所の中の風通しをよくしてもらいたい。これ、岡山市役所に限ったことではありませんけれども。国の方は同じように、47都道府県あって岡山県庁こうだなというふうに思っていることもあるでしょうから、我々は我々自身の宿題をやっていくということであります。
記者)
特に3期目のということの大森市政に対して、期待される連携というところはいかがでしょうか。
知事)
私自身も3期目でありますので、私自身はやはり1期目の場合は自分が慣れていないから迷惑を掛けてはいけないということを非常に気にしておりまして、3期目になってくると自分自身が普通に接しているつもりなのに少しずつ年上に私も(なってきまして)、知事になったとき46歳で私より若い課長いませんでしたけれども、今55(歳)というと県庁の中でもそこそこいいお歳になっていますので、ちょっと指摘したつもりが実はすごく叱られたというふうに取られてもおかしくないようなことで、どうしても知事が怖いからちょっとこの話は相談しづらいなみたいなことが起きるんじゃないかということは、常に私、怖がっているというか気をつけるようにしています。これは岡山市長に限らず、全ての市町村長に当てはまることですけれども、3期目というのはそういうことなのかなというふうに思っています。
記者)
岡山県は手を挙げていらっしゃらないんですけれども、行動制限の緩和に向けた実証実験が進むことになるかと思うんですけれども、諸外国の例を見るとそれによって感染拡大した例というのもやはりあるかと思うんですけれども、岡山に関係ないエリアでも実証実験に手を挙げてらっしゃるところもあるかと思うんですが、あらためて受け止めの方、聞かせていただけますでしょうか。
知事)
私、実験をするというのはすごく大事なことだと思っています。もうどれが本当に正しいのかというのは神様しかわからないわけであって、もしくは地域の状況によって正しい解が違うことはもう十分考えられるわけで、それを勘でえいやと言ってすごい外れた、どちらに外れるか両方の可能性がありますけれども、ということが数か月後にわかるというのは本当によくないことでありまして、いろいろなタイプ、大都市の都心、郊外、中小都市、ちょっと田園地帯、いろんなタイプの場所でいろんなタイプの実験をすることができれば、やはりよりわかることも大きいのではないかなと思っております。なんにしても、失敗しても大した悪影響が出ないぐらいの範囲でいろいろな実験をして、その知見を基に全国にいろいろ広げていくというのがすごく大事なことだと思っています。これは、実験が行われることが大事であって、岡山県、他が全然手を挙げないんだったら意外と手を上げる県なんですけれど、今回他の県もずいぶん参加をされているので、わざわざ我々が手を挙げる必要もないかなと現時点で判断をしています。
記者)
総裁選の中でも議論があって、かつ知事会の提言にも含まれているんですけども、感染防止策の一端としてロックダウンも検討すべきだと知事会は投げられて、岸田総裁はどちらかというと否定的なコメントをされていたと思うんですけれども、そのような状況の中で、この議論はやはり落ち着いている今だからこそ進める必要があるべきなのか、あるいは知事としてはその必要性の是非をどう考えたのかお願いいたします。
知事)
47人の知事の中にはロックダウン的なことも考えておくべきだと考えている人が、2人、3人ではなくています。私もそのうちの一人であります。当然ロックダウンしたい人なんていうのは一人もいないと思いますけれども、一番よくないのが、今回アルファ株の大きな感染で第4波びっくりをして、それよりもたちの悪いデルタ株で大変な目に遭ったわけでありますけれども、どんな変異株がこれから出てくるかわからない、そのときにこれまで通用したやり方がその変異株に対して通用するかどうかわからないわけなんです。そのときにさあどうするんだ、超法規的にルールにないことを本当にできるのか、なかなか法治国家日本とすれば難しいところだと思うんですけれども、使う使わないは別として、今よりも大変制御が難しい状況に陥ったときに国民の生命を守るために必要な手段の検討をしておくというのは大変私は大事なことだと思っています。これが人気が出るような議論でないだけに、責任を持って静かなときに進めていく必要があると思っています。議論をして仕組みさえ作って、本当にそれをやるかどうかについては慎重に検討すべきだと思っています。
記者)
岸田さんに対する期待として先ほどコロナ対応というのを挙げられていましたけども、コロナ以外でなにかもうちょっと具体的に期待する政策というはありますか。
知事)
これは私に返ってくるような話ですけれども、よく選挙で立候補する人を探すときに、いやこの人がいいなという人は謙虚だから手を挙げないし、なんかすごく意欲を持って私この選挙に出たいんですという人はちょっとずうずうしすぎてちょっと不安だなみたいな、そういうことは時々言われるわけです。総理大臣になろうということですから、本当に控えめな人はそもそも手を挙げたりしないんでしょうけれども、そういう権力闘争の果てに、あれだけ人格者だ、本当に立派な人だ、周りのことも考えられる人なんだという人が選ばれるというのは、私はすごいことだなと関心をし期待をしているところでございます。なかなか今、これだというときにみんなが賛成してくれるなんてことはなかなか難しいわけですけれども、ぜひ岸田新総理、日本を率いて少しでも前に進めて、もうすいません、繰り返しになってしまうんですけれども、大変期待をしています。
記者)
国の政策としてなにか、コロナはやらなきゃならないというのはもちろんですけれども、こういう政策を進めてほしいというものは。
知事)
具体的にどうこうという、ここで一つ一つリストを挙げるつもりはありませんけれども、トヨタの豊田社長が言われた、真面目に一生懸命頑張っている人が報われる社会をつくってほしいというのは、この総裁選の中でいろんな方がいろんな要望を言われた中で一番私の心に響いた訴えでございまして、高度経済成長期のときもとにかくいろんな立場、家庭環境ですとかいろんなことあるんだろうけれども、一生懸命頑張っていれば、1週間、2週間で結果が出ないけれども、5年後、10年後はなにかいいことがあるんだと、ちゃんと家族を養って幸せなれるんだ、私これすごく大きかったと思います。ぜひ真面目に一生懸命やっている人が将来に希望を持てるようないろんな仕組み、地味かもしれないけれどもそういった仕組みを整備してくださるような政策をとってもらいたいと思っています。
記者)
前の菅政権のときと交代するわけですけれども、その交代によって県行政への影響というものはなにかあるんでしょうか。
知事)
同じ自民党政権でありますし、そんな我々が心配するような大きな変化はないと考えています。
記者)
コロナなんですけれども、最近感染者が落ち着いている状況が続いていますけども、岡山県はステージ2を維持していますが、近くステージ1に落とせる見込みはあるんでしょうか。
知事)
実際、必要以上に怖がらせるというのは私の本意ではありませんけれども、今広がってしまっているウイルスの種類がデルタ株であるということ、それから去年もそうでしたけれども、秋冬の場合は空気が乾燥しますし換気が難しくなってくる、そもそもコロナがなくても皆さんが風邪とか気管の病気にかかりやすくなる、そういう時期を迎えますので、あまり過度に実態のない安心感を与えるということは避けた方がいいのかなというふうにも思います。これもただ、今言っていることが2週間後変わるかもしれません。ですから、今現時点でステージ1になることはないという理由を申し上げているだけでございます。
記者)
コロナワクチンについてお尋ねなんですけれど、今2回接種を一生懸命進められているとは思うんですけれど、これはある程度いったら接種率が頭打ちになってくるかと思うんですけれども。
知事)
大抵の地域でそうなりますね。
記者)
健康面に不安がある、体調で(ワクチンを)打てないという方は難しいのかもしれないんですけれど、なんらかの不安視しているとかそういう理由で打たないという選択肢をされている方もいるのかなとは思うんですが、そういった方の接種率を伸ばしていくために知事としてどういうふうなこれからの方策が必要だと思われますか。
知事)
ここはそれぞれの自治体の知恵の出しどころ、もしくは工夫のしどころだと思っています。基本は、いかに今わかっていることをきちんとそれぞれの皆さんにお伝えするかということだと思います、これは脅してどうのこうのとかということではありませんので。実際、この例えば、わずか1、2か月だけでとってもワクチンを打った方がいい理由が続々と上がってきています。ご案内のとおり、岡山県でもいいですし、もう少しサンプル数の多い大阪という、まあ日本でもいいんですけれども、例えば岡山県で言えば、第4波よりも第5波の方が感染者数は多かったです、残念ながら。ただ、死者で言えば、第4波ときに出た死者と比べて、第5波の場合、10分の1以下になっています。コロナ死ということで言えば、コロナによる死亡ということで言えば、もうそれよりも20分の1に近い、もう激減をしています。また、いやいや2回打って2週間経っても感染している人が、ブレイクスルー感染もあるんだから、100%防げないという点じゃ一緒じゃないかということについては、もう確率がぐっと下がるということと、重症化する率もまたそこから10分の1になるということと、あと後遺症、重い後遺症で苦しむ率がワクチンを打ってかかった人とワクチンを打たずにかかった人だと倍ぐらい違うということが、つい2週間ほど前にイギリスから報告をされています。もしくは、かかった人も、かかって後遺症に悩んでいる人がワクチンを打って後遺症が軽減したという例もずいぶん報告をされているわけでありまして、このワクチンが実は体内でいろいろこのコロナ関連の残念な症状、後遺症であったりを防いでくれているということが報告をされている。あと、自分自身ではなくて周りの人も守る効果があるという、これをぜひわかってもらいたいと思っています。昨日高梁市に行って近藤市長とお話をしたわけですけれども、近藤市長ほんとに頑張られていまして、高梁市の接種率、非常に高いレベルまで今いっているそうであります。もうとにかくきちんと伝えると、もうほとんどの人が納得してじゃあそしたらということで打ってくれているので、高齢者は大体もうどこに行っても9割以上ですけれども、高齢者じゃなくてもかなり高い水準で仕上がりそうだというお話がありました。ぜひ、こういったうまくいっているところを見習って、今わかっていることについてできるだけわかりやすく丁寧に何度もお知らせしたいと思っています。
記者)
やり方として、なんらかのインセンティブを付けるということもあるかと思うんですけれど、その辺についてのお考えは。
知事)
今そういったことについて発表はできていませんけれども、そういったインセンティブを付けることも一つの可能性であります。私、その可能性を除外しておりません。そのインセンティブが新車になるのかどうかはしりませんけども、そういったことで、本人にとっても迷っているんだけれど、こういうことがあるとやってみようかなということの最後の肩を押して差し上げるというのは一ついいことなのかなと思っています。
司会)
それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。
知事)
ありがとうございました。